渋谷といえば、都心の中の都心。有名企業のオフィスが入った大型ビルが立ち並び、商業施設は充実、おまけに、最新カルチャーの発信地としての側面もあるなど、あらゆる要素を兼ね備えた街だ。
その近くに住むためには多額の住居費が必要になりそうだが、実は、渋谷から20分圏内で通えるお手頃な平均家賃の駅が、いくつもあることをご存じだろうか?
そこで今回、アットホーム株式会社の調査より、渋谷まで20分圏内で通える駅の1R・1Kの平均家賃をまとめた「《渋谷へ通いやすい駅》平均家賃ランキング」を紹介していきたい。
■《渋谷へ通いやすい駅》 平均家賃TOP10
※アットホーム調べ2020年2月時点(今回の平均家賃は1Rを対象に行った調査によるもの)
続いて、ランキング上位3位の駅について、調査を行ったアットホーム株式会社マーケティングコミュニケーション部・西嶋優理子氏が語る、特徴と住みやすさのポイントについてお伝えしていきたい。
■1位「久我山駅」
急行と各駅列車の両方が停まる駅です。急行で乗り換えなし、渋谷まで16分、新宿まで19分というアクセスの良さが魅力。周辺は低層のアパートや戸建てが建ち並ぶ住宅街です。また、反対方面へ行けば吉祥寺まで3分。治安の良さも評価されており、一人暮らしにもファミリーにも優しい街です。駅周辺には久我山商店会という商店街やスーパー・ドラッグストアがあり、緑地や公園も多く、住みやすい街といえます。
■2位「溝の口駅」
JR南武線「武蔵溝ノ口駅」が隣接しており、乗り換えにも便利な駅。川崎市の真ん中に位置する田園都市線内では、第2位の乗降客数を誇るターミナル駅です。渋谷まで20分、川崎駅まで19分というアクセスの良さがうれしいですね。
周囲には「マルイ」や「ノクティ」などの大規模商業施設が立地しているほか、宿泊施設や金融機関、多くの飲食店も集まり、区の中心地となっています。ショップも充実しており、急行で1駅3分の距離には「二子玉川駅」もあるので、ショッピングには困りません。溝の口は物件数も多いため、希望する条件の物件に出会える確率も高いかもしれません。
■3位「二子新地駅」
川崎市高津区(二子)にある東急田園都市線・東急大井町線の駅で、 渋谷駅まで約17分。 駅周辺は住宅街が広がり、二子橋から続く駅西側の「二子大通り商和会」には老舗商店や飲食店が多く並んでいます。
駅北側の多摩川河川敷は、スポーツやバーベキューが楽しめる憩いの場で、1929年に始まった歴史ある「川崎市制記念多摩川花火大会」(開催時期が夏から秋に変更になり、現在は10月)も、毎年多くの市民に親しまれています。 大きな商業施設が揃う隣駅の二子玉川駅へも徒歩10分ほど。用途により駅を使い分けることができます。
西嶋優理子氏プロフィール
1993年生まれ。
2017年アットホーム入社。コンシューマーマーケティングを担当するプロモーション推進グループにて、家・街・暮らしの情報サイト「athomeVOX」などを担当。2018年より現職。アンケートによる住まいや暮らしのトレンド調査に携わる。
※アットホーム調べ
出典元:アットホーム株式会社
構成/こじへい