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誰にも聞けない!皮膚科医が教える女性のヒゲを上手に処理する方法

2020.04.05

女性の中には、ヒゲ、つまり鼻の下のうぶ毛が濃く、自己処理が欠かせない人もいる。しかし、女性のヒゲ処理は、剃りすぎると青くなって目立つ、濃くなるのが怖いなど、人に言えない悩みを抱えているものだ。

そこで今回は、医療脱毛専門院 リゼクリニック新宿院 院長で美容皮膚科医の大地まさ代医師に、女性に適したヒゲ処理方法や注意ポイントを聞いた。

美容皮膚科医が勧める女性のヒゲ処理方法

女性がヒゲ、つまり鼻の下のうぶ毛を処理する方法には、カミソリや毛抜き、除毛クリーム、脱毛など、一般的にさまざまな方法がある。そのうち、どんな方法が適しているのか。大地先生は次のように話す。

「顔の自己処理をする場合に一番適しているツールを挙げるなら、シェーバー・カミソリです。特にお肌にやさしいのが電気シェーバーだと思います。電気シェーバーをやさしく肌に当てるなど、肌に傷がつかないようにムダ毛処理をするのがいいと思います。

毛抜きは、毛を引っこ抜くことによって、薄いかさぶたができてしまう状態になり、皮膚が傷つきがちになります。すると埋没毛(まいぼつもう)になってしまったり、菌が入ってしまって毛嚢炎(もうのうえん)になってしまったりする可能性があるため、毛抜きはおすすめしません。埋没毛とは、皮膚の中に毛が埋まってしまうこと。一度そうなるとその毛はなかなか表に出てきません。毛嚢炎とは、自己処理後の傷から毛穴の奥に細菌が入ってしまうことで炎症を起こし、ブツブツが生じてしまうものです。

また顔はとてもデリケートなので、他の部位で行うような、脱毛ワックスや除毛クリームなどでの処理も、あまりおすすめができません。

自己処理をしている限り、毛はずっと生え続けます。自己処理を頻繁にすると、だんだん肌がかたくなったり、黒ずみの原因にもなりやすかったりしますので、なるべく早めの時期に、医療機関などでの脱毛をすることを考えてみるのがよいと思います。プロの手に任せて脱毛をする際の最大のメリットは自己処理が楽になり、美肌効果も期待できるということです。脱毛をして自己処理の頻度が少なくなるだけで、自己処理で黒ずんでしまった肌も少しずつ元の肌色に戻り、肌の状態もよくなります」

電気シェーバーかカミソリを基本とし、場合によっては脱毛を考えてみるのもいいようだ。

女性のヒゲ処理のポイント

大地先生によれば、ヒゲを処理する際には、注意点があるという。

1.剃毛(ていもう)はお風呂に入っているときはNG

「お風呂やシャワー時にムダ毛処理を行う方は多いようですが、実はシャワーを浴びながら剃るのはNGです。お湯で柔らかくなった、ふやけた肌にカミソリや電気シェーバーなどの刃をあてると、表皮を傷つけてしまう可能性があるので要注意。カミソリや電気シェーバーなどで剃毛するなら、お風呂から出て少し体が冷えた状態で行いましょう」

2.カミソリは毎日使わない

「最近のカミソリはプロテクト機能が進化しているとはいえ、毎日剃毛すると肌に負担がかかってしまいます。カミソリで肌をいためてしまう人は、長いストロークで剃っている方がほとんどです。一気に剃ろうとすると無意識に力がかかってしまうので、1cm程度に小刻みに剃ると良いでしょう。肌に負担をかけないように、毛流れにそって上から下へと剃るのも大切なポイントです。剃毛前後は、ワセリンやクリームでの保湿を忘れずにするようにしましょう」

3.剃ったり抜いたりした後のポツポツや黒ずみが気になる場合

「間違った剃り方で剃ったり、剃る頻度が多かったり、毛抜きで抜いたりすると、皮膚表面の角質層を傷つけたり、炎症してできる赤いポツポツや黒ずみの原因になったりします。剃毛前後の保湿をしっかりする、頻度を減らすなどして、なるべく肌に負担をかけないようにしましょう。黒ずみやザラつきが気になる際は、しっかりと保湿して肌のターンオーバーを整えることで、肌トラブルが起こりにくくなります」

4.保湿が重要

「自己処理をするにしても、プロの手で脱毛するにしても、失敗しないためには、日常のケアとアフターケアをしっかりと行うことが大切です。先ほどもお伝えしましたが、特に大事なのが保湿です。肌が乾燥していると、カミソリ負けしたり、脱毛したときに肌トラブルになりやすくなったりしてしまいます。効果的に脱毛する上でも、ご自身の肌に合ったクリームやワセリンなどで、きちんと保湿をするようにしましょう」

脱毛の専門機関に相談することも一つの選択肢

もし女性のヒゲ処理に関して、肌トラブルが生じている、不安が大きいなどの悩みがあるなら、脱毛の専門機関に相談する方法もある。

「ここ数年で、脱毛を取り扱う専門機関の数は格段に増え、同時に広告などで脱毛について知る機会が多くなりました。また価格競争で手ごろな値段で施術が受けられるようになったことも加わって、一昔前は自己処理が主流だったムダ毛に対するイメージが変化し、脱毛に対する大衆の垣根が、大変低くなりました。

ムダ毛に関し、自己処理で済ませていたり、なかなか金銭面で機会のなかったりしていた方が、手軽に受けられるようになった今、脱毛の専門機関に相談することも選択肢の一つだと思います」

女性のヒゲの処理に関する悩みは、人に言えない悩みでもある。正しい方法を知り、時に専門家に相談するのが効率的といえそうだ。

【取材協力】

大地 まさ代先生
リゼクリニック新宿院 院長
医療脱毛専門院『リゼクリニック』は全国に22院(2020年3月1日現在)を展開する医療レーザー脱毛専門院。VIO脱毛のほか、全身の様々な部位の脱毛コースを用意。痛みなどのリスクも伴う医療レーザー脱毛だからこそ、医師やスタッフがしっかりと説明し、丁寧に対応している。
https://www.rizeclinic.com/

取材・文/石原亜香利

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