都道府県によって生活習慣は異なる。ということは、都道府県によって痩せている人、太っている人の割合も異なるのでは…?
今回、とても興味深いランキングを発見した。
それがアンファーが全国4700人に実施した「ニッポン健康大調査」で明らかになった『2019年度版 肥満要注意ランキング』。ぜひ自分の都道府県が何位なのかチェックしてほしい。
あなたの県は何位?「2019年度版 肥満要注意ランキング」
平均BMIが高いランキング
1位 高知県 : 見た目から入るタイプ!?見せかけの健康に惑わされないで!
肥満度要注意ランキング全国1位に輝いたのは、高知県!アンケートによると、体を動かす、スポーツ・運動をするという健康意識も全国41位と低く、1日の運動頻度は全国41位、食生活スコアも39位と低位である。
一方で、自分の外見ケア(筋肉量)を気にしているランキングが全国4位と、外見に対する意識は高いが、運動する理由は、「体を鍛えることが流行っているから」が全国5位となっており、健康のためではなくとにかく他人に劣らないよう、見せかけの健康を身にまとい、マウントをとっているように伺える。
47位 富山県 :県をあげて健康への取り組みを実施!結果にコミット!
アンケートによると、食生活スコアは全国6位であり、朝食をしっかり食べ、間食習慣も全国3位と、とにかく食事に気をつかっている。
また、富山県では、県をあげて、健康への取り組み「とやま健康ラボ」を行っており、楽しみながら健康運動に取り組めるよう、健康にまつわる様々なコンテンツが用意されている。
最後にメディカルチェックスタジオ東京銀座クリニック院長の知久正明氏のコメントを紹介したい。
ドクターに聞いた「BMIを下げるポイント」
『肥満は万病の元』ともいわれており、特に生活習慣病(高血圧・脂質異常症・糖尿病など)からくる内臓脂肪の蓄積タイプの方は将来、心臓血管病や脳血管疾患、がんなどの病気のリスクが高まるという報告が医学的にされています。
BMIの平均値が横ばいから少しでも下がっていることは、健康意識が高まっている可能性があります。特に日本茶の産地でBMIの平均数値が低いように思われ、カテキンなどのポリフェノールが影響している可能性も推察されます。
また、お酒をよく飲む県ほど肥満気味であり、カロリーオーバー、運動不足、睡眠の質の低下が影響していることが考えられます。
BMIを下げるポイントとしては定期的な有酸素運動や食事のバランスがあげられますが、特に県レベルで取り組んでいる県では平均値が低くなっていることが、今回のデータが裏付けていると思われます。
調査概要
※1:2019年8月7日発表「ニッポン健康大調査」抽出条件は以下の通り。
対象人数:4700人
調査対象者:20歳~69歳(男女)
対象エリア:全国
調査方法:インターネット調査
調査対象者:47都道府県各100名(男女各50名)
構成/ino