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クレジットカードで子どもの学費を払ってポイントを貯める方法

2020.04.05

小学校・中学校進学をはじめ、高等学校・専門学生・大学生になる子どもたちを持つ親のみなさんは、子どもの成長を喜び、支えていく気持ちでいっぱいなことでしょう。

子どもたちは学校に通うのが楽しみで仕方ないですが、親としては「入学金や学費の支払い」に頭を抱えてしまうところです。

専門学校や大学にかかる費用は基本的に請求書が送られてきて、指定された口座に現金を振込むというのが一般的ですが、金額も大きいことからATMでの振り込みが大変、ボーナスに合わせてと思っていたけれど1ヵ月早めに振込まなければならないといったこともあるでしょう。

もしこれがクレジットカード払いできたのなら、現金を振込む手間を気にせず、キャッシュフローはクレジットカードの締め日、支払日に合わせることができて便利なのに… と思いませんか?

そこで今回は振込みや振込票を使っての現金払いをクレジットカード払いに変更する方法を紹介します。

学費をクレジットカード払いにできる学費公共スマート払いとは?

現金による学費払いをしていて振込む手間や期日が気になる方におすすめしたいのが【学費公共スマート払い】というサービスです。

このサービスは大手通信会社NTTが展開するNTTスマートトレード株式会社が提供しているもので、ATM・インターネットからの支払いができる学校を対象に、NTTスマートトレードのサービスを通じてクレジットカード払いに切り替えすることができます。

大手通信会社NTTのグループ会社であること、新たにクレジットカードを発行しなくても現在使っているもので対応できる安心感も魅力でしょう。

<学費公共スマート払いの利用方法>

1. 学費公共スマート払いにアクセス
2. ページ下の学費・入学金のお支払いをクリック
3. 事前承諾を読み手続きをして申込を完了させる

使えるクレジットカードはVISA、Mastercardの2種類のみになっています。

<申込前のチェックポイント>

1. 支払期日に間に合うかどうか(振込は3日目になる)
2. 学費・入学金納付口座が分っている
3. Visa/Masterカードしか使えない
4. 3Dセキュア登録がしてある
5. 振込先は「日本の学校」
6. 幼稚園・各種学校・私塾ではない
7. 日本に居住している
8. 申込み後に取消できない

現在17校に正式な「学費納付手段」として採用されており(神戸女子大学、関東学院大学、東京都市大学、武蔵野大学、日本経済大学など)、それらの学校は学校名を入れると納付先口座番号情報が自動入力されます。

対応している学校の種類は、小学校・中学校・高等学校・高等専門学校・大学・大学院・専修学校となりますが、国公立大学でも振込口座が分かれば納付が可能です。(多くの国公立大学は口座振替ですが、減免、延納、滞納などの場合、口座への振り込みとなっているのであれば利用可能)

対応していない学校は幼稚園・保育園・各種学校・私塾となり、振込先の学校は「日本の学校」に限りますが、利用できる方は日本に居住していることが条件なので、日本人ではなくても日本に居住しているなら条件にあてはまります。これらは法令による制限となっています。使えるクレジットカードは日本で発行されたクレジットカードだけのようなので、そこは注意しておきましょう。

学費をクレジットカード払いするメリットとデメリット

学費公共スマート払いを使うことで生じるメリットとデメリットを確認しておきましょう。

○4つのメリット

1. キャッシュフローができるため、支払いに余裕が持てたり、ボーナスなどの臨時収入に合わせたりすることができる

2. 振込みはショッピング利用と同じ扱いになるため、クレジットカードのポイントプログラムやキャッシュバックを受けることができる
※キャッシュバックはキャッシュバックをメインとしているクレジットカードであること

3. 振込みに行く手間がない

4. 利用するクレジットカードにより後から分割、リボ払いなどに変更できる

○デメリット

1. 支払い金額に2.9%の送金手数料が発生する

例えば、マイナビ進学 私立大学(昼間部)学部系統別 初年度納付金の平均額(2017年度)では文科系(分・教育)は、授業料790,025円、入学料233,136円、施設設備費162,950円で合計1,186,112円となっています。

1回の野附金額で100万円をこえる納付金額を複数回に分けての振込みはできず、あくまで「学費の前期・後期分を同日に2回に分けて振込む」「入学金80万円、学費60万円、その他50万円と項目別に振込み」することは可能です。

三井住友銀行のATMで現金を振込んだ場合振込み先の銀行により440円から660円程度の手数料が必要となるので、それと比べると手数料は大きくなりますが、クレジットカードのポイントが付与(クレジットカードのポイント還元率が1.0%の場合、実質1.9%の送金手数料)になること、利用するクレジットカードによっては後から分割やリボ払いにできるといった特典や計画を練ることができます。

なので、金額の大きさとATM振込み手数料≒キャッシュフロー・ポイント・支払い方法(一括・分割・リボ)のどちらが自分たちにとってどちらが生活に支障がないのかを考え利用すると良いでしょう。

■利用制限額

・1回の上限/100万円(学費・入学金)
・1日の上限額/300万円
・1か月の上限額/300万円              

また、学費公共スマート払いは3Dセキュアを使っているので、高額の「決済」でも安心です。

※3Dセキュアとは
クレジットカード情報の盗用による「なりすまし」などの不正利用を防止する、VISA、Mastercard、JCB、AMEX 4ブランド共通の本人認証のことです。

クレジットカードの利用額を増やす手続きもしておこう

クレジットカードによる支払いをしたいと思っても、利用しているクレジットカードが利用限度額30万円、50万円だった場合、学費を支払うことができないこともあります。

そのため、学費公共スマート払いをするときは利用するクレジットカード会社に問い合わせ、学費を支払うということを伝えて利用限度額をあげてもらう手続きを行いましょう。使い続けることでワンランク上のクレジットカードへの招待も期待でき、延滞や滞納がなければ信頼度も上がります。

また問い合わせることで、分割やリボに対応してもらえるのかについても聞けるので、クレジットカードを活用していけるようにもなります。

クレジットカードはひとつの支払い方法です。

計画を立てて使うことができるのもクレジットカードがあるからこそできることなので、上手に付き合っていきましょう。

文/クレジットカード研究Lab 編集責任者 志田愛仁(https://card-lab.com/profile/
運営会社 バリューファースト(https://valuefirst.co.jp/
雑誌編集者を経て、フリーライターとして紙媒体とWEBの両方で活動。その後バリューファーストの編集責任者となる。累計取材件数は1,200件以上。

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