コロナ禍で増加するリモートワーカー。在宅勤務にパソコンはつきものだ。仕事で半日PC画面とにらめっこした後も、そのまま夜はリモート飲み会をしたり、スマホでSNSやソシャゲをしたりしていたのでは、目が休まる暇がない。疲れ目に悩まされている人も多そうだ。
そこで今回、4月7日に発出された緊急事態宣言の対象地域である 1都1府5県に在住の20~59歳男女正社員3,805名を対象にした「目への影響」に関するアンケート調査が行われたので、その結果を紹介していきたい。
テレワークで目の不調が増えたと感じる人は全体の6割以上、最も増えたのは「疲れ目」
調査結果では、テレワークを導入してから目の不調が増えたと感じる人は全体の 61.7%と半数以上。症状別では「疲れ目」に加え、「視力の低下」「小さい文字が見えにくい」など機能悪化を感じる人もいることがわかった。
さらに 76.3%がテレワーク開始から5日目までに何かしらの不調を感じており、15時から17時の間に不調を感じる人が最も多いという結果が出ている。
「職場で愛されるリーダータイプ」ほどモニターを真剣に見すぎて目の不調を促進
不調の内容として多くの人が「疲れ目」「視力低下」をあげているが、解消のための具体的な対策を取っている人は半数にも満たないことが浮き彫りになった。
また、自分自身について「人を動かすのが得意」「同じ職場の人から飲み会や食事会に誘われる」と回答している「職場で愛されるリーダータイプ」の人ほど目の不調が顕著であり、その背景には WEB 会議で「ちゃんと発言を聞き取りたい」「真意を伝えたい」と思うあまり、モニターに顔を近づけるといった行動があることがわかった。
今後は、緊急事態宣言解除後も多くの企業でテレワークが継続されることも予測され、目の不調を感じる人が増加することが考えられる。目に不調を感じた場合は、マッサージや目薬、遠くを見る等に加え、使用しているコンタクトレンズや眼鏡の度数があっているかどうかを再度チェックすることをお勧めする。
<調査実施概要>
調査期間 :2020年4月15日~20日
調査対象者:2020年4月7日に発出された緊急事態宣言の対象地域である1都1府5県に在住の20~59歳男女正社員
調査方法 :自記入式WEBアンケート調査
有効回答数:3,805人
実施機関 :株式会社ダブリュ・アイ・システム
出典元:株式会社ダブリュ・アイ・システム
構成/こじへい