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県民の「健康力」が高い都道府県ランキング、3位宮城、2位東京、1位は?

2020.03.29

多くのビジネスパーソンが気にかけている健康。では、都道府県や地域別に見て、「健康力」が高いところというと、いったい、どこになるのだろうか?

今回、その「健康力」について調査すべく行われた約20万人参加のサントリー食品インターナショナルによる第1回「全国一斉健康力テスト」の結果が発表された。

調査では、健康力が高い都道府県や地域差などが明らかになったので、以下にて、健康支援事業のコンサルティングサービスを提供する、筑波大学発研究成果活用企業「THF」のコメントと共に紹介していきたい。

約20万人の回答から見る日本人の「朝食」「外食」「睡眠」事情

「全国一斉健康力テスト」を実施するにあたり、健康状態を探る基本情報として「朝食を週に3度以上抜くことがあるか」「週の外食回数」「平均睡眠時間」について調査が行われた。

まず、朝食については、23.6%と約4人に1人が週に3度以上抜いているという結果が出た。続いて「週の外食回数」については、45.4%が「ほぼない」と回答。次いで多かったのは「週に1~3回」の45.5%。合わせると週に3回以下の人が9割を超え、基本的には家で食事をしている人が多いという結果が出た。

睡眠時間に関しては、最も多かったのは「6時間以上8時間未満」で40.6%。次いで「5時間以上6時間未満」で39.8%だった。大半の人が5時間~8時間の睡眠時間だった。一方で、15.1%と少なくない人数が5時間未満の睡眠時間だった。

<株式会社THF コメント>

手軽に食べられる朝食が続々と出てきている上に、朝食の重要性も何十年も前から言われ始めて久しいのに、「食べない人がまだまだいる」という状況が変わっておらず、危機感を覚えますね。朝食は健康の基本ですから、引き続き啓発が必要ですね。

外食割合については、全体の9割が週に 0~3回との良好な結果が出ましたね。ただ、外食をしないから健康だ、と言えるわけでもなく、外食でも自宅でも、栄養バランスを考慮することが大事です。睡眠の量と質も、非常に重要ですよね。5 時間未満だと、仕事の能率などにも悪影響が及ぶため、6時間以上は意識的にとりたいものです。

健康力が高い都道府県1位は岩手県・2位東京都 平均寿命下位から5年を経て変化

都道府県別に健康力を比較すると、1位に輝いたのは岩手県で58.4点だった。厚生労働省が2015年(都道府県別の発表では最新)に発表した「都道府県別の平均寿命」によると、岩手はなんと男性45位・女性でも42位だった。発表からかれこれ5年近く経っているため、こうした調査をきっかけに、岩手の人の健康への意識が上がったのかもしれない。

僅差の58.2点で、2位となったのが東京都。東京都は平均寿命でも男性11位・女性15位と高く、昔から知識を活かして上手く健康につなげていたと考えられる。3位はまたも東北の県・宮城で58.0点だった。4位は富山県(57.90点)、5位は香川県(57.88点)がランクイン。

<株式会社THF コメント>

今回、1位になった岩手県は、「中学生の運動部参加率」が全国でトップの県で、更に「農業就業人口」がトップの県でもあります。若いうちから運動する習慣がついており、更に力仕事の多い農業への従事者が多いので、体が資本、という考え方がしっかりと定着しているのかもしれませんね。

基本データを見てみると、岩手県は5時間未満の睡眠時間の人が全国で2番目に少ない(11.8%)という結果であり、ある程度の睡眠時間を確保する習慣者が多いのも、好影響しているのでしょう。

2位の東京都は、やはり情報の流通量が圧倒的ですからね。健康に対する「知識」を問う形だった今回のテストでは、有利に働いたのかもしれません。今回とった5項目で見ると、「生活習慣(2位)」と「健康判断力(4位)」のスコアが特に高く、正しい知識を持って判断している人が多い印象です。

3位の宮城県は「食事習慣(2位)」と「健康判断力(3位)」が際立っていました。4位の香川県は、「食事習慣」については 36位で、それ以外がバランスのよいスコアだったのは面白いですよね。香川といえばやっぱりうどんの消費量1位ですが、そこに引っ張られすぎているのかもしれません。5位の富山県は「健康判断力」で見ると全国1位です。薬どころならではの結果ですね。

地域で見ると「関東」「東北・北海道」「北陸・甲信越」の平均点が高い!

地域別に見ると、最も健康力の平均値が高かったのは「関東(57.7)」だった。2位の東京都を中心に、6(埼玉県)・7(栃木県)・8(神奈川県)・9 位(千葉県)と 10 位以内に多くの都道府県がランクインした。

僅差で2位だったのが「東北・北海道(57.5)」。1位の岩手・3位の宮城に続き、山形県が 10位、秋田県が16位、青森県が17位、福島県が18位と、東北地方の件は全て20位以内に入った。3位は北陸・甲信越で57.3点だった。上位3地域は、日本列島の東側寄りの地域が占めた。

<株式会社THF コメント>

関東はさておき、東北や北陸については気温の低い県が多いですから、厳しい環境に備えるために食べ物や運動の方面から知識を身に付けている人が多いと考えられます。地域に根差した生活の知恵や、家族での健康に関する会話の多さなどもプラスに影響しているのではないでしょうか。

若い世代のほうが健康意識が高い?年代別健康力トップは20代!次いで30代・10代

下は10代、上は80代までが参加した今回の健康力テスト。結果を年代別に見てみると、最も健康力が高かったのは20代(59.2点)だった。僅差で、30代(59.1点)が続き、3位は 10代(58.4点)だった。比較的、若い世代のほうが健康に対する正しい知識を持っている傾向にあることがわかった。

年代ごとの参加母数も公開している。今回、LINE を活用してのテストだったが、10代~60代はもとより、70代以上が 1,000人近く(70代・934人、80代・59人)も参加しているのも特筆すべき結果だ。

<株式会社THF コメント>

年々、若い世代の健康意識は高まってきているなという印象はあるので、若い世代の健康力が高い、というのは納得の結果ですね。様々な企業が自社サイトやSNSを通じて健康情報を発信するようにもなってきているので、インターネットを利用する機会が多い若い世代は、自然と知識が入ってきやすい環境にあるとも言えるでしょう。

ティーンの健康力No.1は、和歌山県・鹿児島県!働き盛りの30代トップは群馬県

年代別に見てみると、以下のような結果となった。

・10代:1位 和歌山県・鹿児島県(61.5)・3位 富山県(61.3)
・20代:1位 岩手県(63.0)・2位 宮城県(61.4)・3位 富山県(61.1)
・30代:1位 群馬県(60.6)・2位 山形県(59.9)・3位 神奈川県(59.8)
・40代:1位 北海道(58.6)・2位 青森県(58.6)・3位 岩手県(58.4)
・50代:1位 長野県(56.1)・2位 岩手県・香川県(55.8)
・60代:1位 岩手県(54.2)・2位 島根県・宮城県(53.4)

<株式会社THF コメント>

働き盛りの30代も全体のランキングとまた違った結果が出ていて興味深いですね。群馬県は有名な話ですが、キャベツの消費量全国1位なので、他県よりも日常で野菜を食べる頻度が高く、食事に対する健康意識が自然と高いのかもしれません。2位の山形県は共働き率が最高の県です。男女共に、安定して働けるようにと、この年代の健康意識が高いのかもしれません。

3位の神奈川県は、25歳以上のトレーニング人口が最多。日頃の運動習慣が、この年代の健康力を押し上げていると考えられます。

また、全体で健康力トップだった岩手県が、20代・40代・50代・60代と4つの年代でトップ3位内に入っており、更に10代・30代についても、12位に入っていたのも興味深いですね。特定の年代で引っ張っている、というわけではなく、県全体で健康と向き合っているということが見て取れます。

さまぁ~ず・玉山鉄二・朝比奈彩らも挑戦!果たしてその点数は……

2月17日(月)より開始する「春の全国一斉健康力テスト」は、サントリー食品インターナショナルが展開する健康飲料横断でのプロジェクト。そこで、各ブランドの契約タレントも、事前に今回のテストに挑戦した。

今回のテストの結果と「都道府県」別の結果について、各タレントからコメントが寄せられた。

■さまぁ~ず・三村マサカズ:61点、東京都出身(都道府県ランキング 2位)
個人的にはあんまりでしたけど、東京の皆さんは健康意識が高かったんですね!今回のテストも全国の皆さん、頑張ってください!

■さまぁ~ず・大竹一樹:73点、東京都出身(都道府県ランキング 2位)
三村さんには勝っているだろうと思っていたんですが、ここまで差がつくとは…(笑)テストはなかなか難しかったですね。全国の皆さん1位を目指しましょう!

■朝比奈彩:94点、兵庫県出身(都道府県ランキング 30位)
90点超えは素直に嬉しいです!運動も好きだし、いろいろ勉強もしているので、結果がしっかり出せてよかったな、と。でも、第1回は地元の兵庫県は 30位なんですね…私が生まれた淡路島は、みんな元気なイメージがあるんですけどね。皆さん、私に続いて、がんばってください!

■玉山鉄二:72点、京都府出身(都道府県ランキング 34位)
テスト、難しいなと思いながら解いていたのですが、思いのほか点は悪くなくて一安心しています。このテストをきっかけに、改めて健康に対する意識が上がった気がしますね。しかし、京都は前回34位…絶妙に悔しいので、地元の友達とかを巻き込んで、順位アップに貢献できるようがんばりたいですね。

■黒島結菜:78点、沖縄県出身(都道府県ランキング 43位)
テストが難しくて、終わった後結構不安だったのですが、意外と自分の点数が高くてびっくりしました(笑)
それより、前回、沖縄が 43位というのがびっくりですね。みんな歌って踊って元気で、という感じなんですけど、今以上に沖縄県民のみなさんが健康で元気に過ごせるように、応援していきたいです。

出典元:サントリー食品インターナショナル株式会社

構成/こじへい

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