災害時に必要なものはスマホで得られる情報。そのスマホを動かす電源こそが今や〝命綱〟だ。アウトドアでも使えるなど汎用性の高いので、少し高額でも準備しておいたほうが得策だ。
〜賢者の心得〜
●災害時の電源確保は必須!大容量バッテリーがオススメ
●ソーラーチャージャーもあれば安心
●災害時以外にもアウトドアで使えるなど汎用性が高い
災害危機管理アドバイザー
和田隆昌さん
感染症で生死をさまよった経験から「防災士」の資格を取得。全国の自治体などの災害や危機管理問題に、積極的に取り組んでいる。
命を守るために必要な電源を確保しておく
「避難所で目につくのが、スマホを充電するためコンセントに行列する姿」と話すのは、災害危機管理アドバイザーの和田隆昌さん。
今はラジオやテレビよりも、スマホのほうが身近で有益な情報は得られるため、災害時の電源の確保は今や絶対必要なもの。長期間の停電を強いられることもあるので、一家に1台、大容量のバッテリーを備えるべきなのだ。
「停電から最低3日は耐えられる500Whほどの大容量バッテリーを備えておくと安心ですよ」
●過去の災害時における停電戸数の推移
2018年の災害時に起きた停電戸数を表わしたグラフ。3〜4日で停電が解消されているのが見てとれる。
出典:平成30年北海道胆振東部地震に伴う大規模停電に関する検証委員会中間報告
防災用バッテリー選びのポイント
大容量バッテリーはキャンプ用に設計されていることが多いためAC、DC、USBの数の確認が必要。家電などが使える正弦波が出力できるモデルかも選びのポイントだ。
実力を備えた〝映える〟デザイン
Jackery『ポータブル電源 700』
7万9800円
AC、DC、USBの3WAYのポートを設置しスマホなら約68回、電気毛布は約9.5時間駆動させられる大容量を誇る。安定した出力の純正弦波のため、PCなどの給電にも使用可能だ。
【電源容量】700Wh
【出力】AC出力:100V/5A 60Hz×2 DC出力:12V/7A×2
シガーソケット:12V/10A×1 USB出力:5V/2.4A×3
高い発電効率を実現できるソーラーパネル『Jackery SolarSaga』を別売りで用意。スマホなどにも直接給電できる。
●サイズ:W299.7×H192.9×D191.5mm ●重量:6.3kg
〜賢者の視点〜
ミニ冷蔵庫なども使用できる余裕の大容量が魅力。2年もの長期保証が付くので安心だ。別売りのソーラーパネルの高出力も◎。