水仕事などで手を酷使することも多い飲食などのサービス業。その従事者たちはどのような手荒れ対策をしているのだろうか?
そこで今回、20代~50代のサービス業従事者を対象とした「手荒れ」に関するアンケート調査が行われたので、その結果を紹介していきたい。
サービス業で働く人の約2人に1人は手荒れに悩んでいる!
「あなたは手荒れに悩んでいますか?」と尋ねる調査が行われたところ、約半数の人が「はい」(49.5%)と回答していた。
職業柄手が荒れやすい!?
次に、「あなたの手荒れの原因は何だと思いますか?」と尋ねる調査が行われたところ、水仕事で使用する洗浄剤や、手洗い時に使用する石鹸、洗う回数が多いことが手荒れの原因として挙げられていた。
具体的には下記の意見が挙げられた。
・乾燥や手の洗いすぎによる石鹸負け(山形県/その他サービス/女性)
・水仕事や手洗いのしすぎ(大阪府/その他サービス/女性)
・洗剤かぶれと水を大量に使用することによる手荒れ(東京都/飲食物調理/女性)
・消毒液を使うことと手を洗う回数がすごく多いことが原因だと思う(埼玉県/保健医療サービス/女性)
また、手荒れに対して「どのような対策をしていますか?」と尋ねる調査が行われたところ、以下のような結果となった。
約7割の人がハンドクリームでケアをしていることがわかったが、そもそも水や洗浄剤に触れないように手袋をはめて業務にあたる方も少なくないようだ。
サービス業従事者の“手荒れ”は仕事への影響も大きい!?
サービス業従事者は、その職業柄手荒れを気にする人が多いことがわかったが、どのような時に手荒れが気になるのだろうか。
そこで「どのような時に手荒れが気になりますか?」と尋ねる調査が行われたところ、実際に乾燥・痛みを感じる時や、洗物など水に触れる時に多いことがわかった。
また、下記のような具体的な意見が挙げられた。
このようにサービス業ならではの意見も見受けられ、中にはストッキングやタイツ、セーター等やわらかい生地に触れる際、指が引っかかるといった女性特有のシチュエーションもあるようだ。
手荒れを悪化させないためには手洗い洗浄剤の使用が重要に
最後に、「職場では1日何回手を洗いますか?」と尋ねる調査が行われたところ、8割近くの人が3回以上手を洗っているということが判明し、5回以上手を洗っている人に関しても半数以上という結果になった。
手の汚れを落としたり、風邪やインフルエンザ等の感染予防で手を洗ったり、1日を通して複数回手を洗うことは珍しくない。しかし、手の洗いすぎは必要な手の油分まで洗い流すことに繋がり、乾燥による手荒れを引き起こしやすくなる。
乾燥予防のためにハンドクリームを使用する機会も多くなることが予想されるが、1日あたり何回使用しているのだろうか。
「ハンドクリームは1日何回使用しますか?」と尋ねる調査が行われたところ、7割近くの人が最低1回はハンドクリームを使用しており、3人に1人は3回以上も使用していることが判明した。
【調査概要】:サービス業で働く人の「不(不安・不満・不便)に関するコト」の調査
■調査期間:2020年1月15日(水)~ 2020年1月16日(木)
■調査方法:インターネット調査
■調査人数:1,084人
■調査対象:「サー ビス職業従事者」
20歳~34歳の男女
35歳~49歳の男女
50歳以上の男女(各男女別150名前後/1,111人)
■モニター提供元:ゼネラルリサーチ
出典元:佳秀工業株式会社
https://kasyu-kogyo.com/
構成/こじへい