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補償の範囲は?保険料は?4月から加入が義務づけられる自転車保険のおすすめ5選

2020.03.27

2020年4月から、いよいよ東京都でも自転車保険の加入が義務付けられます。2015年10月に兵庫県で自転車保険の加入が義務付けられて以降、すでに多くの都道府県で義務化が始まっていますが、いまひとつ分からないことが多いのも事実。自転車保険の必要性などを紹介した前回に続き今回は保険の選び方を紹介していきます。

【関連記事】
4月1日から東京都で加入義務化がスタートする「自転車保険」は本当に必要か?

自転車保険を検討する際のポイント

各社から発売されている自転車保険。具体的にどのような保険を検討すればいいか、見るべきポイントを説明していきます。最低限必要なのは「賠償責任保険」。これは相手への賠償を考えたもので、自治体が自転車保険の加入義務化を定めた条例にも記載があります。

※自転車保険が義務化されている地域は下記リンクから確認しましょう。

自転車損害賠償保険の加入促進について(国土交通省)

前回紹介したように最近は事故を起こした場合、治療費や慰謝料も発生するケースがほとんど。さらにそれが高額になるケースが増えています。これまでの事例をみると「1億円」の賠償がついていれば、万が一の賠償請求の際にも安心です。また、自転車事故の場合は当事者同士で話し合いをすることになるので、示談交渉サービスの有無も確認しておくといいでしょう。

次のポイントは「重複加入」です。事故補償は火災保険や自動車保険などに付帯している場合があるので、現在契約している保険内容を確認しておくことをおすすめします。重複加入で過剰な保険料を払うことがなくなります。補償が重複した状態で事故が発生した場合であっても、どちらかの保険契約においても補償対象ではあります。しかし、一方の保険からは保険金が支払われない場合があるので注意が必要です。

おすすめの自転車保険5選

ヤフーが販売する「ちょこっと保険」

インターネットを通じて手軽に加入できるヤフーのミニ保険「ちょこっと保険」は山登りやランニングなどのアクティビティでのトラブルを補償する保険。その中に自転車事故による入院など、自転車にまつわる色々なトラブルを補償する「自転車プラン」を提供しています。

「ちょこっと保険」は契約に関するすべての手続きが約数分インターネット上で行うことが可能。「自転車事故で自分自身が骨折した際の入院費」、「自転車で歩行者にけがをさせてしまった時の賠償」など、自転車に関するさまざまなトラブルに加え、日常生活のさまざまなトラブルまで補償してくれます。スモールセットは月額390円から。国土交通省が推奨する「個人賠償責任補償1億円以上」の補償がセットされている加入しやすい保険になっています。

自転車保険のパイオニア au損害保険「Bycle」

自転車用保険としては、かなり以前からあるauの「Bycle」。保険料は月額340円とほかの保険に比べると少し割高ではあるが、通勤・通学、アクティビティなどで普段からよく自転車を使う方には手厚い補償がついている。

一番手頃なプランでも個人賠償責任補償は2億円あるほか、自転車事故の場合は補償金額が2倍、さらにはパンクなどの自転車のトラブルの際には自転車無料搬送のロードサービスがついている。ロードバイクなどで遠出した場合のトラブルのときにも安心できる、まさに自転車乗りのための保険といえるだろう。

家族の補償もしてくれる LINEほけん「かぞく全員安心保険」

家族全員の賠償責任補償1億円を、わずか月額140円の保険料で補償する保険。LINEには月額100円で入れる自転車保険もあるが、この保険は賠償の範囲を自転車の事故に限定せず日常生活の賠償責任にも拡大。さらに賠償責任の補償額ですが、1事故で1億円。つまり複数事故があった場合は、それぞれ最大1億円の補償になるかなりお得な保険となっています。

LINEで簡単に加入することができ、保険の加入状況もLINEアプリ内で確認できる使いやすさも特徴のひとつ。補償の内容を改めて確認したい場合もいつも使っているLINEなら、パスワードが分からないこともなく、簡単に確認が可能です。

ポイントで加入できる 楽天損保「サイクルアシスト」

楽天損保が運営する「サイクルアシスト」は、年間2670円(月額223円)で最大1億円の補償がつきます。自転車に乗っている際に相手にケガをさせた場合、さらに他人のモノを壊した場合などにの賠償責任も補償。さらに契約プランにかかわらず家族の事故についても補償してくれます。たとえば父親であるあなたが加入した場合、配偶者はもちろん、自転車事故の加害者になる割合が多い13~18歳の子ども、さらには親世代の事故もカバーします。

さらには自転車に乗っていない時の交通事故、さらには示談交渉のサービスもついているなど幅の広さが特長です。

全日本交通安全協会が運営する「サイクル安心保険」

国の非営利団体である協会が発売している自転車の保険のため保険料が安いのが特長。プランは3種類あり、一番手ごろなプランAは保険料が103円。子どもからお年寄りまで加入の年齢制限がなく、しかも、もしもの時は1億円の補償がされます。

またプランAでも示談交渉がサービスが付き、家族全員を補償してくれます。他の補償はいらない、シンプルなものが必要な人には最適です。

ここまで自転車保険について紹介してきましたが、もっとも大切なのは安全に気をつけること。交通ルールを守り安全運転の意識を持ちましょう。

文/今 雄飛

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