新型コロナウイルスの感染拡大により、ビデオツールを使った「オンライン飲み会」が一つの文化になりつつある。
中でもオンライン飲み会との親和性が高いのが、国内で8,000万人以上が利用していると言われるLINEだ。「グループビデオ通話」の機能を使えば、誰でも手軽にオンライン飲み会を開催できる。
そこで本記事では、オンライン飲み会にLINEをする方法を紹介した上で、そのメリットを解説する。
LINEでオンライン飲み会をする方法
はじめに、LINEでオンライン飲み会をする方法を解説する。手順はとても簡単。「グループを作成」し、ビデオ通話ボタンをタップするだけだ。
まず、オンライン飲み会に参加する人で「グループ」を作ろう。全員がグループに参加したら画面右上の「通話マーク」をタップ。「ビデオ通話」をタップすると通話が開始する。
全員が揃わなくてビデオ通話は可能で、後から参加することもできる。また、iPhone/Androidスマホだけでなく、iPadなどのタブレットやPC(別途アプリのダウンロードが必要)からでも参加可能だ。
通話中に別のLINEに返信したい場合は、iOSの場合「画面上部の四角いアイコンをタップ」、Androidの場合はスマホの「戻る」ボタンをタップすることで、通話を続けながら返事をすることができる。
終了する時は、画面右上の「×」をタップする。(iOSの場合)
LINEをオンライン飲み会に使うメリット
ここからは、LINEでオンライン飲み会を使うメリットを紹介したい。初めてオンライン飲み会をする方、他のツールが使いにくいと感じた方は、LINEならではのメリットをチェックしておこう。
最大200名まで参加可能で時間制限はなし
LINEのグループビデオ通話の参加者は200名まで。しかも、時間制限がなく無料で利用できるのが最大のメリットだ。大人数でのオンライン飲み会でも、無料で制限なく利用できるのは嬉しい。
WEB会議サービスの「Zoom」も注目されているが、プライベートなオンライン飲み会にはLINEの方が適しているだろう。
もちろん、Zoomを使ってオンライン飲み会を開催することは可能だが、どちらかというとZoomはビジネス利用を前提に作られている。さらに、無料アカウントの場合、3人以上のグループ通話には「1回40分まで」と制限がある点も注意が必要だ。再度接続し直せば引き続き利用できるが、一度途切れてしまうのはやや面倒。
LINEには、こうした制限がないため気兼ねなくオンライン飲み会に利用できる。
エフェクト(加工)機能が充実
LINEのビデオ通話は、エフェクト機能も充実している。画面のエフェクトに加え、背景を隠す「バーチャル背景」も選択可能だ。顔出しをしたくない時は、顔にキャラクターのエフェクトをかけることもできる。
通話中、したに表示される「顔マーク」をタップし、好きなエフェクトを選択しよう。
利用者が多いので事前準備がいらない
例えば、ビデオ通話ツールとしては「Skype」も有名だ。しかし、過去に利用したことのない参加者がいる場合、アカウントの作成やアプリのダウンロードなどの手間がかかってしまう。
その点、利用者の多いLINEなら特別な準備をしなくても、気軽にオンライン飲み会に参加できる。
みんなで盛り上がれるゲーム機能も搭載
LINEのグループビデオ通話には、「Face Play」というゲームが備わっている。その名の通り「顔」を使って動作を行い、特定の相手と対戦ができる機能だ。「ただ話すだけ」の飲み会に飽きたら、利用してみては。
新機能「みんなで見る」で画面を共有
オンライン飲み会の需要増加を受け、LINEのグループ通話に新たな機能が追加された。それが、スマホの画面やYouTubeを参加者と共有できる「みんなで見る」機能だ。(LINE バージョン10.6.5から)
グループ通話をしながら画面共有ができるため、自分が見ているもの共有しながら、みんなで盛り上がることもできる。ビデオ通話中に右下のアイコンをタップすれば、画面シェアかYouTubeを選択できる。
文/oki