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嫌われる上司の話し方と好かれる上司の話し方の違い

2020.03.28

ビジネスコミュニケーションにおいて、たとえ表面上はうまくいっていたとしても、内心、相手に嫌われてしまうことは致命的となる。もし上司である自分が「嫌われる話し方」の癖を持っているのなら、すぐにでも直したほうが良い。しかし、なかなか自分では気づきにくいものだ。

そこで今回は、上司がやりがちな「嫌われる話し方」の中から3つ、話し方に関するセミナーやコンサルティングを行う柴田真里さんに挙げてもらい、解説してもらった。最後には、「好かれる話し方」のポイントもチェックしておこう。

上司の嫌われる話し方3つ

●嫌われる話し方1「決めつけの話し方」

「相手の気持ちや考えを決めつける話し方は嫌われます。例えば、部下が何かを失敗したときに『ミスをしたのに、ヘラヘラ笑っているなんて反省していないんじゃないか?』と上司から言われたら、気分は良くないですよね。なぜなら、上司は部下のことを『反省していない』と決めつけているからです。

一方、上司が『君は、いつも部署を明るくしてくれて、助かっているよ。ところでこのミスの件だけど、君はどう感じている?』というように、相手のことを決めつけず、どんなことを感じているのか、なぜそれをしてしまったのかを聞くことで、相手は人間として肯定されていると感じ、上司の問いにも誠実に答えようとしますし、ミスについて反省し、適切に対応しようと思うでしょう」

●嫌われる話し方2「相手を否定する・威圧的に話す」

「部下が仕事でミスをしてしまったとき、上司としてはとても残念な気持ちになりますよね。期待していれば、その残念な気持ちは何倍にもふくらんでしまいます。そんなとき、ついつい出てしまう言葉が『なんでミスをしたんだ!○○君に頼まなければ良かった』というもの。このように相手を否定し、威圧的に話すと『うわっ。この人には何を言っても伝わらない』と思われてしまい、本音で話さなくなり、いずれ嫌われてしまいます。

ここでは、『○○君にはこの仕事を受けてもらってとても感謝してるんだ。ありがとう。この仕事なんだけど、ここが間違っているみたいなんだ。今後も仕事を頼みたいので、これからは気をつけてもらえるかな?』と、相手を否定せず、理解をもって話をしてみてください。きっと、相手は萎縮せず、素直に謝罪してくれるはずです」

●嫌われる話し方3「否定的に話す」

「部下や取引先の相手から何かを提案されたら、常に『でも…』『だって…』という言葉が口をついていませんか? そんな言葉から始めていると、部下や取引先から信用されなくなっていきます。なぜなら『でも』や『だって』は責任転嫁のときに使う言葉である上に、無意識に『自分にはそんなことできません』と言っているのと同じだからです。

信用されるためには、自分にとってどんなに難問に感じたとしても『ありがとう』と感謝の言葉から始めること。そうすることで、相手は『この人は自分の意見を聞いてくれた』と感じ、たとえ、その提案を叶えられなかったとしても信頼関係は深まります」

「好かれる話し方」のポイント

ここまでで、3つ嫌われる話し方とその代替え策が紹介されたが、普段から、好かれる話し方をするためには、どんなことを意識していればいいだろうか。そのポイントを柴田さんは次のように話す。

「好かれる話し方をするためには、まず『相手を受け入れる姿勢を持つ』ことがポイントです。なぜ相手を受け入れることが必要なのか。それは、私たちは共通点があっても、好みや考え方はまったく異なることがあるため、相手がどう感じ、考えているかはまったくわからないからです。

例えば、焼肉が好きな人が2人いたとします。どちらもよく焼肉屋に出かけます。しかし1人は、焼肉を焼く匂いが好きと思っています。もう1人は、焼肉を単に食べるのが好きだと思っています。いざ、この2人が焼肉の魅力について話そうとすると、会話がいまいち噛み合わないでしょう。そして、この2人がそれぞれ自分の好きな焼肉の話を押しと通そうとすると、意見の食い違いから喧嘩が生じることもあるでしょう。

このように、私たちは言葉なしでは、相手の頭の中を見ることも、知ることもできないので、たとえ行動等に共通点があっても、もしかしたら自分とは真逆の嗜好や考え方、意見を持っている可能性があることも想定しておかなければなりません。だからこそ、相手と話すときには、はじめからどんな内容が返ってきてもいいように、相手を受け入れる姿勢が大切になってきます。

まずは固定概念を取り払って、相手の話に耳を傾ける。どう思っているのか聞く。それを聞いた上であなたが思っていることを伝える。これが、相手に好かれる話し方のポイントです」

嫌われる話し方をしていないか、普段の話し方を振り返った人も多いかもしれない。好かれる話し方のポイントを踏まえて、ぜひ現場で実践してみよう。

【取材協力】
柴田 真里さん
セミナー講師・コーチ・人材教育コンサルタント
21歳の頃より、医療従事者として病院に勤務。大学病院での多忙な業務や、看護師間とのコミュニケーションに嫌気がさし退職。その後、上京しリハビリ病院に就職。どのように話をしたら患者はすんなり動いてくれるのか?を疑問にもち、話し方について約3年間学ぶ。学んだことを実践し、相手が自ら動く話し方を習得・その経験を活かして、人材育成に悩んでいる方の話し方コンサルをしている。
https://www.facebook.com/campanula2525/

取材・文/石原亜香利

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