初任給でプレゼントを購入する場合、お礼の意味も込めて両親に贈る人が多いでしょう。プレゼントの相場や、父・母それぞれに喜ばれるおすすめのアイテムを紹介します。両親にとって、我が子からのプレゼントは一生の宝物になるでしょう。
プレゼントの選び方と相場
これまで学生だった人にとって、就職して初めてもらう『初任給』は特別なものです。
初めてのお給料を記念して、お世話になった人や両親にプレゼントを購入する場合、プレゼントにはどんなものを贈ればよいのでしょうか?
仕事や生活に関連するものから考える
まず、誰にプレゼントを贈りたいかを明確にしましょう。両親や家族にプレゼントを贈る場合は『生活に関連したもの』が喜ばれます。
日々の食事が楽しくなるような食器類や、家事を楽にしてくれるキッチン家電などがおすすめです。
相手が仕事をしている人であれば『仕事上で役立つもの』がよいでしょう。名刺入れやネクタイなど、ワンランク上のものをプレゼントすればより気持ちが伝わります。
相手の趣味がわかっている場合、『趣味のもの』を贈るのも悪くはありません。
しかし、こだわりがある人は自分で吟味して買いたいという気持ちが強いですし、既に持っているものと被る可能性もあるでしょう。誰からも喜ばれ、毎日活用できるものが理想です。
相場は1~3万円程度
プレゼントの相場は、もらった初任給の額や贈る相手によって異なりますが、1~3万円程度が妥当です。初任給の10分の1前後を目安にするとよいでしょう。
父親と母親に別々にプレゼントをする場合はそれぞれ1万円~、両親にまとめて贈る場合は3万円~が目安です。
財布やアクセサリーなどの小物類をそれぞれに贈るとすると、最低でも1万円は必要でしょう。3万円の予算であれば、ワンランク上の家電や台所用品などがプレゼントできます。
なお、就職先が県外などで1人暮らしをしている人は、生活に支障がない範囲の金額にしましょう。大切なのは金額よりも気持ちがこもっているかどうかです。
両親にプレゼントするなら
両親へのプレゼントを選ぶときは「2人が一緒に楽しみを共有できるかどうか」を考えるのがポイントです。
『生活に密着したもの』を選べば日々の暮らしがより豊かになりますし、『非日常が楽しめるもの』であれば気分転換になるでしょう。
食べ物や食事ギフト
『食べ物』はもらってうれしいプレゼントの代表格です。2~3万を予算とすると、高級牛のステーキ・魚介類・ワイン・老舗の菓子など、選択肢の幅は広いでしょう。
自宅で食事をするのが習慣であれは、食べ物にプラスして、夫婦箸やペアのグラスなどを添えると喜ばれるかもしれません。
ホテルのビュッフェや有名レストランなどで使える『ペアお食事券』は、楽しい思い出を作る機会を与えます。自分たちでは選ばないようなすてきなお店をチョイスして、両親に感謝の気持ちを伝えましょう。
生活を少し楽にする家電
親世代は、生活を楽にしてくれる時短家電や最新家電に疎く、昔からの家電を壊れるまで使うというスタンスの人が少なくありません。
両親の家事負担を少しでも軽減させたいという人は、生活に役立つ便利な家電を選んであげましょう。
障害物を自分でよけながら部屋を掃除する『ロボット掃除機』や軽くてパワフルな『コードレス掃除機』、自動調理も可能な『多機能オーブンレンジ』は、幅広い世代に受け入れられます。
両親の健康を考えるなら、加湿機能が付帯した『空気清浄機』や『ハンディマッサージ機器』などもおすすめです。
非日常を楽しむイベントや旅行
近年はカタログのなかから選べる『体験ギフト』が人気です。有名旅館やホテルでの宿泊のほかに、ゴルフ・陶芸・温泉などのアクティビティなど、体験の種類は多岐にわたります。
もらった方は自分が好きな体験が選べ、贈る方は「何を贈ればいいか」と悩む必要がないのがメリットでしょう。
予算を高めに設定すれば、宿泊施設を備えたレストラン『オーベルジュ』のチケットも購入できます。
また、両親のリクエストを聞いて、温泉旅館やホテルを直接予約するのも親孝行です。新婚時などに訪れた『思い出の場所をめぐる旅』を企画してあげるのもよいでしょう。
父や母それぞれにプレゼントするなら
父と母それぞれにプレゼントをするときは、相手の好みや生活習慣を考慮しながらプレゼントを選びましょう。それほど高額でなくても、我が子が初任給で買ってくれたものは一生の宝物になるはずです。
父親にはネクタイなど仕事関連のもの
父親が仕事をしている場合は、ネクタイ・ビジネスバッグ・万年筆・パスケース・腕時計など、仕事でも身に着けられるものを贈りましょう。既に持っている場合が多いですが、子どもからの贈り物は格別です。
ネクタイやワイシャツは、普段父親が選ばないような色や柄を選んであげると喜ばれます。専門店は価格が高いですが、質がよいぶん、長く愛用できるというメリットがあります。
ハンカチや靴下などの小物類とセットにしてプレゼントするのもよいでしょう。
「いつもボールペンしか使っていない」という父親には、万年筆がおすすめです。万年筆は数千円から1万円前後が相場なので、初任給のギフトとしてはぴったりです。
母親にはアクセサリーやフラワーギフト
女性は何歳になってもおしゃれを楽しみたいと思う生き物です。子どもが生まれてから、おしゃれが後回しになり、自分のためにお金をかけてこなかったという母親も少なくないでしょう。
「いつまでも若々しく元気でいて欲しい」という気持ちを込めて、ピアス・イヤリング・ネックレス・ブローチなどの『アクセサリー』をプレゼントしてあげましょう。
母親の普段のファッションに合わせて選ぶのが理想ですが、迷ったときは奇をてらわないシンプルなものがベターです。
また、花束やアレンジなどの『フラワーギフト』もおすすめです。県外などに離れて暮らしている場合は、地域の花屋から花束を直接届けてもらう『全国のフラワーギフトサービス』を利用しましょう。
構成/編集部