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耳かきと綿棒、みんなが耳そうじに使っているのはどっち?

2020.04.04

放置するとイヤホンが汚れていくため、定期的にやりたい耳そうじ。耳の穴に溜まった耳あかを取り除くお掃除道具としては、耳かきと綿棒が一般的なわけだが、より多くの人から利用されているのは、いったいどちらなのだろうか?

そんな「耳かき派」か「綿棒派」かを問うアンケートを含めた「耳そうじに関する意識調査」がこのほど行われたので、その結果を紹介していきたい。

なお本調査は、株式会社プラネットにより、4,000人を対象として実施された。

やりすぎ注意!……耳そうじを「毎日」する人が1割超

はじめに、普段どのくらいの頻度で耳そうじをするか尋ねる調査が行われた(表1)。最も多かったのは「週に1回程度」で約3割。さらに、“週に1回以上”を合計すると、3人に2人近くを占めた。

気になるのは「毎日」が1割を超えていること。耳そうじのしすぎはかえってよくないと言われるが、それにもかかわらず、どうして「毎日」してしまうのだろうか。

そこで、耳そうじをする理由を尋ねる調査が行われたところ(表2)、1位は「耳のかゆみや違和感解消のため」。本来的な目的と思われる「耳を清潔にするため」を大きく上回った。

衛生上の理由より、「かゆみや違和感」が気になって、つい耳そうじをしてしまう人が多いようだ。また、ひんぱんに耳そうじをすることで、耳孔が刺激され、かえって気になってしまう悪循環も起きているのかも知れない。

男性の耳そうじは加齢臭の影響?

表1に戻って耳そうじの頻度を男女別に見ると、「毎日」も“週に1回以上”計も女性が上回り、女性のほうがよく耳そうじをしている。さらに性年代別では、女性は20代~50代まであまり変動がないものの、高齢層では頻度が減っている。

一方男性は、40代・50代のみ「毎日」が1割を超えているのが特徴的。“週に1回以上”計も40代・50代がピーク。“中年”にさしかかると、男性はまめに耳そうじをしだすようだ。

耳の裏側あたりからよく出ると言われるのが、いわゆる“加齢臭”。40代・50代の男性がよく耳そうじをするのも、もしかしたら、加齢臭を気にして意識的に耳をケアしているからかも知れない。

耳そうじ「自分でする」が9割超も…男性が最も耳そうじしてほしい相手とは

次に、耳そうじを自分でしているか、誰かにしてもらっているか尋ねる調査が行われた(表3)。当然と言えるが、「自分でする」が9割以上。最近は、プロの施術を受けられるイヤーエステや耳かき専門店もあるが、やはりほとんどの人は自分で耳そうじをしていた。ただし一部には「配偶者・パートナーにしてもらう」という人も。これは男性が上回っていた。

そこで、もし耳そうじをしてもらうとしたら誰にしてもらったらうれしいか尋ねる調査が行われた(表4)。すると、男性と女性とでは明らかな違いが見受けられた。

男性では「配偶者・パートナー」が3割を超えて1位。「恋人」が1割を超えて、これに続く。対して、女性の1位は「耳かき専門店のスタッフ」で、「配偶者・パートナー」は2位。さらに、男性で1割を超えた「恋人」はわずか2%だった。

その反面、「自分以外の人にしてもらいたいとは思わない」が女性では7割を超え、男性を大きく上回っていた“恋人に耳の中なんて見られたくない” “どうせなら第三者のプロにきれいにしてほしい”と、大半の女性は思っているようだ。

男性のささやかな望み?

性年代別では、この男女別の傾向がさらに顕著だった。男性は年代が高いほど「配偶者・パートナー」が高く、60代・70代以上では3割を超えているが、女性は同じ60代・70代以上でむしろ1割以下に急落。真逆の結果となった。

また、「恋人」は未婚者の多い若年層ほど高く、特に男性の20代では2割超。しかし、女性の20代では6%に過ぎない。配偶者にせよ恋人にせよ、男性には、親密な間柄の女性に耳そうじをしてもらいたいという願望がありそうだ。

表3を振り返ると、実際に耳そうじを「配偶者・パートナー」にしてもらっている男性はわずか4%。女性はここぞという機会に、配偶者や恋人の耳そうじをしてあげれば、予想以上に喜んでもらえそうだ。

高齢層の男性は“耳かき派” 、若年層の女性は“綿棒派”  

今度は、何を使って耳そうじをしているか尋ねる調査が行われた。すると、定番の「耳かき」がわずかに上回りつつ、「綿棒」も同じく6割超で並ぶ結果に。

ただし、男性には“耳かき派”が多く、女性は“綿棒派”が多かった。男性はかき心地のしっかりしている「耳かき」を、女性は清潔でアタリのやさしい「綿棒」を好むのかもしれない。

“耳かき派”と“綿棒派”は、年代によっても傾向が違っていた。性年代別では、昔ながらの“耳かき派”が男女ともに年代が高いほど多数。一方、「綿棒」は女性の20代~40代で高いのが特徴で、男性は、若年層でも「耳かき」のほうが高くなっていた。

かつては耳そうじと言えば耳かきが主流だった。綿棒で耳そうじをする習慣は比較的新しく、若年層の女性に特に支持されているようだ。

メイクにもペットのケアにも

綿棒は、耳かきと並んで耳そうじの定番だが、その耳そうじ以外の使い方についても尋ねる調査が行われた。

1位はみぞや細かい部分などの「掃除」、2位は「(耳以外の)体のケア」、3位は「傷の手当て」だった。しかし、男女別では順位が異なり、女性では「掃除」に次いで、「メイク(化粧)」が2位。3人に1人以上が使っていた。

具体的な使い方を自由回答で尋ねる調査が行われると、アイメイクやネイルに愛用している女性が多いことがわかった。メイク以外でも、「炊飯器の内ブタのみぞ」や「加熱式たばこのクリーニング」など、意外なところで活躍しているようだ。

「愛犬の目やにを取るとき」とあるように、ペットのケアに使っている人も。動きの読みにくいペットも、綿棒なら安全かつ衛生的にケアできそうだ。

《 耳そうじ以外にも…綿棒! 》

● 隙間やみぞの掃除に綿棒は役立ちます。ごみを取るときに使用したり、綿棒にアルコールや掃除用洗剤などの液体を染み込ませてから掃除に使用したりしています。(女性・20代)
● 炊飯器の内ブタのみぞ部分がとても汚れるけど、綿棒を使うときれいになってうれしい。(女性・20代)
● ベビー綿棒を加熱式たばこのクリーニングに使っている。(男性・40代)
● 綿棒でアイシャドーをまぶたの上で伸ばすと、お化粧がしっかりできる。(女性・50代)
● ネイルをするときに、綿棒があるときれいにできる。(女性・20代)
● 綿棒はプラモデル制作に使っています。細かいところの塗装や接着するときに使います。(男性・50代)
● 愛犬の目やにを取るときに使います。また、愛犬の耳そうじも綿棒でしますが、されているときの顔が変顔になるのが面白くてかわいいです!(女性・40代)

耳そうじで “ストレス解消”…やりすぎで耳鼻科のお世話にも

最後に、耳そうじにまつわるエピソードや思い出について尋ねる調査が行われた。すると、「耳そうじが趣味」「ストレス解消」という声が多数。やりすぎはよくないとわかってはいても“ついやってしまう”人は絶えないようだ。

そんな快適な耳そうじの綿棒へのこだわりがうかがえる回答も目立つ一方で、綿毛が耳孔に残り耳鼻科のお世話になった人も…。

耳そうじにまつわる思い出やエピソード

【趣味? ストレス解消?】

● 耳そうじは趣味みたいなものです。ひんぱんにするのはよくないと言われていますが、気持ちいいので、ついやってしまいます。
(女性・60代)
● 子どもの頃母がしてくれた耳そうじが大好きでした。大人になっても3日に一度はしています。2週間に一度くらいのほうがいいようですが、やめられません。ストレス解消にもなっていますので。(女性・70代以上)
● 娘の耳そうじが趣味。2か月に一度するのだが、たくさん耳あかを溜めていてくれるので楽しみ。(女性・50代)

【 “綿棒派” のこだわり】

● 耳そうじに使っている綿棒はスパイラル黒綿棒。よく取れること、取れた耳あかがよくわかるところが気に入っています。先がスパイラル状なので耳あかを奥に押し込む危険性も少なく安心して使えます。(女性・50代)
● ワイシャツの胸ポケットの中には常に綿棒を入れて、湿ったときにケアして、スッキリさせています。耳の中も清潔で、綿棒は手放せません。(男性・40代)
● 綿棒は自分の耳にフィットするものを選んでいるつもりだが、フィット感のあるものは少ない。綿球の硬さと大きさにいろんな選択ができればいいと思う。(男性・60代)

【耳鼻科のお世話に…】

● 友人が耳の中でカラカラ音がすると耳鼻科に行ったら、耳そうじに使った綿棒のカスが少しずつ溜まったせいだった。耳そうじには安いものではなく、しっかりした作りの綿棒でないとダメだと聞いた。(女性・50代)
● 耳かきのしすぎで耳の中にしっしんができて大変な思いをし、耳鼻科で耳そうじをお願いするようになりました。カメラで耳の中を確認しながら機械で吸い取ります。すっきりして気持ちがいいです。(女性・40代)

【子どもの頃の耳そうじ】

● 母さんに耳そうじをしてもらうと、気持ちよくて寝てしまった子どもの頃の記憶があります。娘を出産した今、私と同じように、耳そうじをすると眠たくなる娘がいます。(女性・20代)
● 子どもの頃は母親にしてもらい、若い頃はパートナーにしてもらっていた。今は独り身なので自分でするけれど、できれば誰かにしてもらいたいです。残念ながらお願いする人がいないので…。(男性・60代)
● 子どものとき親がしてくれる耳そうじが好きでなく、体をこわばらせてやってもらっていた。耳かきタイムが終わる合図が耳かきから綿棒に切り替わるとき。その安堵感と綿棒の心地よさは今も覚えている。(男性・40代)

<調査概要>
調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、株式会社ネオマーケティングにて「耳そうじ」に関する意識調査を実施。
期間:2020年1月27日~29日、インターネットで4,000人から回答が得られている。

出典元:株式会社プラネット
https://www.planet-van.co.jp/

構成/こじへい

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