愛があればお金なんて……と言っていられるのは最初だけ。お金は心のゆとりを生み、なければ気持ちが貧しくなる。
「この甲斐性ナシ!」なんて今どき罵ったりする妻は少数派だろうが、夫の稼ぎが家計の出費と釣り合いが取ればければ、なんとなく嫌なムードが家庭以内に流れるものだ。
では、世の主婦たちはどれくらいの世帯年収を理想としているのだろうか?
そこで今回、主婦1,125人を対象とした「家計のお金事情」に関する意識調査が行われたので、その結果を紹介していきたい。
家計は、「食費」のやりくりが一番大変?
はじめに「家計は妻と夫どちらが握っていますか?」と尋ねる調査が行われたところ、6割以上が「妻(66.7%)」と回答した。
では、家計を管理している妻は、現在の世帯年収に満足しているのだろうか?
そこで、「現在の世帯年収に満足していますか?」と尋ねる調査が行われたところ、6割以上が「いいえ(60.8%)」と回答した。今の世帯年収にまだまだ満足していない主婦が多いようだ。
続いて、「家計のやりくりで重いと思うものを教えてください(上位3つ選択)」と尋ねる調査が行われたところ、1位「食費(68.4%)」、2位「水道光熱費(58.5%)」、3位「家賃(31.2%)」の順番になった。
具体的な意見は以下の通り。
・「クレジットカード使いすぎ!!」(30代/北海道)
・「光熱費や食費をチマチマ節約しても、1回外食したらチャラ」(30代/神奈川県)
・「夫の飲み代を含めたお小遣いが高すぎる!!」(30代/埼玉県)
・「旦那の酒とタバコがなくなればかなり楽!」(30代/福岡県)
・「食費節約のため安いスーパーや、見切り品ばかりでたまに悲しくなる…」(40代/愛知県)
理想の世帯年収、「1,000万円以上」が最多に
では、家計をやりくりしながら、自身がちょっとした贅沢をしたい場合のお金はどう捻出しているのだろうか。
「プチ贅沢したいときのお金はどう捻出していますか?」と尋ねる調査が行われたところ、「ポイントサイト(62.2%)」と回答した人が最も多く、以降、「副業(9.0%)」「短期バイト(6.1%)」「投資(4.7%)」「アフィリエイト(0.6%)」と続いた。
ポイントサイトを経由して、ゲームアプリに登録したり、アンケートに回答したりと「ポイ活」をして、お金を捻出しているようだ。
一方で、主婦の方が考える理想の世帯年収とはどれくらいなのだろうか。
そこで、「現在の生活水準からの理想の世帯年収を教えてください」と尋ねる調査が行われたところ、「1,000万円以上(30.5%)」と回答した人が最も多く、以降、「500万円(18.3%)」「800万円(15.8%)」と続いた。
ところで、自由に使えるお金を作るために、夫に隠れてやっているお小遣い稼ぎの方法はあるのだろうか。
そこで、「ここだけの話、夫に隠れてやっているお小遣い稼ぎの方法はありますか?」と尋ねる調査が行われたところ、2割以上が「ある(21.7%)」と回答した。
具体的な方法は以下の通り。
・「メルカリで旦那が使わなくなったものを売る」(30代/愛知県)
・「独身時代の貯金で株式投資」(40代/愛知県)
・「株式売買、純金プラチナの積み立て」(40代/大阪府)
・「空いた時間に手作りのものをネットで売っている」(40代/千葉県)
世間の主婦たちは、慎ましい努力をしてお小遣いを確保しているようだ。
調査概要:『主婦のお金事情に関する調査』
【調査期間】2020年2月28日(金)〜2020年2月29日(土)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,125人
【調査対象】主婦(女性)
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
出典元:株式会社LENDEX
https://lendex.jp/
構成/こじへい