小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

夫の借金を抱えながら1年で130万円貯金!2児を抱える専業主婦が実現した驚異の節約術

2020.03.28

家計管理を考えた矢先に夫の借金発覚

Instagramに作り置きおかずなどを投稿して、フォロワー数20万人を超える人気の“ののこ”さん。公式サイト「ののこのおうちごと」では、さまざまな節約術を披露し、こちらも大人気。根っからの倹約家に見えるが、家計のことをしっかり考えるようになったのは、ここ数年のことだという。

そのきっかけは、2人目の子の妊娠。美容師を辞め、専業主婦になった際に「これからは家計管理をきちんと考えなきゃね」と夫婦で話し合うことになった。ところが、その場で夫の口から漏れたのは、まさかの借金話。ゲーム課金などがかさみ、借金総額は300万円もあったという。

この借金はいったん義両親が肩代わりしてくれたが、ののこさんはファイナンシャルプランナー3級の資格を取るなどして、家計管理を独学でマスター。自分なりの工夫もくわえながら、1年で130万円も貯金することに成功している。

そんなののこさんの初の著書となるのが『スッキリ家事でお金を貯める!:2児ママが1年で130万円貯金できた40のワザ』(小学館)。「ゆる~い家計管理」や「すっきり収納」など5つのポイントをまとめ、普通の家庭がお金を貯められる秘訣が盛り込まれている。

今回は本書にある節約術のなかから、すぐに真似できて効果も高いものを幾つか紹介しよう。

袋分けの家計管理でムダ遣いを防ぐ

家賃のような固定費と違い、食費などの変動費はついつい予算をオーバーしがち。それを防ぐのが、予算の袋分けだ。

やり方は、まず給料日に、これから1か月分の変動費と小遣いに相当する額を一気に下ろす。このとき、その大部分は千円札で下ろすのがポイント(ゆうちょ銀行の場合、「10千円」で千円札が10枚出る)。

下ろしたお金は、「食費」、「日用品費」、「お米費」、「おむつ費」、「ガソリン費」、「予備費」の6項目に振り分け、各項目のラベルをつけた6枚の袋に入れる。乳児のいない家庭はもちろん「おむつ費」は不要。家庭の実情に応じて、これくらいの個数の項目をもうけるのがよいという。「予備費」は、予定外の外出や医療費など不意の出費用となる。

6枚の袋はさらにパスポートケースなど大きめの袋に入れ、買い物で出るときにバッグに入れて出かける。袋については、ののこさんは無印良品の「ポリエステルパスポートケース・クリアポケット付」を使用。お札がちょうど入るクリアポケットが付属していて便利。

ののこさんは、以前は、「残金が少なくなったら1週間、毎日カレー」といったこともあったが、袋分けの家計管理を始めてから「給料日前にお財布が空っぽになることはなくなりました」という。

毎月の給料を袋分けしてムダな買い物を防ぐ

節約、時短、家事負担減少になる作り置き

食生活でののこさんが重視するのは、おかずの作り置き。夫は出張が多く、ワンオペ育児になりがちなことから始めた作り置きだが、食費の節約にもつながり大正解。

食材の買い物のサイクルは、週1回のまとめ買い。このとき、事前にリスト化したむこう1週間分の食材を買っておく。

買う内容をリスト化し、スーパーに行く回数を減らしたことで、ついつい余計な買い物をしてしまうことも減り、食材をムダにすることもほとんどなくなったという。食材の予算は週7千円で済んでいるとか。

作り置きにも、ののこさん流のルールがある。例えば、毎週月曜日を仕込み日に設定し、この日に7~10品のおかずを作る。できたての味わいが楽しめるよう、肉や魚は下味だけつけて保存袋に入れて冷凍保存。食べる日の朝に冷蔵庫に移して解凍してから調理する。常に冷蔵庫にその日食べる料理があることで、お金のかかりがちな外食の回数も減り、家事の負担も減った。たまに豪勢な家ごはんを作るが、ふるさと納税の返礼品(ステーキ肉セットなど)を活用している。

さまざまな効用のあるおかずの作り置き

整理整頓は家計にプラスの効果を生む

家計管理を始めてほどなく、ののこさんは、「お金が貯まる人の家はきれいに片付いている」という共通点に気づく。

当時、片付けは苦手だったののこさんは、一念発起して断捨離を敢行。長く着ていない洋服など、不要とみなしたモノを処分して実感したのが「自分がどれだけムダな買い物をしてきたか」。それからは、「本当に必要なモノが明確になり、買い物での失敗もなくなりました」と語る。

現在ののこさんは、家の中の整理整頓をきっちり行う。100均などで購入したボックスやケースにラベルを貼り、それにモノをしまい、定位置に置くことに留意。結果、モノを探す手間がなくなり、掃除の時間も減り、消耗品の在庫が把握しやすくなるなど、いいことづくめ。同じモノを二度買いすることもなくなり、節約にもプラスの効果があった。

また、いたずらに収納スペースや収納グッズを増やさないようにもしているという。例えば、本棚を置くと夫の漫画が増えるので、本棚自体がないという。そして、「新しく何かを買ったら、その分古いモノを捨てる」というルールをもうけ、ムダな買い物の削減を徹底。本当に欲しいモノを吟味して買い、大切に使い続けるようになったとも。

整理整頓は家計の味方となる

ののこさんは、赤字家計は脱却したものの、住まいや子どもの進学など、支出の大きいライフイベントが待ち構えている。しかし、「一度、どん底を経験しているので、悲観的になることはありません」という。それを見据えての、数々の節約ハックが本書にはたくさんある。家計管理をスマートに改善したい方は、参考にされるとよいだろう。

ののこさん プロフィール
専業主婦兼インスタグラマー。シングルマザーを経て現在の夫と再婚。子ども2人を含む4人家族。夫の借金が発覚したのをきっかけに家計管理をスタートし、ファイナンシャルプランナー3級を取得。料理をはじめ掃除や整理・整頓など暮らしの中で工夫しながら節約する様子をつづったInstagram(nonoko_16)が人気を集める。公式サイト:https://nonoko-life.com/

引用写真撮影/難波雄史

文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。