結婚式は、人生のハイライトの一つになりうるビッグイベント。当然、より良いものにしていきたいところだが、多額の予算が必要なのもまた事実で、上手なやりくりが求められる。
そこでこのほど、様々な「結婚式のお金事情」を知るべく、ブライダル関係者1,028人を対象にしたアンケート調査が行われたので、紹介していきたい。
結婚式の予算は新郎・新婦どちらがコントロールすべき?
はじめに、ブライダル関係者を対象に、「結婚式を挙げる際に何を見て選ぶのが良い思うか(複数回答可)」と尋ねる調査が行われたところ、「会場の雰囲気(61.8%)」と回答した人が最も多く、次いで「料理(44.2%)」「会場設備(40.8%)」「立地・アクセス(33.0%)」「スタッフの対応(28.7%)」となった。
続いて、「予算は男性、女性どちらがコントロールするのが良いと思いうか」と尋ねる調査が行われたところ、「女性(45.6%)」「男性(33.1%)」「どちらも(21.3%)」という結果になった。
その理由として以下のような意見が挙げられた。
■女性がコントロールすべき
・女性の方が結婚式に憧れをもっており希望も多いため(30代/女性/岡山県)
・華やかさや、おもてなしの心は女性目線の方が良いと思う(40代/男性/東京都)
・業界では「結婚式は女性(花嫁)が主役」という考え方のため(40代/男性/北海道)
・細やかな設定で具体的に決められると思う(50代/男性/神奈川県)
■男性がコントロールすべき
・男性がリードしていくことが大切だから(20代/男性/京都府)
・式の感じや構成を考えてもらうのは女性の方がいいが、理性が働かなくなり値段が釣り上がっていくから(30代/男性/三重県)
・女性の希望に合わせると大体予算を超えてしまうため(50代/男性/愛媛県)
・決断力(50代/男性/神奈川県)
■2人でコントロールすべき
・二人の方が喧嘩もなく上手くいきそうだから(30代/女性/新潟県)
・お互いの金銭的な価値観を合わせるため(40代/男性/東京都)
・カップルそれぞれで現状や希望が異なるため(40代/男性/長野県)
・両家のトラブルを防ぐため(50代/女性/大阪府)
おすすめのハネムーンの行き先、1位は「ハワイ(42.7%)」
「失敗してしまうカップルに共通していること」を尋ねる調査が行われたところ、「費用を抑えすぎている(37.9%)」と回答した人が最も多く、次いで「予算オーバー(28.8%)」「料理の試食をしない(16.3%)」「担当プランナーとの相性が合わない(14.6%)」と続いた。
費用面に関する回答が多かったことから、あらかじめ費用を抑える部分と費用をかける部分のメリハリをつけるのが、失敗しない秘訣なのかもしれない。
次に、「コスパが良いオプション」を尋ねる調査が行われたところ、「ウエディングドレス(28.0%)」と回答した人が最も多く、次いで「ウェディングケーキ(26.9%)」「音響・スクリーン(15.5%)」「装飾(9.5%)」「映像演出(9.4%)」「記念写真・映像撮影(7.6%」となった。
最後に、「おすすめのハネムーンの行先」を尋ねる調査が行われたところ、「ハワイ(42.7%)」と回答した人が最も多く、次いで「イタリア(12.2%)」「フランス(7.9%)」「モルディブ(7.9%)」「グアム(7.1%)」「オーストラリア(5.6%)」「タヒチ(3.2%)」「ドイツ(3.0%)」「スペイン(2.8%)」「アメリカ(2.3%)」となった。
現在はコロナウイルス感染拡大の影響もあって、海外へ訪れるのが難しい状況。騒動が落ち着いたら、これら観光地をハネムーンの行き先として参考にするのも良いかも知れない。
調査概要:「結婚式とお金」に関する調査
【調査期間】2020年2月14日(金)~ 2020年2月18日(火)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,028人
【調査対象】ブライダル関係者
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
出典元:株式会社アメリカンホリデーズ
構成/こじへい