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2時間かかる本を10分で読めるようになる!?プロが教える「速読」に必要な眼筋と脳のトレーニング術

2020.04.22

外出を控える必要がある今、家で何かスキルアップできるものを探している人もいるかもしれない。今回は、いつも読んでいるビジネス本などの速読にチャレンジしてみよう。

今回は、速読のプロに、将来的に1冊10分ほどで読める速読の技術を身につけるための、脳トレーニング方法をレクチャーしてもらった。

速読すると何分で1冊読めるようになる?

もし速読ができるようになったら、1冊どのくらいの時間で読めるようになるのだろうか? 「楽読(らくどく)」で速読インストラクターを務める青山ひろみさんに、初心者、中級者、上級者それぞれのスピードを聞いてみると…?

「本人にとってなじみのあるジャンルの本か、そうでないかによって差は出ますが、速読を習得していない一般的な方が、2時間かけて読む本であれば、レベルに応じて次の時間で内容を理解しながら読めます」

初心者 約1時間
中級者 約30分
上級者 約10分

「日本人成人の平均的な1分あたりの読書文字数は500文字といわれています。速読を習得すると、初心者の方で2倍、中級者の方で4倍、上級者の方で12倍ほどのスピードで読めるようになります。私が伝えている『楽読』という流派の速読では、本人の受講前速度と比較すると、2倍から7倍で熟読できる状態になります。

また速読の習得によって脳のパフォーマンスが高まり、本を読む場面以外でも情報処理速度が上がります。そのため、仕事の業務効率化、日常のコミュニケーション力の向上、メンタルヘルスなどでも効果が期待できます」

速読のポイント5つ

メリットの大きい速読。早速、勉強を始めたいと思った人は多いだろう。そこで今回は、速読の概要としてポイントを青山さんに教えてもらった。

1.文字を広くとらえる
2.頭の中で音読せず、見て読む
3.本と顔をある程度、離して読む
4.リラックスして読む
5.本の内容を予想しながら読む

「これがおおむね、速読のポイントになります。文字を広くとらえるのには、視野を広げる『眼筋ストレッチ』や『眼筋トレーニング』が必要です。目を鍛えるだけでは、本を速く見られるようになるだけで、内容まで理解できるようにならないため、脳のパフォーマンスを上げる『脳トレーニング』も必要です」

自宅でできる速読トレーニング方法

速読トレーニングの基本として、自宅で手軽にできる眼筋トレーニングと脳トレーニングをやってみよう。

●眼筋トレーニングの方法

1.両手の人さし指を体の真横に大きく開き、人差し指に視点を合わせ、左右交互に視点を行き来させる。
2.両手の人差し指を立て、片手を頭の上に、もう片方の手を胸の前に構える。そして人差し指に視点を合わせ、上下交互に視点を行き来させる。
3.人差し指を目から15cmほどのところに立て、近くにある人差し指に視点を合わせたら、今度は遠くの景色に視点を合わせるといったように、近くと遠くに視点を交互に行き来させる。

●脳トレーニングの方法

・英語の速聴を聴く
・日本語の文字を速く見る
・何でもよいので話す
・周辺視野(※)を意識する。ピントが完全に合っていなくてもいいので、常に周辺視野全体が見えている状態にする。

※周辺視野とは…人間は両目で左右約100~110度の範囲を見ることが可能といわれているが、実際によく見えている5度程度の領域を「中心視野」と呼び、それ以外の領域を「周辺視野」と呼ぶ。

「脳トレーニングについては、この4つのことを同時に行います。速読は“脳の可塑(かそ)性(※)”を利用したメソッドです。
同時に複数のことを行う作業を繰り返すうちに脳がスピードに慣れていきます。すると脳の高速処理が、当たり前の状態として働くようになります。高速道路で車窓の景色に慣れると、一般道の景色がゆっくりに感じられる状態になりますよね。それと同じことが、読書でも起こせるようになります」

※脳の可塑性とは…脳の細胞は一度失われる2度と再生しないが、脳への刺激により、脳細胞の配列が変化し、運動機能が回復されていくという理論に基づく考え方。

セロトニン分泌量を増やすのもおすすめ

速読の上達方法として、普段からセロトニンの分泌量を増やすというアプローチ方法もあるそうだ。

「速読に適した脳のパフォーマンスの向上に有効な脳内ホルモンに、『セロトニン』というものがあります。セロトニンは、一般的には『幸せホルモン』とも呼ばれているもので、多幸感、ストレケア、勉強効率向上、健康維持に効果が期待できます。

セロトニンの分泌量を増やすことを意識してトレーニングすることはもちろんですが、トレーニングをしていない時間においても、セロトニンが増えるライフスタイルを心がけると、より高い効果実感があります」

●セロトニン分泌のポイント

1.よく笑う

「日常からよく笑うことを心がけましょう。作り笑顔でもまずは大丈夫なので、ひとまず口角を上げてください」

2.リズム運動をする

「リズム運動をするとセロトニンが分泌されるといわれています。速読トレーニングをリズミカルに行ってみてください。日常では、軽めの運動、よく噛んで食べるなどがおすすめです」

3.トリプトファンを取る

「セロトニンを作り出すために重要なのが、必須アミノ酸のトリプトファンです。体内では十分な量が合成できないといわれていることから、食事から取り込む必要があります。多く含まれている食品には、大豆、卵、乳製品、マグロ、豚ヒレ肉、レバーなどがあるといわれています」

青山さんによれば、今回紹介されたトレーニング、取り組みに加え、すでに速読を習得したインストラクターをつけることも一つの方法だという。

「人間の脳は、すでにできるようになっていることを何度繰り返しても、脳力自体は上がりません。なので、速読力向上に向けて、適切な脳への刺激となる強度でこのトレーニングができているかどうか、インストラクターの指導を受けながらやると、より短期間で効果を実感できるでしょう」

家での時間が増えている今、速読のトレーニングに励むというのも一つの方法だ。人知れずスキルを磨いておけば、家で過ごす時間も有意義になるだろう。

【取材協力】
青山ひろみさん
速読インストラクター。これまでZoomでの速読レッスンを累計700回以上提供している。

楽読
https://rth.co.jp

速読動画講座(2020年5月6日まで無料配信)
https://rakudoku.sukumane.biz/sukumane/member/detail/7

取材・文/石原亜香利

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