
1950~60年代に日本中で流行ったオドロキの「ある商品」とは?
西暦1950~60年代の、懐かしい、古き良き「昭和」の時代。
当時の子どもたちは缶蹴りやベーゴマ、メンコ、かくれんぼ、鬼ごっこ、ケイドロ・ドロケイ、水雷館長、長馬跳び、フラダンスなどをしながら遊んでいました。
さて、数ある遊びの中でも、「フランダンス」といえば、何といっても、ハワイの伝統的な歌舞音曲であり、「フラ」の言葉には、ダンス、演奏、詠唱、歌唱の全ての意味が含まれるのは、皆さんご存じのことと思います。
ちなみに、「フランダンス」の起源は、女神ラカが、モロカイ島の聖地カアナに、フラを生んだのがその始まりと言われており、そのお陰でカフラピコという祭りが開かれています。また、別説では、ヒイアカが、火山の女神ペレの気性をなだめるために踊ったのが起源ともいわれております。ようするに、「フランダンス」は、ハワイの伝統と緊密に結びつき、神聖なものなのであります。ちなみに映画「フラガール」は当時映画館に見に行ったことがあり、思わず涙しました。イイエイガダナー
そんな、ゆかいで楽しい「フラダンス」ですが、時々、フラダンスを踊りながら、誰もが「フープ」を回したくなることが良くあります。
「フープ」とは、「箍(たが)」のことであり、通常は、金属や竹でできた「輪」のことを指します。かつて、江戸時代には、箍(たが)屋(たがや)という、箍(たが)で、桶(おけ)を修理する職人がいたことは、皆さんご存じのことと思います。桶は、円形に組んだ木版の外側に、箍(たが)をはめて固定して作るのは、大体の人ならご存じのことと思います。
さて、そんな日本人にもなじみの深い、「箍(たが)」である「フープ」ですが、「フラ」と「フープ」を融合した遊びは、かつて一般的とはいえませんでした。
しかし、そういった遊びがなかったわけではありません。古くは、紀元前3000年前のエジプトでは。ブドウのツタで作られた輪を、棒で地面の上を転がして遊んでいたり、ダイエット用にフープが使われていたのではないかと言われています。
14世紀にイギリスで、「フーピング」が流行し、それから18世紀前半に、「フラダンス」と「フーピング」に類似点があることに気付いた人が現れたと言われています。
そこで、「フラ」という言葉を「フープ」に付け加えて新しくできたオモチャこそが……「フラフープ」なのです!!!
※1957年に、「フラフープ」は玩具会社”Wham-O”の創設者であるRichard KnerrとArthur Melinの2人によって再開発されました。※「フラフープ」は、「Wham-O」社の登録商標です。
どうやって遊べばいいの?「フラフープ」の遊び方とは?
ここだけの話、「フラフープ」の遊び方は、とてもカンタン。
「フラフープ(Hula hoop))は、直径1m程度のほぼプラスティック製の輪の中に入った人が、腰や首、腕、足などを「フラダンス」のように振って回転させて遊ぶのが、その特色ですだと言われています。これなら誰でも、お手軽カンタンに遊べますね!
一挙公開!「フラフープ」の日本での成り立ちとは?
アメリカで大流行した「フラフープ」ですが、日本では1958年10月18日に、東京のデパートで一斉に販売が開始されました。
価格は大人向けが270円で子供向けが200円。当時にしたら結構高いかな? それでも日本中で大大大ヒットすることとなったのです。
老若男女がフラフープに夢中になりました! なんでも、「フラフープ」は健康によいとされていたとか。まあ、体を動かすのですから、確かに運動不足にはならないかもしれません。
しかし、腸捻転などの事故原因と疑われてブームは一時で収束しましたが、結局、フラフープと腸捻転の因果関係は否定されているようです。
「フラフープ」が世の中にもたらした、その影響とは?
近年、「フラフープ」は、ポップカルチャーからダイエット、ヘルス、メディテーションまで、大きく影響を及ぼしているといわれています。これらのパフォーマンスにおいては、これまでのフラフープよりもさらに大きいサイズで、カラフルに蓄光やLEDライトを点灯させたり、ホログラムテープなどを使用したりして、超進化を遂げています。
ちなみに、「フラフープ」はサーカスの演目でも定番の様です。例えば、シルク・ド・ソレイユの「アレグリア」にも、「フラフープ」のパフォーマーが出演しているくらいです。スゴイですね!
「フラフープ」の世界記録
フラフープの世界記録としては、1976年8月19日に行われたフーピング持久力コンテストにおいて、10時間47分の記録が残っているそうです。
また、腰でフラフープを回しながら走る競技としては、以下の記録が残っています。
100M 13.84秒
1mile 7分 47秒
10km 男子 1時間 6分 35秒
10km 女子 1時間 43分
かつて、ギネスブックの2005年版には、円周12.8mのフラフープを30秒間回したということで、タレントの辻希美と加護亜依が記録を所持していたことがあったそうです。思わずビックラポンですね!
※「フラフープ」は、「Wham-O」社の登録商標です。
※資料・画像引用 筆者自身の撮影によるもの、もしくはメーカー・販売店サイト、又はWikipediaなど。
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※本記事に登場する、登場人物のキャラクターや言動は炎上しそうな箇所はおおむねフィクションです。
文/FURU
デジタル系ガジェットに散財する、サラリーマン兼漫画描き兼ライター。電脳ネタがテーマの漫画を得意とする→https://www.furuyan.com
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2020年3月26日(木)J-WAVE 「STEP ONE」の「LIFE IN SMART」に生出演しました!
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