DIME MAGAZINE
ととのえ親方が推薦するサウナ
松尾さんの『Saunner BOOK』には、「ととのえ親方が選ぶ絶対に行くべき“ととのう”ベスト37」という章もあり、各地から選りすぐったおすすめサウナが37か所登場する。参考までにその中から、都内のサウナを３か所ピックアップしてみよう。
・東京染井温泉 Sakura（男女OK）
松尾さんが「本当は教えたくない」と打ち明けるのは、ソメイヨシノ発祥の地にある、老舗旅館のような美しい佇まいの温泉施設。７段スタジアムサウナには、オートロウリュ（ロウリュとはサウナストーンにアロマ水をかけて蒸気を発生させること）が完備。水風呂の水深は100cm、外気浴用に開放感ある露天スペースがあるなど、まさに都会のオアシス。女性用にミストサウナ、エステ、ヘアサロンもあり、女性には特におすすめしたい。
【基本情報】
住所：豊島区駒込5-4-24（最寄り駅はJR・都営三田線の巣鴨駅、JR・東京メトロの駒込駅）
電話：03-5907-5566
利用時間：10:00～23:00（22:30受付終了）
定休日：なし
基本料金：1320円
公式サイト：http://www.sakura-2005.com/
・Sauna & Hotel かるまる池袋（男性専用）
関東最大級、「サウナ好きのサウナ好きによるサウナ好きのための極上施設」というだけあって、施設の充実ぶりに目を見張る。世界最高級の庵治石（あじいし）を使用した「岩サウナ」、セルフロウリュができるフィンランド式「ケロサウナ」、薬草を使った蒸気が立ち込める空間で立ったまま入る「蒸サウナ」、薪ストーブを備えたき火感覚が楽しめる「薪サウナ」の４種類のサウナ室が楽しめる趣向。また、シングル温度のサンダートルネードなど、水風呂が苦手な初心者からベテランまで対応した温度の違う４つの水風呂を備えている。さらに、レストランや休憩処、はてはコワーキングスペースまであって、松尾さんは「もう住みたい！」くらいと絶賛。
【基本情報】
住所：豊島区池袋2丁目7−7（最寄り駅はJR・東京メトロの池袋駅）
電話：03-3986-3726
利用時間：11:30～翌9:00
定休日：なし
基本料金：2980円
公式サイト：https://karumaru.jp/ikebukuro/
・アクア東中野（男女OK）
11種類もの風呂があって、屋外プールも併設している点が、第一のおすすめポイント。さらに、浴槽・シャワーには肌にやさしい超軟水を使用しており、「しっとりぬるっとした感触が気持ちいい」。15人収容のサウナ室は、遠赤外線で100度前後にしっかり熱くなっている一方、水風呂はバイブラで15度に冷えている。最後はプールでひと泳ぎできて、格別の体験を満喫できるとのこと。
【基本情報】
住所：中野区東中野4−9−22（最寄り駅はJR・都営大江戸線の東中野駅）
電話：03-5330-1126
利用時間：15:00～24:00
定休日：月曜（祝日であれば翌日火曜）
基本料金：470円＋サウナ料金500円
この記事では割愛したが、本書には、松尾さんの著名人サフレ12人が語るサウナライフや、医師が教える正しい水風呂の入り方など、これからサウナを始める人からベテランの域に近づいている人まで、お役立ちの情報が満載。読むと、あなたのサウナ感は大きく広がるはずである。
松尾大（ととのえ親方）さん プロフィール
札幌在住。福祉施設やフィットネスクラブを経営する実業家にしてプロサウナー。世界各地のサウナを渡り歩き、アリゾナの山奥で単身5日間断食断水後のサウナを経験。その後、海、川、湖、滝、なんと流氷まで水風呂がわりにしてしまうナチュラル派プロサウナーの道へ。札幌を訪れる経営者や著名人をサウナに案内し、“ととのう”状態に導いてきたことから“ととのえ親方”と呼ばれるように。2017年にはプロサウナーの専門ブランド「TTNE PRO SAUNNER」を立ち上げ、2019年２月には友人の医師らとサウナの最適な入り方を提唱する「日本サウナ学会」も設立した。著書に、本田直之氏との共著『人生を変えるサウナ術』（KADOKAWA）がある。
文／鈴木拓也（フリーライター兼ボードゲーム制作者）
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