お中元におすすめの商品
「どんな贈り物が喜ばれるのだろう」と、毎年、悩む人もいるのではないでしょうか?お中元として、おすすめの商品を紹介します。季節に合わせて、夏らしさを感じさせる商品が人気です。
コーヒーやビールなどのドリンク類
暑い夏は喉が渇くため、普段以上にドリンク類の消費量が増す家庭が多いです。そのため、酒類やジュース類は、どの家庭でも喜ばれる定番の贈り物といえるでしょう。
酒類は、ビールをはじめ、日本酒・焼酎・ウイスキー・ワインなど幅広くそろっているため、贈る相手の好みに合わせて選ぶと喜ばれます。複数の銘柄を飲み比べできるセットなども人気です。
また、子どもがいる家庭であれば、フルーツ果汁100%のジュースやオーガニックジュースなどがおすすめです。ヘルシー志向の人には、野菜ジュースや乳酸菌飲料などもよいでしょう。
夏らしいフルーツ・スイーツ
夏らしい季節感のあるフルーツも人気の贈り物です。定番なのが、メロン・モモ・スイカ・マンゴーなど、旬のフルーツです。
厳選したこだわりのフルーツを1種類贈る、もしくは、いろいろなフルーツを楽しめる詰め合わせを贈るなど、相手の好みに合わせて選べます。また、普段自分ではなかなか買うことのない、お取り寄せや高級感のあるフルーツも喜ばれるでしょう。
世代を問わず人気なのが、アイスクリーム・ゼリー・水ようかんなど涼しげなスイーツです。子どもがいる家庭でも、家族みんなで楽しめるため、おすすめです。お取り寄せや話題の地域限定スイーツなどを贈るのもよいのではないでしょうか?
相手に合わせて贈ることが大事
店頭で何を贈ろうか迷っているうちに、つい自分目線で選んでしまうこともあります。しかし、贈り物を選ぶ際の大切なポイントは、相手に合わせて選ぶことです。
例えば、お酒が苦手な人にワインを贈ったり、一人暮らしの人に日持ちしないフルーツを大量に贈ったりすると、迷惑になるだけでなく、感謝の気持ちも伝わりません。
まずは、できるだけ贈る相手のことを把握しましょう。食べ物の嗜好や家族構成だけでも分かれば、喜ばれる贈り物をきちんと選べます。こうした心遣いも、感謝を伝える一つの方法です。
どうしても相手の情報が少なく、商品選びに迷うときは、洗剤や調味料など日常生活で使用する消耗品を選びましょう。
お中元の時期を過ぎてしまったら
日々、忙しい生活に追われ、うっかりお中元を贈るのを忘れてしまうこともあるものです。そのようなときは、どのように対処したらよいのか紹介します。
暑中見舞いや残暑見舞いとして贈る
大切な人にお中元を贈りそびれてしまったときは、暑中見舞いや残暑見舞いとして贈ることで対処可能です。既にお中元用に贈り物を購入している場合は、暑中見舞い、または残暑見舞いの贈り物としてそのまま贈れます。
ただし、のしを変える必要があります。お中元と同様の『紅白の蝶結び(花結び)』を用い、水引の上部中央に『暑中御見舞』もしくは『残暑御見舞』と書きましょう。
それぞれの時期
暑中見舞いは、暑さが最も増す時期を指すため、『梅雨明けから立秋(8月7日頃)まで』が一般的です。また、残暑見舞いは、『立秋から8月31日』になります。
ただし、前述の通り、地域によりお中元の時期が異なります。そのため、暑中見舞いや残暑見舞いの時期にもズレがあります。
例えば、関東地方では7月15日までがお中元の時期で、7月15日から立秋までが暑中見舞い、立秋から8月末までが残暑見舞いになります。一方、関西地方では、8月15日までがお中元の時期で、8月15日以降が残暑見舞いです。
暑中見舞いや残暑見舞いを贈る際は、お中元同様に、贈る地域の習慣を確認しましょう。
お中元にお返しはする?
お中元をもらうのは嬉しいものですが、気になるのがお返しについてではないでしょうか?お返しはするものなのかも含め、お中元をもらう側のマナーを紹介します。
基本的には必要なし
お中元は、目下の人がお世話になった目上の人に贈るのが一般的です。職場の部下など目下の人からもらった贈り物へは、基本的にお返しする必要はありません。ただし、贈り物を受け取った報告とお礼をするのがマナーです。
同僚や兄弟・友人からの贈り物に関しても、お返しをしなければいけないという決まりはありません。付き合いの都合などでお返しをする場合は、暑中見舞いや残暑見舞いとして、同程度の贈り物をするのが一般的です。
また、お返しの贈り物にお礼状を添えて贈ると、気持ちも伝わります。
お礼状を送る
お中元をもらったら、できるだけ早くお礼状を送るのがマナーです。具体的な内容は、送る相手に合わせる必要がありますが、贈り物が届いたことと贈り物に対するお礼の気持ちを伝えるのがポイントです。
自分だけでなく、家族のことを考えて選んでくれた贈り物と感じるのであれば、『妻や娘も喜んでいます』というような一文を加えると、より気持ちが伝わるでしょう。
なお、お礼状は封書ではなく、はがきでも問題ありません。また、仕事上の取引先などへは、はがきに印刷されたお礼状が使われることも珍しくありません。ただし、目上の人や特別な人へのお礼状は、手書きがおすすめです。温かみが増し、丁寧な印象になります。
相手によっては電話やメールで
親しい友人や身内などへのお礼は、電話やメールで済ませるのも一つの方法です。ただし、仕事などで忙しい人への電話は、迷惑になる可能性もあるため注意しましょう。
また、基本的には電話でお礼をした場合でも、別途お礼状を送るのが正式なマナーとされています。「電話やメールでのお礼で大丈夫かな…?」と迷う場合は、マナーにのっとって、お礼状を送る方がよいでしょう。
構成/編集部