「洗濯物を干すストレスから解放されたい!」という思いから、洗濯機とは別に衣類乾燥機を取り付けようと思っている人も多いはず。
設置用のスタンドには組み立てるタイプの「自立スタンド型」と、壁や洗濯機に固定するタイプの「直付け型」があり、壁にビスを打つ必要があったり、配送当日自宅に入らなかったという失敗例も多い。
「なんだが難しそう」「力が必要そう」と設置の面倒から衣類乾燥機の購入を迷っている人のために、自分で設置する場合、業者に設置してもらう場合など設置の方法を紹介しよう。
衣類乾燥機の設置は自分でできる?
スタンドは様々なメーカーから販売されているが、最も確実にスペースへ収めるには、衣類乾燥機と同じメーカーのスタンドを使用するといい。
洗濯機の上に衣類乾燥機を設置したい場合、スタンド購入の際に業者へ設置の依頼をするよう勧められることがほとんだだが、費用がもったいないと感じている人も多い。
自分でスタンド設置をする場合は壁や洗濯機に固定用のビス打ちをする必要があるため、ドライバーなど工具が必要になるし、本体の故障といったリスクを覚悟の上で作業しよう。
「直付け型」スタンドの場合は、壁や洗濯機へのビスやネジを打つことで固定をする仕組みなのでDIYに抵抗がなければ比較的簡単に自分で設置ができるだろう。
「自立スタンド型」は組み立てが難しいタイプの物も多く、自立させるためのネジの数も多く、組み立ててもぴったりハマらないことで苦労をする人も多い。
購入するスタンドのタイプで自分で組み立てられるか判断しよう。
衣類乾燥機の設置を業者に頼むとどうなる?
衣類乾燥機設置のみならば2000円から3000円程度で設置してくれる業者が多い。
家電量販店などでは衣類乾燥機購入の際、古い衣類乾燥機のリサイクル引き取り込で5000円程度で設置サービスを行っている店舗が多い。
「直付け型」はビス打ちがあるため割り増しになるケースもある。
衣類乾燥機の設置は賃貸住宅でも可能?
パワフルな乾燥ができて人気のガスタイプの衣類乾燥機もあるが、ガス管を引く必要が出てくるため賃貸住宅への設置は難しい。
また、賃貸住宅の場合は壁にビス打ちができないため、設置台は「自立スタンド型」を購入する人が多い。
日立の衣類乾燥機のスタンドはどんなものがあるの?
日立は衣類乾燥機設置用スタンドとして「スタンド方式」のびのびスタンド、「床置き方式」床置用スタンド、「直付け方式」ぴったりスタンドの3種類を販売している。
価格帯は1万5000円から1万円程度となる。
衣類乾燥機に一人暮らし用はあるの?
一人暮らし用の3kg対応の小型タイプが人気を集めている。実売価格帯も3万円程度とリーズナブルだ。
一人暮らしの賃貸住宅の場合は、スペースに衣類乾燥機が入らない場合も多く、換気できる場所に設置しないと部屋に熱気がこもってしまうこともあるので狭い部屋に住んでいる人は注意が必要だ。
パナソニックの衣類乾燥機は?
パナソニックは洗濯物5kg乾燥タイプと、6kg乾燥タイプの2種類の衣類乾燥機を販売している。
いずれも家族向けの大きさで、電気式乾燥タイプとなり、実売価格帯は5万円から6万円程度だ。
日立の衣類乾燥機は?
日立の衣類乾燥機は洗濯物4kg乾燥タイプ、5kg乾燥タイプ、6㎏乾燥タイプの3種類を販売している。
4㎏タイプは機能をシンプルにする、5kg、6㎏タイプにはデリケート衣類乾燥用の風乾燥機能が付くなど家庭の都合に合わせて選べて、実売価格帯は4万円から6万円程度。
部屋干しにおすすめな衣類乾燥機はある?
洗濯物を乾燥機に入れて痛ませたくない、きちんと洗濯物を干したい人向けに「衣類乾燥除湿器」も各メーカ―から発売されている。
部屋干しにも対応しているが、日当たりの悪い部屋などに住む人には除湿もできる機能が好評だ。
パナソニックの衣類乾燥除湿機には、水から生まれたイオン「ナノイーX」搭載という洗濯物除菌機能が搭載されているモデルがあり、実売価格帯は6万円程度となる。
花粉を吸着させたり、ウィルスを除去する機能のため、子どもがいる家庭や花粉症の人にはおすすめである。
※データは2020年3月下旬時点での編集部調べ。
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文/小林恵理子