お買い物へ行ったとき、こんな経験はありませんか?
「ついクレジットカードで何度もお買い物をして翌月の支払いが大きくなってしまった」
「クレジットカード払いで買ったのは良かったが、やっぱり月々払いにしたい」
「支払いは一括でと言ったものの、考えてみたら分割の方が良かった…」
毎月入ってくる収入は同じなのに、ついお買い物をして支払い額が大きくなってしまったことは、誰でもあることです。
そういうときはまとめてリボ払い! もアリですが、できれば分割払いに変更して金利を抑えて払っていきたいものです。
○ポイント
リボ払いは毎月の支払額を例えば1万円と決めて1万円+年率(残金に約15.0%かけ)を支払うため、残金が減るほど利息が少なくなっていきますが、トータルコストは分割払いよりも多めになります。
分割払いは総額に分割回数で決められた年率をかけ、利息込みで均等割りするため、利息はリボ払いよりも少なくなります。
(例)
5万円をdカードで分割10回払いした場合
・分割手数料は5万円÷100円×6.70円=3,350円
・支払い額は53,350円÷10回=毎月5,335円
5万円をdカードでリボ払いした場合
・5千円ずつの支払いで総額は53,352円(支払い回数11回)
・手数料の合計は3,352円
5万円であれば手数料にそれほどの差がでませんが、金額が大きくなると差が出てるでしょう。
そこで今回は一括払いのあとに、分割払いへと変更できるクレジットカード3枚とその締め日、手続き方法についてまとめてみました。
クレジットカード全てが一括払いの後に分割にできるわけではない
クレジットカードを持っていれば、後から分割できるということではなく、クレジットカードによりできるものとできないものがあります。
これはばかりはクレジットカードのサービスのひとつとなっているので、万が一に備えておきたいという方は下記で紹介する3枚から、すでに持っているクレジットカードを使ってしまっている方は、クレジットカードに問い合わせをして確認してみてください。
一括払い後に分割にできるクレジットカード3枚
1. 楽天カード
年会費無料で楽天市場、楽天トラベルなど【楽天グループ】をよく利用している方におすすめなクレジットカードです。100円につき1ポイントが貯まり、1ポイントを1円として使うことができるので使いやすさは群を抜きます。
・一括払いから分割にする方法
楽天e-NAVIの分割払いへの変更より変更する。
※2回払いは変更不可。3・5・6・10・12・15・18・20・24・30・36回払いに対応。
・一括から分割にできる期間
1.支払月の5日までに変更すると当月支払いから分割が可能。
2.支払月の6日から最長20日(23時59分)までに変更すると当月支払い分を翌月に繰り越して分割にできる。
<変更できない時間帯>
・毎月10日の22時から11日の18時まで。(当月分)
・毎月10日の22時から6時まで。(翌月分)
2. JCBカード
JCBカードはJCBWやディズニーカードなど多くのクレジットカードを発行しているため、ライフスタイルや好みによって選ぶことができるのが特長です。チケット割引、旅行の優待サービスもあり、ポイントは1,000円につき1Pですが、マイル交換や支払いに充当できるなど目的に合わせて使うことができます。
・一括払いから分割にする方法
My JCBより分割払いへ変更する。
※2回払いは変更不可。3・5・6・10・12・15・18・20・24回払いに対応
・一括から分割にできる期間
1.毎月3日までに変更。
2.信用金庫、新生銀行、信用組合など一部金融機関では月末か1日までに変更。
3. dカード
・一括払いから分割にする方法
dカードサイトかdカードセンターに電話をかけて分割払いへ変更する。
※1回の利用料金が5万円以上であること。iD利用分も変更可能。
※2回払いは変更不可。3・5・6・10・12・15・18・20・24・30・36回払いに対応。
・一括から分割にできる期間
引落口座により異なる。(詳しい口座ごとの申込期限)
つい使いすぎてしまったときは後から分割払いで計画的に返済しよう
後から分割払いは便利なサービスですが、計画性を持って毎月いくらであれば払っていけるのかを考えて5回払いや10回払いと回数を決めるのが良い方法です。
金額を決めずに、ただ10回払いでいいやというような気持ちで回数をきめてしまっては、手数料も増え完済までに月日がかかってしまいます。
また返済期間が長いほど、ストレスを抱えたり、返済日を忘れてしまっりすることもあるので少ない金額を長い回数で支払うことは避けて使っていきましょう。
文/クレジットカード研究Lab 編集責任者 志田愛仁(https://card-lab.com/profile/)
運営会社 バリューファースト(https://valuefirst.co.jp/)
雑誌編集者を経て、フリーライターとして紙媒体とWEBの両方で活動。その後バリューファーストの編集責任者となる。累計取材件数は1,200件以上。