謎に包まれたイマドキ共学JKと女子校JKの生態。彼女たちはいったい、どんな異なる青春時代を送っているのだろうか?
そこで今回、LINEリサーチによる、高校1年生から3年生の女性を対象にした「通っている学校が共学か女子校かで高校生活にどのような差があるのか」を追求するアンケート調査が行われたので、その結果を紹介していきたい。
男子がいてもいなくても楽しい!イマドキJKの生活事情
「教室で勉強以外にすることといえば何?」という質問が行われると、共学・女子校ともに1番多かった答えは「おしゃべり」だった。次いで多かったのは「寝る」、「おやつを食べる」というもの。ここまでは共学・女子校ともに答え・順位に変化はなし。ただ、異性の目がないせいか、「寝る」という回答の子は女子校の方が多い傾向があった。
共学の学生に比べて女子校の学生から多く寄せられた回答のうち特徴的だったのは「着替える」という回答。共学では、「教室で着替えることなんて考えられない」と思うかもしれない。
一方、共学の学生の間で女子校よりも割合が多かったのは「恋バナをする」というもの。これは女子高に比べると、比率にして10ポイント以上多いという結果だった。男子が身近にいることで、「恋」に発展する機会が多いのかもしれない。
恋愛事情は共学圧勝?67%が「共学JKの方がモテる」と回答
「共学と女子校の女子高生では、どっちが男子にモテると思う?」と尋ねる調査が行われたところ、「圧倒的に共学の方がモテると思う」という声が寄せられた。
では実際に「今、恋している人」というのは、どちらの方が多いのだろうか?
今、恋しているのはどっちが多い?共学vs女子校
「付き合っている人がいる」「付き合ってはいないけど、好きな人がいる」という、現在進行形で恋をしている女子高生が多かったのは、やはり共学だった。
「付き合っている人がいる」割合が共学のほうが多いところをみると、これは「共学の方がモテそう」と大半の女子高生たちが予想した通りの結果となった。
では、恋していない女子校の女子高生は、高校生活に不満を感じているのだろうか?
そこで女子校の学生を対象に、高校生活の満足度について尋ねる調査が行われたところ、女子校特有のはっきりとした傾向が見られた。
女子校には女子校の良さがある!学年が上がるにつれ満足度が上昇
「共学の方がモテそう」「実際に恋している人が多いのも共学」
そんな予想・実態とも共学の女子高生の傾向がみえてきてはいるが、実は興味深いアンケート結果があった。
それは、女子校に入学し、年次を重ねていくにつれて「女子校で良かった」と思う人が増えていくというもの。
具体的な満足度の数値をあげると、
FJK(ファーストJK=1年生)の時は65.4%
SJK(セカンドJK=2年生)になると70.8%
LJK(ラストJK=3年生)には91.7%
となり、入学当初6割強だった満足度が、卒業を間近に控える頃には9割以上にまで上昇していた。
女同士で遊ぶことの楽しさからなのか、男子の目を気にしなくていいぶん思い切り好きなことをできるという自由度からなのか、理由は定かではない。
とにかく、卒業する頃には「女子校で良かった」と思う人がほとんどになっているという結果だった。長く通うほど、女子校の魅力の虜になるのかもしない。
【調査について】
LINEリサーチ(LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査)
調査対象:高校1年生~3年生 女性
実施時期:2020年3月27日~30日
有効回収数:909サンプル
出典元:LINE株式会社
構成/こじへい