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満員電車の「密」を避けて通勤・通学をしたい人におすすめのスポーツ自転車サブスクサービス

2020.05.14

ロードバイクなどのスポーツ自転車ブームはすっかり落ち着き、ガチの趣味人だけが残った印象。確かに、フレームだけで数万~数十万円もする自転車には手が出ませんが、スポーツ自転車のサブスクがあるなら、気軽に自転車生活がはじめられると思いませんか?

サイクリングや自転車通勤・通学いかが?

外出自粛の動きが広がり、キャンプや登山などのアウトドア志向が高まっていますが、考えることはみんな一緒。キャンプ場は混雑、登山は自粛要請がなされる一方で、自転車ならソロ(一人)で楽しめて行き先も自由。WHOでは健康維持とソーシャルディスタンス確保のためサイクリングを推奨し、フランスでは自転車レーンが650kmにまで延伸される予定とか。

コロナ後の新しいライフスタイルを感じさせる自転車ですが、本格的なスポーツ自転車は買うと高いんですよね。その点、サブスクなら気軽に自転車生活をはじめられます。

「CycleTrip(サイクルトリップ)」は、高級スポーツバイクやE-Bikeのレンタルサービス。予約方法は、 https://cycletrip.jp/ja/(あるいは、03-6773-1210に電話)で、希望車種とプラン、予約日を伝えるだけ。当日は、指定場所にスタッフが直接届けにきてくれます。東京23区内対応で、上野、浅草、東京駅周辺であれば配達料は無料。

このレンタルサービスは2018年6月にスタートし、2020年2月まではインバウンド向けレンタルが軸でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、この売り上げがゼロに。そこで、通勤・通学、Uberなどの宅配事業向けに月額レンタルを開始したところ、レンタル単体での売り上げは昨年比4~5倍まで増加。また、車両の保有台数も2月初旬と比較して約2倍、一部を除いてほぼ全て貸し出されているほどの好評ぶりだそうです。

高級自転車は買うより借りる時代?

自転車ブームのときは、派手なウエアと流線型のヘルメットで走るサイクリストが多数いました。ロードバイクは競技のために生まれた自転車なので、これが正統派スタイルですが、ブームが過ぎて考えてみれば大げさだし、ちょっと照れくさい。もっと気楽に街乗りしたいですよね。

また、ママチャリなどの一般車とは違い、清掃や注油などのメンテナンスも大変で、お金がかかりすぎ。それなのに、奮発して買ったのにあっという間に乗らなくなり、「床の間自転車」(部屋の飾りと化した高級自転車のこと)になってしまった! というのもあるあるな話。

その点、月ぎめサービスなら、空気圧管理やE-Bikeならバッテリー充電など、日常的には簡単なメンテナンスだけでOK。1か月単位で気軽にスポーツ自転車に乗れるのはうれしいですよね。

自転車の種類をおさらいしよう

スポーツ自転車といっても、さまざまなタイプがあります。「CycleTrip」では、街乗り向けのおしゃれでスポーティーかつ、快適走行ができる車種ばかりをラインナップ。車両を導入するときには、スタッフミーティングを行い、自分たちが乗ってみてどうか? などを吟味しているそうです。最近人気なのは、USB充電できる車両。たしかに、「密」な満員電車を避けるため、通勤・通学のために選ぶ方が増えているそうです。

【ロードバイク】

舗装された道路を走るために作られたもので、スポーツ自転車の中ではもっともスピードが出せます。細いタイヤや握ると前傾姿勢になる下向きハンドルなどが基本仕様。一般車につきもののスタンドやカゴなどはつけず、必要最低限のパーツで構成されます。

【MTB(マウンテンバイク)】

舗装されていない山道など(オフロード)を走るために作られた自転車。デコボコの地面からの衝撃を吸収するためにサスペンションがついています。タイヤが太くパンクしにくいのが特長。早い速度で巡行するのには向きませんが、歩道の段差などが多い、都会の走行には快適です。

【クロスバイク】

マウンテンバイクとロードバイクを合体(クロス)させたような自転車。ロードバイクのスピード感と、マウンテンバイクのタフさを兼ね備えています。一般車の延長として、通勤通学や買い物などの普段使いにもうってつけ。

【E-bike】

スポーツ自転車を電動アシスト化したもの。子乗せなどの日常使いのものとは違い、軽量で変速ギヤを搭載するなどスポーツ仕様を追及しています。

◆「CycleTrip(サイクルトリップ)
https://cycletrip.jp/ja/
利用料:クロスバイク6,000円/月~、マウンテンバイク12,000円~/月、ロードバイク15,000円/月~、E-Bike18,000円~/月
※お出かけは各自治体の要請や、社会状況などに応じて判断してください。

取材・文/木村悦子

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