ドコモ、auに続き日本で三番目に利用者の多いソフトバンクは、2020年3月から5Gのサービス提供をスタートした。
そこで本記事では、ソフトバンクの5G料金プランや対応端末の特徴について紹介したい。ソフトバンクの5G料金プランは、シンプルでわかりやすいのが特徴だ。国内で、ソフトバンクのみで提供されるスマホ端末にも注目しよう。
ソフトバンクの5Gはいつから使える?
ソフトバンクは、2020年3月27日から5Gのサービス提供を開始。同日からテレビCMでは「5Gって ドラえもん?『登場』篇」が放送され、話題を呼んでいる。
ただし、サービスが始まったばかりの現時点では5G提供エリアは都市部を中心とした一部に限定されている。エリアは今後、段階的に拡大していく予定だ。
5Gの料金プラン
ソフトバンクの5G料金プランは、契約している対象のプランに「5G基本料」(月額使用料1,000円)を追加するだけと、とてもシンプルなのが特徴。スマホは5G対応機種である必要があるものの、料金体系は他社に比べてわかりやすい。
さらに、最大25カ月の間、5G基本料1,000円が無料になるキャンペーン(2020年8月31日)も用意されており、2年の間は追加料金なしで5Gを利用できるのも魅力だ。
5Gのデータ容量は無制限ではない。例えば「メリハリプラン」の場合は、月50GBが上限に設定されている。ただし、同プランでは「YouTube」「Amazon プライム・ビデオ」などの動画サービス、「LINE」「Twitter」などの主要SNSの使用データ量が含まれない「カウントフリー」に対応している。
ソフトバンクの5G対応エリア
開始当初の2020年3月27日時点での5Gサービス対応エリアは、石川県、福岡県の一部地域だったが、3月31日から東京都・大阪府・広島市・千葉県・愛知県の一部地域に拡大された。
【5G対応エリア】
東京都:千代田区、中央区、文京区、台東区の一部
千葉県:成田市、柏市、富里市の一部
石川県:金沢市、白山市、野々市市の一部
愛知県:名古屋市(千種区、東区、北区、中区、名東区)の一部
大阪府:大阪市(都島区、福島区、此花区、西区、港区、天王寺区、浪速区、生野区、阿倍野区、北区、中央区)の一部
広島県:広島市(中区、東区、南区、西区)、福山市の一部
福岡県;福岡市(博多区、中央区)の一部
SoftBank 5Gの対象エリア(予定)は、住所リスト(サービスエリアマップ)から確認することができるため、自分の住むエリアが対象となっているか、事前にチェックしておくことが必要だ。
ソフトバンクの5G対応機種は?
ソフトバンクでは、4つの5G対応端末が発表されている。それぞれの特徴を見ていこう。
シャープ AQUOS R5G
シャープ AQUOS R5Gは、超高精細8K動画の撮影ができる5G対応スマホ。AQUOS史上最大のおよそ6.5インチ「Pro IGZOディスプレー」を搭載しているのも特徴だ。
12GBのRAM、256GBのROM、最新のチップセットを搭載しており、大容量のアプリや動画視聴、ダウンロード時でもメモリ容量を気にせず、快適に使用できる。
ZTE Axon 10 Pro 5G
ZTE Axon 10 Pro 5Gは、最新のチップセットなどを搭載した5G対応スマホ。「SDM865」、128GBのROM、6GBのRAMを搭載することで、大容量コンテンツでも快適に楽しめるのが特徴だ。およそ6.4インチの「有機ELディスプレイ」を搭載。
LG V60 ThinQ 5G
LG V60 ThinQ 5Gは、コンテンツを2画面で楽しめる「LGデュアルスクリーン」搭載の5G対応スマホ。マルチタスクに対応した革新的なモデルだ。同端末を使えば、新たにソフトバンクが提供するコンテンツ配信サービス「5G LAB」の「FR SQUARE」で、スポーツや音楽ライブなどを2画面でさまざまな視点から視聴できる。
OPPO Reno3 5G
OPPO Reno3 5Gは、国内の通信事業者でソフトバンクのみが取り扱う5G対応スマホ。およそ6.55インチの有機ELディスプレーの画面占有率は、なんと93.4%ほど。”4つのカメラ”が搭載されているのもポイントだ。
iPhoneやWi-Fiルーターは?
現時点では5Gに対応したiPhoneは発表されていない。しかし、2020年秋に発表予定の「iPhone 12(仮)」は、5Gに対応することが予想されている。
また、SoftBank Air(ソフトバンクエアー)のような、Wi-Fiルーターも2020年4月時点では発表されていない。
文/oki