お墓を建てた後に後悔したことはある?
全石協が全国40代以上の男女1,373名を対象に「お墓を建てた後に後悔したことに関するアンケート調査」を実施した結果、「後悔したことがない」と回答した人の割合が高くなっている。
近年、永代供養墓や樹木葬は、一般墓地と同居する形で、同じ霊園内に設置されることが多くなり、霊園に出入りする石材店から消費者の状況に合わせた案内をされて購入するケースが多くなっているからと推測できる。
調査結果を見ると、「一般墓地(平面墓地)」を所有した方の74.8%は「後悔がない」と回答していることから、ある一定の満足度の高さが伺え、4年連続で73%を上回ると共に他のお墓の形態と比較し最も後悔した人が少ないことがわかる。
一方、永代供養墓61.4%、室内墓60.4%、樹木葬72.2%といずれも6割以上の方が「後悔したことがない」と回答しており、一般墓地を下回っているものの、調査を始めた2016年と比較し“満足度”が上がっている。
各墓地形態の後悔したことの最多は、一般墓地、永代供養墓、室内墓がそれぞれ「維持費が高かった」に対して、樹木葬は「別の区画(場所)にすれば良かった」という結果となった。サンプル数が少ないこともあるが樹木葬では「維持費が高かった」という回答は1件もなかった。
従来の「一般墓地」が、継承者への負担等の理由で選択肢から外すことがお墓の選びの傾向だ。
しかし、一般墓地を選んだ所有者と比較し、その他の形態の墓地を選んだ所有者が、何らかの理由で後悔している人の割合が多いという結果が出ている。後悔しないためにも慎重にお墓選びをしたほうがいいだろう。
お墓に関するアンケート調査概要
調査対象: 全国 お墓を所有している 40才代以上 男女
調査期間:2019年11月1日~2019年11月11日
調査方法:インターネット調査
有効サンプル数: 1,373名
構成/ino.