“おうち時間”の増大に伴い、普段は利用しないライブ配信サービスに手を出してみようかという人も少なからずいることだろう。
では、実際にライブ配信サービスを視聴している人はどんなコンテンツを好んで見ているのだろうか? また、「投げ銭システム」を利用している人はどれくらいいるのだろうか?
そんなライブ配信サービスに関する意識調査の結果が発表されたので、紹介していきたい。
なお本調査は、MMD研究所と株式会社コロプラが提供するスマートフォン向けインターネットリサーチサービス「スマートアンサー」により、2020年3月24日~4月1日の期間、ライブ配信サービスを現在利用している15歳~59歳の男女1,059人を対象に実施された。
ライブ配信サービスを現在利用者の利用状況「視聴のみしている」が88.0%
「ライブ配信サービスに関する調査」にて、ライブ配信サービスを現在利用していると回答した15歳~59歳の男女1,059人を対象に、この1年間のライブ配信サービスの視聴、配信状況について尋ねる調査が行われたところ、「視聴のみしている」が88.0%、「配信のみしている」が3.4%、「視聴も配信もしている」が8.6%となった。
先月(2020年2月)と比べたライブ配信サービスの利用状況、17.4%が「先月より増えた」と回答
ライブ配信サービスを現在利用している 1,059人を対象に、先月(2020年2月)と比べてライブ配信サービスの利用状況について尋ねる調査が行われたところ、「先月と比べて利用が増えた」が17.4%、「先月と比べて利用は変わらない(同じ)」が61.9%、「先月と比べて利用が減った」が20.8%となった。
前問でライブ配信サービスの利用が増えたと回答した184人を対象に、利用が増えた理由を尋ねる調査が行われたところ(複数回答可)、「家にいる時間が増えた」が51.1%と最も多く、次いで「暇な時間が増えた(自分の時間が増えた)」が39.7%、「好きな配信者の配信頻度が増えたため」が34.8%となった。
ライブ配信サービスで視聴しているコンテンツの上位は「トーク・雑談、音楽、ゲーム実況」
ライブ配信サービスを現在利用している1,059人を対象に、ライブ配信サービスで視聴しているコンテンツを尋ねる調査が行われたところ(複数回答可)、「トーク、雑談」が46.0%と最も多く、次いで「音楽」が43.1%、「ゲーム実況」が40.4%となった。
続いて、よく見ている配信者のジャンルを尋ねる調査が行われたところ(複数回答可)、「芸能人」が43.8%と最も多く、次いで「YouTuberの男性」が37.3%、「YouTuber の女性」が23.7%となった。
ライブ配信サービスを現在利用者の18.1%が投げ銭経験あり
ライブ配信サービスを現在利用している1,059人を対象に、ライブ配信サービスを視聴するときに配信者への有料アイテム提供(投げ銭)の経験について尋ねる調査が行われたところ、「毎回している/毎回していた」が4.1%、「よくしている/よくしていた」が14.0%と合わせて18.1%が有料アイテム提供(投げ銭)の経験があることがわかった。
続いて、有料アイテム提供(投げ銭)の経験者(n=191)を対象に、1回の配信で最も多く贈った時の合計金額を尋ねる調査が行われたところ、「501円~1,000円以下」が22.0%と最も多く、次いで「101円~300円以下」が20.4%、「2,000 円以下」が14.7%となった。
<調査概要>
「ライブ配信サービスに関する利用実態調査」
・ 調査期間:2020年3月24日~4月1日
・ 有効回答:1,059人
・ 調査方法:インターネット調査
・ 調査対象:ライブ配信サービスを現在利用している15歳~59歳の男女
出典元:MMDLabo株式会社
構成/こじへい