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「恋愛や交際はコスパが悪い」イマドキの20〜30代独身男女の恋愛観

2020.03.20

今の時代、恋愛はコスパが悪い?

エウレカと中央大学文学部 山田教授は共同で「日本の恋愛・結婚意識」を男女5,000名に実施した結果、交際相手探しや異性との交際に多くの精神的・金銭的・時間的負担がかかることに対して、若者は「男女の恋愛はコストパフォーマンスが悪い」という意識を持っていることが判明した。

今回は調査結果を山田教授の考察と合わせて紹介しよう。

交際相手がいない若者の恋愛意識とは

交際相手がいない人のうち45%は「交際したくない」と回答。

その理由は「自分を曲げたくない、相手に合わせたくない」(左図・緑色チェックマーク)と「交際は面倒で疲れる」(左図・赤色チェックマーク)という二つの意見が多く挙がった。

一方で、残りの55%の人は「交際したい」と回答したものの、相手を見つけるための活動をしているのは僅か15%のみ。

なぜ交際したいのに活動しないのかを聞くと、「どうしてよいのか分からない」(右図・緑色チェックマーク)、「恋愛に対して受動的」(右図・赤色チェックマーク)という回答が多数となった。恋愛の仕方が分からず、そして恋愛に消極的であるという若者の意識がわかる。

とはいえ、20~30代独身者の85%が結婚を、55%が交際を希望していた。

そこで、交際・結婚相手に求めることを調査すると、交際・結婚ともに、「愛情」「人柄」「自分を大切にしてくれること」(左図・青色文字)など精神的な側面を求め、”相手に受け入れてほしい”と望んでいることがわかる。

一方で、異性との交際を考えたさいに7割以上の男女が何らかの「引け目」を感じていることも明らかに。具体的には「容姿」「性格」「コミュニケーション」などが上位になりました(右図・青色文字)。

山田昌弘教授の考察

山田教授は、交際相手探しや異性との交際のために多くの精神的・金銭的・時間的負担がかかることについて、20~30代の男女は、恋愛や交際はコストパフォーマンスが悪いという意識を持っていることを指摘。自分の趣味や一人の時間を失ってまで交際したいと思わず、恋愛は面倒くさく負担の大きいものだという意見を持つのではないかと考察した。さらに、独身男女の多くが「引け目」を感じていることの根底には、「男女の交際にはリスクがある」という意識があると考察。

若者が感じる具体的なリスクとは、「相手が自分を受け入れてくれるか?断られてしまうのではないか?」という自分に自信が無いことで感じる不安や「こんな人とは思わなかった」「よく分からない人と付き合ってしまうのではないか」という意識で、これらのリスクを回避するために、結果的に若者は恋愛から離れ、恋愛に対して受動的になってしまっているのではないかと語った。

※今回の共同調査は、全国の20歳以上の男女5,000名(独身者2,500名、既婚者2,500名)を対象に、結婚や交際に関する意識と実態を把握することを目的に実施した。

構成/ino

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