新型コロナウイルスなどの影響もあり、ある種の注目を浴びているトイレットペーパー。今まで何気なく利用していた人も、その性質や価格面などに着目する機会が増えたのではないだろうか。そこで今回はトイレットペーパーのサイズに焦点を当てて、様々なサイズのトイレットペーパーとその例となる製品を紹介していく。自身のライフスタイルなどに合わせて、最適の大きさのトイレットペーパーを見つけてほしい。
実はJIS規格があった!? トイレットペーパーのサイズ
国内で生産されているトイレットペーパーには、JIS規格があり、その寸法に沿って各メーカーは様々なタイプの製品を製造・販売しているのだ。定められている規格は以下のとおり。
紙幅:114㎜±2㎜
芯の内径:38㎜±1㎜
1ロールあたりの長さ:27.5m〜100m
巻き取り径:120㎜以下
以上が基本となっている。
JIS規格に即していないサイズのトイレットペーパーもある
市場では上記JIS規格に即していない輸入品や安価な製品も販売されている。規格に即していない大サイズのトイレットペーパーだと、自宅のトイレットペーパーホルダーに装着できない可能性などもあるため、購入時にはサイズにも着目してみよう。
サイズ別! どんなトイレットペーパーがあるの?
ここからは、一般的に流通しているトイレットペーパーのサイズ別特徴を見ていこう。上記のとおり、JIS規格が定められているため、紙幅は芯の内径は製品ごとに大きく変わるというケースは少ないだろう。しかし、1ロールあたりの長さなどは、製品によって大きく異なるため、生活スタイルに合ったものを選びたいところだ。
もっともスタンダードなタイプの12ロール入りトイレットペーパー
こちらはもっともスタンダードなトイレットペーパー。12ロール入りの1ロールあたり30m
〜60mくらいの長さのタイプだ。シングルタイプの長さが50mの場合、ダブルタイプの長さは約半分の25mほどとなる。この製品の特徴は、比較的柔らかめの紙質という点だろう。
通常よりも1.5倍長いタイプのトイレットペーパー
通常の製品よりも1.5倍長いタイプのトイレットペーパー。つまり通常の製品が30mの場合、1.5倍巻きタイプの製品の1ロールあたりの長さは45mの長さとなっている。ロール数が少ない傾向にあり、8ロール入りのタイプが多いようだ。スタンダードタイプよりも紙質が若干硬いという傾向があるようだ。
収納スペースが限られている人におすすめ! 2倍巻タイプのトイレットペーパー
【参照】スコッティ フラワーパック 2倍巻き 12ロール(ダブル)
スタンダードタイプの2倍の長さのトイレットペーパー。ロール数は6ロール入りなどが多い(上図製品は12ロール入り[24ロール分]だ)。トイレ周辺の収納スペースが限られている人におすすめ。
取り替える手間を大幅に削減! 3倍巻タイプのトイレットペーパー
【参照】スコッティ フラワーパック 3倍長持ち 4ロール(ダブル)
通常よりも3倍も長いタイプのトイレットペーパー。かなり長く使えるため、取り替えの手間が少ない。また、ロール数も4ロールのタイプが多く、トイレットペーパーを収納するためのスペースが限られているご家庭にもおすすめだ。
以外にも! 知っておきたいトイレットペーパーのコト
ここまでは、長さ(サイズ)を中心に様々なタイプのトイレットペーパーを紹介してきたが、ほかにも知っておきたいトイレットペーパーのことはたくさんある。
香り付きトイレットペーパーは“芯”に匂いが付いている!
【参照】四国特紙 白檀の香り
香り付きのトイレットペーパーが市販されているのを目にしたことがないだろうか。香り付きの製品は、紙自体に匂いが付いているわけではなく、その芯部分に香りがついているのだ。つまり、芯なしタイプのトイレットペーパーに香り付きの製品は、ほとんど無いといっても過言ではないだろう。
日本人が1回あたりに使用するトイレットペーパーの長さは?
一般社団法人日本トイレ協会の調査によると、日本人の男性が1回あたりに利用するトイレットペーパーの長さの平均は約3.15m。女性が大の場合は3.52m。小の場合は1.45mとなっているようだ。
【参照】一般社団法人日本トイレ協会
収納方法! トイレットペーパーをキレイに収納できるグッズはある?
Amazonなどには、スタンド型を中心にトイレットペーパーの収納グッズがたくさん発売されている。自身のトイレ環境に合わせて、最適な物を見つけてほしい。
※データは2020年3月下旬時点での編集部調べ。
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文/髙見沢 洸