
「激おこぷんぷん丸だよ〜。一言でいうとチョベリバってやつ?あ、じゃあイベサーあるからーバイバイキーン!」
「ださっ!!」と思ったその感覚、大正解。
あんなに使っていたのにもう使いたくないと言われてしまった言葉たち。若い世代は、上の世代の人間が「当たり前だのクラッカー!」などとドヤ顔で使用する古びた言葉に対してガン萎えしてしまうものだ。
今回はバイドゥは10代女子が選んだ「もう使いたくない若者言葉・略語TOP10」を見てみよう。それじゃあ…おけまる水産?
10代女子977人に聞いた「もう使いたくない若者言葉・略語TOP10」
第10位 ガン萎え
「ガンガンに萎える」やる気が一気になくなった、熱が冷めた、全くテンションが上がらないこと。「ガン萎えなんすけどぉー」「ガン萎え~」のように語尾を伸ばすのもポイント。
現代の若年層のエッジな文化において、わかりやすく記号的な態度を珍重する文化は希薄化したのだろうか。よりニッチな言葉が短期に流行する。今は、そんな時代なのかもしれない。
第9位 バイブス
「ノリ」「雰囲気」「テンション」を表す言葉で、元はvibesという英単語。モデルの今井華さんがバラエティーに登場した際に多用したことが流行のきっかけとも言われている。「バイブスブチ上がる」「この店バイブスある」のように「良い雰囲気である」ことを強調する用語ですが多用されすぎたことによりちょっと安売り感がでてしまったのかも。
第8位 ワクテカ
心がワクワク、お肌がテカテカする、つまり期待を表す用語としてかつてネットの掲示板で多用された。ローマ字表記の頭文字をとって「wktk(ワクテカ)」と表記する人は気をつけよう。相当な古参のネットユーザだ。
第7位 フロリダ
早くもここで「フロリダ(風呂に入るのでチャットから離脱するの意)」が登場。昨年8月に発表したSimejiランキング「流行りの若者言葉・略語TOP10」では第7位にランクインしたにも関わらず。諸行無常の響きあり。
第6位 激おこぷんぷん丸
意味は、激怒している様子。もはやこれを言ってしまうと絶妙なおっさん味さえ漂わすのではないだろうか。激おこぷんぷん丸ムカ着火ファイヤーといったロングバージョンもかつてネットスラングとしてもてはやされた時代があった。
第5位 イベサー
「イベント・サークル」の略語でした。現在では、趣旨がわかりづらい集まりが増えるなど、ネガティブな印象がついてしまったようだ。景気よく楽しむ様を表す言葉としてもよく使われますがそもそもイベサー自体がこのご時世、実在しにくくなったのかもしれない。
第4位 バブみ
主に女性が男性に対して母性をくすぐられた際に使う言葉※1(例:バブみがある)。若い頃に使用した場合、年齢と母性とのギャップがいい感じに作用するが、年齢を重ねて使用すると普通に「おばちゃんが若者を逸脱したレベルで愛でている」状態になってしまう。その様子を目撃した若者がドン引きした。と想像するのは考えすぎだろうか。(※1:諸説あり)
第3位 チョベリバ
意味は「超ベリーバッド」最悪の意。「チョベリグ(超ベリーグッド)」と共にギャル的表現の最高峰であり、かつてのギャル文化が生んだ大いなる遺産とも言える用語だ。流行から早20年以上経った今も10代女子や若者に認知され続けている。たとえ使いたくないにしても、定期的に我々の脳裏を横切る。
第2位 ショッキングピーポーマックス
およそ2016年頃にSNSを中心に話題になった言葉。最近の若年層にはむしろ「かつてこのような言葉を使っていた世代や文化があり、それは二度と繰り返してはならない」といった戒めを込めて使うケースが散見される。意味は文字通り、「ショックなさま」「驚いている様子」。
そして第1位は…じぇじぇじぇ!
2013年NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」で大流行した。東北地方で使われるびっくりした時の表現だ。同年のユーキャン新語・流行語大賞の年間大賞を「今でしょ!」などと一緒に受賞したのももう7年前。昨日のことのようだ。
※集計期間 2019/11/18~2019/11/29 有効回答数 10代女子977
構成/ino.