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この時期から注意したい部屋の中の熱中症対策!熱中症に負けない体づくり「暑熱順化」のすすめ

2020.04.19

ここ数年、春先から急激に気温が上昇する傾向にある。そのため、体が暑さに順応できないため、多くの方が熱中症で搬送されている。

そこで今回、赤穂化成株式会社による、春から始めたい熱中症対策、“暑熱順化”について紹介していく。

ノザキクリニックの野崎豊院長は、春先に熱中症になる理由の1つとして、汗腺機能の低下をあげている。そのため、熱中症になりにくい体にするためには、汗をかける体にすることを推奨している。気温が上昇する4、5月を迎え“暑熱順化”を獲得することが大変重要になる。

暑熱順化とは、暑さに対抗するための「より高い体温調節機能」を一時的に獲得することをいう。暑熱順化を獲得すると汗腺機能が高まり、しっかり発汗できるようになることで体温の上昇が防げ、熱中症の予防につながる。

暑熱順化を獲得するためには、汗腺の機能を高め、上手に汗をかける体にすること。手軽に行うことができるウォーキングやジョギングなどの「運動」や「入浴」がお薦め。入浴ではシャワーではなく、しっかり湯船に浸かり発汗することが重要だ。

暑熱順化の際には、汗をかくため、脱水に注意が必要。こまめに水分とミネラルの補給を心がけよう。水分とミネラルの補給を行うことで、血液循環量が増え、汗をかきやすくなるため、暑熱順化を獲得しやすくなる。

また、汗と一緒に失われた体の健康維持に必要なミネラルは食品や飲料から補給する必要がある。推奨飲料は、ミネラルが手軽に補給できるミネラル入りむぎ茶。無糖でカロリーもなく、カフェインを含まない、誰でも毎日、しかも手軽に飲める飲料ということも推奨理由だ。

さらに、ミネラル入りむぎ茶には、「血流改善効果」や「体温下降効果」もあり、熱中症対策飲料としても効果的。暑熱順化を獲得するには、数週間程度必要なので、今から行っていこう。

春も熱中症に注意!昨年の5月は7月並の気温を記録。今年の夏の予報は?

昨年の7月は記録的な日照不足や低温に見舞われた一方、4月には沖縄・奄美以外で高知県四万十市と大分県・日田市で「真夏日」(30度以上)を記録。東京、名古屋でも「夏日」(25度以上)を記録した。

さらに5月下旬には、全国的に7月並の気温になるなど、熱中症による搬送者数も前年の約2倍となる4,448人(5月)が搬送された。本格的な夏を前に熱中症に注意が必。

気象庁の予報によると、今年の夏の気温は平年並か高いと予想され、暑さが厳しい夏になるとされているため熱中症への万全な対策が必要だ。

出典:総務省消防庁

■冷夏でも熱中症が発生する可能性あり!

熱中症は高温時に多く発生しますが、冷夏のときには暑熱順化ができない、もしくはできにくいため注意が大事。

元々体温調節が苦手な小さなお子様や高齢者はさらに注するべき。冷夏のときにも意識的に暑さに慣れるよう暑熱順化を行うことと、日頃の水分、ミネラル補給が熱中症予防のためには重要だ。

熱中症とは?日中だけではない、夜間熱中症に注意!

■熱中症が起きるしくみ

高温の環境下で、体内の水分やミネラルバランスが崩れたり、体温調整機能が破綻することで、体内に熱がこもり発症する。体温上昇、めまい、体のだるさ、ひどい時には痙攣や意識障害、さらには最悪死に至る。

通常、体内の熱は皮膚の血流を増やしたり、汗をかくことで、体外に放出されるが、気温や湿度が高いと、多量の汗をかいても体内の熱を外に逃がすことができず、体内の水分、ミネラルバランス、体温調節機能が崩れ、熱中症になってしまうのだ。

■日中だけではない。「夜間熱中症」に注意

気密性の高い住宅では、日中の日差しで壁や天井に熱が蓄えられ、夜に放射熱となって室内に流れ込んでくるため、夜間でも室温が下がらず、夜間熱中症が発生する。特に壁がコンクリート造りの場合、熱が冷めにくいので夜になっても室内の温度が下がらない。熱中症のほとんどが室内、夜間に起きている。

※日中:午前5時~午後5時
※夜間:午後5時~午前5時
出典:東京都福祉保健局

■熱中症に注意が必要な人

体温調節機能が未発達な乳幼児や暑さを感じにくく、体温調節や発汗機能が低下している高齢者は特に注意が必要。

熱中症に負けない体を作る、“暑熱順化”とは?

■なぜ?春に熱中症搬送者が多いのか?

人は汗をかくことで体温を調整しているが、春先の体は冬に汗をかく機会が少なかったため、汗腺機能が低下し、上手く汗をかける体になっていないため、暑さに順応できず熱中症になってしまう。

■ “暑熱順化”を獲得して熱中症に負けない体を作る

暑熱順化を行うにあたり重要なのは、汗腺を鍛えることで上手に汗をかける体にすること、すなわち、発汗を促す自律神経反応、ならびに汗腺の働きを活性化すること。

具体的には、手軽に汗をかけるウォーキングやジョギングなどの「運動」や「入浴」を推奨する。入浴はシャワーだけではなく、しっかり40~41℃・10分程度湯船に浸かり、深部体温を約1℃上げ、発汗することが重要だ。

※暑熱順化とは、徐々に体を暑さに順応させること。暑熱順化を獲得すると、体が上手に発汗できるようになるため、体温の上昇を防ぎ、熱中症の予防につながる。

■ 運動や入浴が難しい方

普段の生活を少し変えるだけでもいくらかの暑熱順化が可能。例えば、冷房の効いた涼しい部屋だけで過ごし、汗をかく必要のない生活を送っていると、急に暑い環境にさらされたときに、体温を調整する機能を発揮することができない。

冷房の設定温度を高めにする、朝夕は室内に外気を取り入れるなど、冷房に依存しすぎない工夫をし、少しずつ体を暑さに慣れさせよう。

また、暑熱順化には数週間程度必要なので、暑さが本格化する前の春先から行うことを心がけよう。

■暑熱順化“獲得すると汗腺機能が向上

■“暑熱順化”にあたり脱水症に注意

暑熱順化を獲得するためには、たくさんの汗をかく。その際注意したいことは脱水症状を起こさないこと。

意識的にこまめな水分とミネラルの補給を行おう。十分な水分、ミネラル補給を行うと、血液循環量が増え、汗がかきやすくなるため、暑熱順化も進みやすくなる。

水分、ミネラル補給が同時にできる飲料としてミネラル入りむぎ茶を推奨する。「血流改善効果」や「体温下降効果」もあり、熱中症対策に効果的で、安全に暑熱順化を進めるための最適な飲料と言える。

医師が推奨する「ミネラル入りむぎ茶」が熱中症対策に効果的

■「熱中症対策」に効果的な“ミネラル入りむぎ茶”『血流改善効果』と『体温下降効果』

「熱中症」は、水分やミネラル不足から体温調節機能が破綻し、身体に熱がこもることで引き起こされる。 発汗により熱が放出されるだけでなく、体内で発生した余分な熱は血液によって皮膚表面に送られることで、その熱が体外に放出され、血液の温度を下げることで体内の熱を下げる。

そのため、水分やミネラルが不足して血液がドロドロ状態になると、血液の流れが悪化し熱を放出しにくくなるため、熱が体内にこもり「熱中症」に陥ってしまう。そこで、ミネラル入りむぎ茶の血流改善効果が、「熱中症対策」に効果的であると言える。

また、ミネラル入りむぎ茶は、体の余分な熱を奪い体温を低下させる「体温下降効果」もあるため、「熱中症対策」に効果的と言えるだろう。むぎ茶は医薬品と異なり一般の食品のため、これらの効果は緩やか。カフェインも含まないので、お子様から高齢者、冷え性の方、妊婦の方も安心な飲料と言えまる。

【血流改善効果】

健常な男性22~23名にミネラル入りむぎ茶と2種類の一般的なむぎ茶を飲んだ後に、一定量の血液が流れる時間を測定すると、ミネラル入りむぎ茶が最も血液流動性が高い結果となった。

ミネラル入りむぎ茶のみ、統計的有意差のある改善がみられた。(ミネラル無しのむぎ茶A、Bでは有意差は認められなかった。)

【体温下降効果】ミネラル入りむぎ茶を飲んだ場合

ミネラル入りむぎ茶を飲むと腹部、胸部の体温が1.7℃下がった。

腹部・胸部の体温が1.7℃下がったが、手先などでの変化はなし。冷え性の方でも安心。

熱中症だけではない、水分、ミネラル不足で起こる健康リスク「高血圧」「血栓」

水分やミネラル不足により血液がドロドロになることで高血圧を招いたり、血栓ができることで心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす可能性がある。その対策として血流改善効果のあるミネラル入りむぎ茶の飲用がオススメ。

特に高齢者は加齢に伴い動脈硬化が進み高血圧になる方が多いためミネラル入りむぎ茶の飲用は効果的。また、血液がサラサラになることで、血栓予防にも効果的だ。

ミネラル入りむぎ茶で、体の健康維持に欠かせない“ミネラル”も補給

汗をかいた時だけでなく、人は皮膚や呼気から「不感蒸泄」(ふかんじょうせつ)と言って、体重が70kgの人で1日に約1L近くもの水分、ミネラルが失われている。その時、水分だけでなくミネラルを一緒に補給することが重要。

ミネラルは、体の調子を整えるために必要な栄養成分で、5大栄養素の1つ。体内で作ることができないため、食品や飲料から補給する必要がある。熱中症に効果的なミネラル入りむぎ茶は、手軽にミネラルが補給できるのでこまめに飲用すると良いだろう。ミネラルが不足すると疲れ、めまい、動機などの体調不良などが起こる。

※5大栄養素:たんぱく質・脂肪・炭水化物・ビタミン・ミネラル

効果的な水分、ミネラル補給「点滴飲み」

熱中症は発生した当日の水分とミネラル不足から起こるのではなく、数日前からの不足が原因で発生する。また、水分とミネラル補給は、一気に行っても血液内に吸収された時にしか効果がないので、少しずつ継続的に飲む「点滴飲み」が効果的。体重が70kgの人では、1日に約2.5Lの水分摂取が必要だ。

生活シーンや体調に合わせた飲料の選び方

■ミネラル入りむぎ茶

適度な塩分とミネラルを含み糖分を含まないことから、「エネルギー消費量はさほど高くないが汗をかく」という、日常生活を過ごす大半の方に推奨できる最適な熱中症対策飲料。

■スポーツドリンク

大量に汗をかいた時に飲用することを推奨。ただし、エネルギー消費量がさほど高くない大半の人にとっては、糖分が多いため糖尿病(一過性の)リスクや、肥満リスクに注意が必要。

■経口補水液

脱水症状に陥ってしまった後、特に医師から脱水状態の食事療法として指示された場合に限り飲んで良い飲料。自己判断で予防的に飲むと塩分の過剰摂取になることがありますので注意が必要だ、

<専門家プロフィール>

野崎豊 先生(ノザキクリニック院長)
日本小児学会専門医、認定産業医/日本体育協会 公認スポーツドクター 日本東洋医学会 代議員/漢方専門医/臨床内科医会専門医

出典元:赤穂化成株式会社

構成/こじへい

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