単なる買い忘れのみならず、自然災害時には買い占めが起きたりして店頭から姿を消してしまう可能性がある生活必需品「ティッシュペーパー」。私たちの生活に根付いた商品であるだけに、家に少しもないと不安に思う人は多いはずだ。今回は、そんな不測の事態のために、ティッシュの代用品として使えるものを紹介する。
ティッシュが店頭から消える可能性!?
そもそも、スーパーやコンビニ、ホームセンターなど、いたるところで見られるティッシュペーパーの在庫がなくなる可能性などあるのだろうか。
ティッシュはほとんどが国産! しかし……
現在、ティッシュペーパーやトイレットペーパーのほとんどが国内で生産されている。そのため、海外でなにか災害が起きたとしても、基本的に商品数に影響はあまり出ないだろう。
しかし、2020年2月に世界的に大流行を見せた新型コロナウイルスの影響で、店頭からティッシュは姿を消したことは、記憶に新しいはずだ。これは、SNS上に流れた「ティッシュは中国産」という嘘の情報を信じた一部の人たちが商品を買い占め、店頭では品薄となってしまった結果だ。さらに品薄となってしまったティッシュを取り合う形で買い占めが起き、店頭からほとんど姿を消してしまったのだ。
緊急時ほど落ち着いて行動しよう
今回の新型コロナウイルスによる一連の騒動から学べるのは、緊急時ほど無数に流れてくる情報をよく吟味し、正しい情報を得なければならないという点だろう。ティッシュペーパーやトイレットペーパーは生活必需品。不用意に買い占めてしまうと、困る人も出てくるはずだ。周りの人の事情も考え、必要数だけの購入という、人としてのモラルを大切にするべきだろう。
ティッシュペーパーの代わりに使えるものとは!?
では、ここからが今回の本題。ティッシュペーパーが家になくなってしまった場合、代用できるものを紹介していこう。
ガーゼハンカチを洗って使うのがおすすめ
ティッシュの代わりに使える商品としておすすめなのが、ガーゼハンカチだ。薄くて柔らかい素材なので、鼻を傷める心配もなく、洗って何度も使えるためエコの面でも好評。ほつれてきたら捨てるなど何度も使いまわしすれば、ゴミが減る上に節約になるだろう。
使い古したシャツなどもおすすめ
何年も着ていて、ボロボロになってしまったシャツを細かく切り、ガーゼハンカチと同じように利用するのも一つの手だろう。この方法であれば、いらなくなった洋服を再利用するだけなので、ガーゼハンカチよりも更に出費を抑えられる。
くしゃくしゃにした新聞紙
読み終わった新聞紙やチラシを代用するのも1つの手段。新聞紙はそのまま使うと、さすがに硬く鼻を傷めてしまう危険性があるので、一度手でくしゃくしゃにしてから使うといいだろう。利用に際しては、鼻が切れてしまう可能性が高いことを留意してほしい。
ティッシュを半分にカットして使う!?
利用用途にもよるが、そもそものティッシュのサイズだと大きすぎてもったいない、と思っている人もいるのではないだろうか。そういう人は、あらかじめティッシュを半分にカットして使うといいだろう。
実は、半分にカットしたティッシュを入れるケースはAmazonや楽天市場などのオンラインショップに販売されている。それほど、ティッシュを半分にして使いたいという人は多いのだ。単純に2倍の回数ティッシュを使えるようになるので、かなりお得といえるだろう。
チリ紙交換車を利用
地域によっては、チリ紙交換の車が走っているところもあるので、それを利用するのもありだろう。チリ紙交換車とは、その名の通り不要な紙とトイレットペーパーやティッシュペーパーと交換してくれる業者。目安として新聞紙約1か月分をティッシュペーパー1箱と交換してくれるところが多いので、そこまで多くはないものの、ただ捨てるだけのチリ紙であれば、交換しておいて損はないだろう。
※データは2020年3月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/佐藤文彦