普段何気なく買っているトイレットペーパーには「ダブル」と「シングル」タイプ、さらには「トリプル」といった違いがある。
しかし、なぜ違うのか? 値段はどうなっているのか? 案外知らないことも多いはず。
そこで、ダブル、シングルを中心にその違いを比較してみた。
トイレットペーパー「ダブル」と「シングル」の1か月分の消費量はどれくらい?
まずは日本人のトイレットペーパーの「1か月の消費量」を確認しよう。
・4人家族でシングルトイレットペーパーを使用した場合:約15ロール
・4人家族でダブルトイレットペーパーを使用した場合:約30ロール
使用量に個人差はあるが、おおよそ900mというのが4人家族1か月分の消費量とされている。
【参照】緊急災害備蓄推進協議会
1人分の「トイレットペーパー」1か月の消費量はどれくらい?
ちなみに1人分に換算すると、1か月の消費量は以下となる(※使用量には個人差がある)。
・1人でシングルトイレットペーパーを使用した場合:約4ロール
・1人でダブルトイレットペーパーを使用した場合:約8ロール
トイレットペーパーのダブルとシングルの違いは何?
ダブルとシングルは基本的に紙の質が異なり、シングルの紙を2枚合わせたものが、ダブルというわけではない。
シングルは1枚のみで使っても簡単に破れないよう厚手の紙を使い、ダブルは紙のやわらかい面同士が外側になるよう、2枚を貼り合わせて製造する。
ダブルは2枚合わせで強度を増しつつ、一方で肌に接触する面は柔らかさを保つことができる。さらに、ふっくらとしたボリューム感を与えるタイプが多い。
【参照】エリエール
トイレットペーパーの厚さはシングルとダブルで違う?
シングルはコスパ重視。ダブルは吸水性や、やわらかさを重視する人向けとされることが多い。
地域別の消費割合は、関東ではシングルが4割、ダブルが6割、関西ではシングルが7割り、ダブルが3割といわれる。
シングルだからといって、ダブルの2倍の長さを使うわけではない。そのため、コスト削減を狙い、コンビニやオフィス、公共トイレなどではシングルが選ばれることが多い。
【参照】アズフィット株式会社
トイレットペーパーの厚さをダブルとシングルで実際に比べてみた
実際に「エリエールトイレットティシュー」のダブルとシングルで比べてみた。ちなみに商品の詳細は以下だ。
「エリエールトイレットティシュー」シングル・ダブル共通の特徴
・やわらかな肌ざわり
・パルプ100%で蛍光染料を使用しない
・花の香りを芯につけ、ミシン目入りで切り取りが簡単
・吸水性に優れ温水洗浄トイレにも適する
「エリエールトイレットティシュー」12ロールシングル
60m×12ロールシングル:幅114mm×長さ60m:536円(税込み)
「エリエール トイレットペーパー 」12ロール ダブル
ダブル:30m×12ロール:幅114mm×長さ30m:楽天価格460円(税込み)
トイレットペーパーのダブルとシングルの値段は?
トイレットペーパーのダブルとシングルの値段をAmazonで比較した。
・シングル:12ロール入り366円(税込み)〜12ロール入り603円(税込み)前後
・ダブル:4ロール入り262円(税込み)〜4ロール入り438円(税込み)前後