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メルカリとヤフオク!、利用者が多いのはどっち?

2020.03.22

今何かと話題の「メルカリ」と「ヤフオク!」。気軽に消費者同士の取引(ctoc)ができるアプリとして、利用したことがある人は多いことだろう。

そんな「メルカリ」と「ヤフオク!」、どちらが利用されているかを含む、Eコマース&アプリコマース関連分野に関する様々なアンケート調査をまとめた「Eコマース&アプリコマース月次定点調査 2019年総集編」が、このほど発表された。

なお本調査は、株式会社ジャストシステムにより、全国の17歳から69歳の男女1,100名を対象として実施されている。

EC利用のデバイスは「パソコン」と「スマートフォン」が同格に

2019年12月度調査において、EC利用は「パソコンから」と回答した人は63.2%、「スマートフォン」は68.4%、「タブレット」は16.9%だった。

本調査を開始した2017年4月度調査では、「パソコン」は74.8%、「スマートフォン」は51.2%、「タブレット」は18.5%という結果に。

この2年8カ月間で、「パソコン」は11.6ポイント減少、「スマートフォン」は17.2ポイント増加、「タブレット」は1.6ポイント微減。ECは「パソコン」に加えて、「スマートフォン」からでも利用する人が増加していた。

※複数回答あり。

スマートフォンからのEC利用は、「ネット」よりも「アプリ」がメインに

2019年12月度調査において、スマートフォンからECを利用する人のうち、主に「インターネット」から購入すると答えた人は31.3%、「アプリ」と答えた人は68.7%だった。

一方、2017年4月度調査では「インターネット」は43.3%、「アプリ」は56.7%。この間、スマートフォンからECを利用する方法は、「インターネット」経由ではなく、「アプリ」経由に人々の行動は変化したようだ。

最も使われているECアプリは、「Amazon」

2019年12月度調査において、スマートフォンのアプリからECを利用する人に対して各ECアプリの利用状況を尋ねる調査が行われたところ、最も多くの人に利用されていたECアプリは「Amazon」(70.7%)、次いで「楽天」(63.9%)、「Yahoo!ショッピング」(45.1%)だった。

2017年4月度調査でも、やはり最も多くの人に使われているECアプリは「Amazon」(62.9%)、次いで「楽天」(57.0%)、「Yahoo!ショッピング」(37.8%)だった。いずれのアプリも利用率は伸びており、やはり3大ECショッピングモールは、ECアプリも浸透しているようだ。

10代の「UNIQLO」アプリ利用率は、5割

2019年12月度調査時、最も利用されていた※1ECアプリ「Amazon」の世代別利用率は、10代(70.6%)、20代(68.7%)、30代(71.4%)、40代(69.7%)、50代(75.5%)、60代(69.7%)で、世代間であまり差がなく使われていることがわかった。

一方、「楽天市場」のアプリと「Yahoo!ショッピング」のアプリは、比較的年齢が高くなるにつれて、利用率が高くなる傾向にあった(「楽天市場」アプリの利用率は、10代:41.2%、20代:57.8%、30代:64.3%、40代:68.2%、50代:85.7%、60代:60.6%。「Yahoo!ショッピング」アプリは、10代:29.4%、20代:34.9%、30代:42.9%、40代:56.1%、50代:49.0%、60代:63.6%)。

一方、「UNIQLO」アプリの利用率を見てみると、10代(50.0%)、20代(31.3%)、30代(27.1%)、40代(31.8%)、50代(32.7%)、60代(27.3%)と、調査対象にしたECアプリの中で、唯一、10代の利用率が5割に達したアプリだった。

※1 EC利用経験者で、「スマートフォンのアプリ」からECを利用すると答えた人が対象。

EC利用経験者の4割が「Amazonプライム会員」。2017年から10ポイント以上増加

EC利用経験者を対象に、利用中の会員サービスについて尋ねる調査が行われたところ、2019年12月度調査では、「Amazonプライム会員」と答えた人が最も多く(43.0%)、次いで「Yahoo!プレミアム会員」(29.9%)、楽天プレミアム会員(17.0%)だった。

2017年4月度調査でも、やはり「Amazonプライム会員」が最も多く(29.8%)、次いで「Yahoo!プレミアム会員」(24.5%)、楽天プレミアム会員(19.7%)だった。この期間、「Amazonプライム会員」は13.2ポイント伸び、他サービスと比べて大きく会員数を伸ばしたことがわかる。
※複数回答あり。

約半数がCtoCサービスを認知。3割に利用経験

2019年12月度調査における「CtoCサービス(個人間商取引)」の認知率は51.4%※1、利用率は28.9%だった。2017年4月度調査では、認知率が46.3%、利用率が27.3%だった。CtoCサービスは、ゆるやかに認知率※1、利用率ともに増加していた。
※1 「利用したことがある」「知っているが、利用したことはない」と答えた人の合計。

CtoCアプリは「メルカリ」と「ヤフオク!」が2強

「CtoCサービスを利用した経験がある」と答えた人の割合は、2017年4月度調査で27.3%、2019年12月度調査で28.9%と微増した。

また、利用しているCtoCサービスを尋ねる調査が行われたところ、2017年4月度調査では、CtoCサービス利用経験者のうち、「ヤフオク!」を挙げた人は49.7%、「メルカリ」は31.0%だった。

2018年8月頃から「ヤフオク!」と「メルカリ」の利用率は拮抗するようになり、2019年12月度調査では「ヤフオク!」の利用率は50.0%、「メルカリ」は52.5%と、「メルカリ」が「ヤフオク!」の利用率を上回るまでになった。

10代、20代の購買行動に最も影響を与えるのは「SNS」。30代以降は「メルマガ」

2019年12月度調査において、ECサイト・アプリから新商品やキャンペーンなどについて受け取っている通知の中で最も商品購入につながっている方法を一つ挙げてもらう調査が行われた。

一番多かった回答は「メールマガジン」(46.0%)、次いで「アプリのプッシュ通知」(12.6%)、「SNS」(12.0%)だった。

年代別に見てみると、10代と20代は「SNS」が最も多かったのに対し(10代:25.0%、20代:25.9%、30代:12.6、40代:9.6%、50代:2.0%、60代:7.0%)に対し、30代以降は「メールマガジン」だった(10代:17.5%、20代:23.5%、30代:33.3%、40代:57.4%、50代:58.4%、60代:64.0%)。

最も購買行動につながるSNSは「LINE」。次に「Twitter」

ECサイト・アプリから通知を受け取っているSNSの中で、最も商品購入につながっているSNSを挙げてもらう調査が行われたところ、2019年12月度調査では「LINE」を挙げた人が最も多く(39.7%)、次いで「Twitter」(27.8%)、「Instagram」(18.3%)という順番だった。

一方、2017年4月度調査では、「LINE」(36.8%)、次いで「Twitter」(32.1%)、「Facebook」(12.3%)、「Instagram」は5.7%だった。この間、「Instagram」は12.6ポイント伸ばし、より多くの人の購買行動に影響を与えるSNSと成長したことがわかる。

<調査概要>
調査名:『Eコマース&アプリコマース月次定点調査』
調査期間: 2019年1月~2019年12月の間、毎月1回実施
調査対象:Fastaskのモニタのうち、17歳から19歳の男女50名ずつ、加えて20歳から69歳までを10歳ごとに、男女100名ずつ割り付けて回収(合計1,100名)。
調査方法:セルフ型ネットリサーチ Fastaskでのアンケート調査

出典元:株式会社ジャストシステム

構成/こじへい

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