バーベキューコーデでは、おしゃれさだけでなく機能性も考えたアイテム選びが重要です。しかし、女性がバーベキューを満喫するために、どんなコーディネートを選ぶべきなのでしょう。バーベキューを100%楽しむためのコーデのポイントを紹介します。もちろん、3密を避け、コロナ対策も忘れずに!
バーベキューに最適なコーデとは
大人の女性ならばTPOに合わせた服装を選びたいですね。しかし「バーベキューにふさわしいコーデ」といわれても、慣れていない人はピンとこないかもしれません。では、どのような服装がバーベキューにぴったりなのでしょうか?
アウトドアに適した動きやすい服装
迷ったなら『動きやすい服装』をチョイスすれば、まず間違いありません。
バーベキューは、準備段階からたくさん動きます。コンロなどの器材を運ぶこともあるでしょう。そのため、レースやリボンの着いた繊細なデザインの服装では、引っかかることが気になって注意力が散漫になるかもしれません。
足元が不安定な可能性もあります。例えば、河原でバーベキューをする場合、足元には大小さまざまな石が転がっていることもあります。
安全を十分に確保できるように、できるだけ安定感のある靴を履きましょう。最近では足元が整備された、きれいなバーベキュー場もありますが、動きやすい服装であれば、気兼ねなく準備や作業の手伝いができます。
コーディネートのポイントは?
動きやすくカジュアルな服装が基本のバーベキューコーデですが、具体的にはどのようなアイテムを選ぶと良いのでしょうか?バーベキューを存分に楽しめるコーデのポイントを知り、当日の服装の参考にしましょう。
パンツスタイルがおすすめ
アクティブにバーベキューを楽しみたいと思っているなら、『パンツスタイル』がおすすめです。スカートでは足元が気になり、座ったり動いたりまで気を付けなければならなくなります。
その点パンツであれば、気兼ねなく動けます。めくれるのを気にして、動きが制限されることもありません。
ストレッチ素材でできたパンツは、荷物運びや作業をするときにも積極的に動きやすく便利です。スキニーパンツ・カーゴパンツ・ガウチョパンツなど種類も豊富なので、好みのデザインが選べます。
洗いやすい服装を選ぶ
『洗いやすい』ということも、バーベキューコーデでは大切なポイントです。
バーベキューは、肉の脂・炭の汚れ・煙の臭いなどがどうしても付いてしまいます。暑い季節なら汗をたくさんかくこともあるはずです。
そのため、汚れがついても洗いやすい素材のアイテムを選びましょう。手洗いしなければならない繊細なものや、クリーニングに出さなければならないものよりも、洗濯機でどんどん洗える丈夫な素材が向いています。
はっ水加工の施されている素材の服もおすすめです。雨の日に役立つ印象がありますが、汚れが付きにくく、落としやすいという特徴もあるため、汚れやすいバーベキューでも重宝します。
羽織ものを1枚持って行く
1枚持っておくと重宝するのがカーディガンやパーカーといった『羽織もの』です。
日中は暑くても夕方が近づくにつれ肌寒く感じることがありますし、季節によっては天候が急に変わることもあります。羽織ものが1枚あれば、そうした変化に対応でき便利です。
羽織ものにもさまざまな種類がありますが、バーベキューにぴったりのカジュアルコーデをおしゃれにキメたいなら、カーディガンが良いでしょう。着ないときは、肩や腰に巻いてアクセントにできます。
機能性を重視して選ぶのも良いでしょう。薄手で軽い素材のものなら持ち運びに便利ですし、はっ水性がある素材ならちょっとした雨にも対策できます。
靴はヒール以外で
足元は安全にも配慮して、スニーカーやスポーツサンダルをチョイスしましょう。バーベキュー場は必ずしも足元が整備されているとは限らないため、『不安定になりやすいヒールは避けるのが安心』です。
フラットなスニーカーやスポーツサンダルより、大人の落ち着きを演出したい場合には、ベージュなどの落ち着いた色合いでレザー素材のビーチサンダルを選ぶのがおすすめです。
カジュアルなスタイルでも適度にエレガントで落ち着いた印象のコーデになり、足元の安定感も確保できます。
バッグや小物のポイント
バーベキューを快適に楽しむためには、具体的にどのようなバッグや小物があると良いのでしょうか?バーベキューのお役立ちアイテムを紹介します。
小さめのショルダーバッグが便利
バーベキューでは作業や食事をする場所と荷物置き場が離れていることがあります。財布やスマホなどは、防犯面を考えても持ち歩いた方が良いでしょう。
貴重品を持ち歩くには、『小さめのショルダーバッグ』があると便利です。貴重品だけでなく、ハンカチやリップクリームなど、あると便利な小物も入れておけます。
また、両手があくのもショルダーバッグのメリットです。バーベキューの作業中や食事中でも、バッグが邪魔になりません。
帽子をかぶるならキャップを選ぼう
アウトドアで楽しむことも多いバーベキューでは、帽子があると役立ちます。日差しのまぶしさを避けたり、日焼け対策をしたりするための、必須アイテムと言えるでしょう。
シーンに合わせて選ぶなら、帽子は『キャップ』がおすすめです。カジュアルな服装に似合いやすく、動きやすさにも優れています。
つば広の女優帽のようなタイプの方が紫外線対策には向いているかもしれません。しかし、風で飛ばされにくいという点では、キャップの方が屋外で楽しむバーベキューに向いているでしょう。
ボーイッシュになりすぎてしまう場合には、かぶるときに耳を出すと女性らしい雰囲気がプラスできます。
NGな服装とは
近年では足元が整備されたバーベキュー場も増えてきていますが、バーベキューはあくまでもアウトドアです。その場にふさわしくないコーデでは、怪我をしてしまう可能性もあります。せっかくのバーベキューを台無しにしないよう、NGな服装も知っておきましょう。
露出度が高い服
屋外でのバーベキューは、普段より開放的な気持ちになりやすく、夏場に川や海で行うバーベキューでは、「水着や露出度の高い服装をしたい」と思うかもしれません。しかし、『露出度の高い服はバーベキューに向いていない』ため注意しましょう。
メンバーに男性がいる場合には目のやり場に困らせてしまったり、日焼けや虫刺されで肌が赤くなってしまったり、火の粉が当たりやけどしてしまったりする可能性もあります。
露出度が高めの服装を楽しみたい場合でも、まずは安全を最優先に考えて服装を選ぶことが大切です。
きれいめな服装
きちんと感のあるきれいめなファッションが好きな場合でも、バーベキューのときにはカジュアルなテイストを選びましょう。
ふんわりとしたブラウスやスカートでは、準備や調理を手伝おうと思っても、ブラウスの裾やスカートの裾が気になり、立ったり座ったりなどが思うように動けないことがあります。
焼いている肉の脂はねや、炭の汚れ・砂・雨など汚れやすいバーベキューでは、『きれいめな服装は避けるのが無難』と言えます。
汚れが目立ちやすい服
カジュアルな服装でも、白や淡い色など『汚れが目立ちやすい服』はバーベキューには向いていません。自分でどれだけ気を付けていたとしても、後から見ると汚れが付着していることもあるでしょう。
白や淡い色の服を着ていると、自分では気にしていなくても、周りが気を使ってしまうこともあります。一緒に楽しむメンバーに余計な気を使わせないためにも、白は避けるのが無難です。
汚れる危険性が高いバーベキューでは、汚れが目立ちにくい柄物や濃い色のアイテムを選ぶのが良いでしょう。
その他の注意点
バーベキューを満喫するためには、服装以外にも注意しておくと良いポイントがあります。快適に楽しい時間を過ごすために、ポイントを押さえた事前準備をしましょう。
日焼け対策をしよう
日焼け対策をしないでいると、後から痛みや赤みが出たり、髪が傷んだりすることがあります。そのため、事前の日焼け対策が大切です。
まずは日焼け止めを準備しましょう。小まめに塗り直す手間を考えると、乳液タイプよりもスプレータイプがおすすめです。スプレータイプのものには肌だけでなく髪にも使える商品もあります。
顔や手足はもちろん、忘れやすい首元にもつけましょう。サンダルを履いているときには、足の甲にもつけます。唇の日焼け対策には、UVカットのリップクリームを使用すると便利です。
日焼け止めだけではなく、帽子・サングラス・アームカバー・カーディガンなどでもUV対策のものを使いましょう。どれか一つではなく、合わせて使うことで万全の対策ができます。
虫刺されに気を付けて
虫刺され対策も重要なポイントです。バーベキューにぴったりのシーズンは、虫が増える季節でもあります。そのため、水辺や草の中に、蚊やブヨなどが潜んでいることも多いでしょう。
そのような虫に刺されて痛い・かゆいといった不快な思いをしないためにも、『虫よけや虫刺されの薬』は欠かせません。
オーソドックスなスプレータイプの虫よけはもちろん、リングタイプやシールタイプなどもあるため、うまく併用して虫刺され予防をしましょう。
事前に当日の天気をチェック
屋外のバーベキューの場合、快適に楽しめるかどうかは天候に大きく左右されます。事前に天気予報をチェックして、当日の持ち物を決定しましょう。
晴れて気温が高くなる予報なら、暑さ対策をすると快適に過ごしやすくなります。通気性の良い素材の服を選んだり、冷感スプレーを用意したりするのも良いかもしれません。
雨の確率が高いときには、レインコート・レインシューズ・雨対策用のテントなどを用意しておくと安心です。雨に伴い気温も下がりそうなら、羽織やブランケットなどが役立ちます。
「急な天候の変化で楽しめなかった…」ということがないよう、事前にしっかりと天気予報を確認しましょう。
構成/編集部