親しい友人や家族、職場の仲間とバーベキューを楽しむ場合、どのような食材を準備すればよいのでしょうか?食材にこだわって一工夫すれば、よりおいしくて楽しいバーベキューになるでしょう。定番から変わり種まで、おすすめの食材について紹介します。
バーベキューを楽しむポイント
バーベキューは食べる食材にこだわったり、使用する道具をそろえたり、どのようにしたら楽しく過ごせるか事前に計画することも楽しみのうちの一つといえます。
集まったみんなでおいしいバーベキューを楽しむためには、食材の準備は欠かせない工程です。
食材の選択や下ごしらえに気を配れば、よりおいしいバーベキューが楽しめます。下ごしらえや食材の取り扱いのポイントなどについて見ていきましょう。
事前に下ごしらえをしよう
バーべキューをより楽しみたいなら、前日の準備をしっかりしておきましょう。「食材の下ごしらえで、当日上手に焼けるかどうかが決まる」といっても過言ではありません。
固く火が通りにくい野菜は、茹でたりレンジにかけたりして、包丁を入れやすい状態にしておくとよいでしょう。カボチャ・トウモロコシ・ニンジン・ジャガイモなどの調理で苦戦せずにすみます。
切り方に配慮するのもポイントです。カボチャは0.5cm程度に半月切りにし、ニンジンは0.5cmほどの輪切りにしましょう。そして、ジャガイモは1cmくらい、トウモロコシなら3~4cm程度の輪切りにすると、均等に火が入ります。
肉にも一手間かけておくと、当日の調理が楽になり便利です。味わいも焼き上がりも格段にアップします。味を染み込ませるために、フォークで刺したり叩いたりした後に味付けし、一晩冷蔵庫に置いておきましょう。
食材が傷まないように注意
バーベキューで留意すべきことは、食材の鮮度です。傷まないように注意を払わなければなりません。
特に野外でのバーベキューでは、保冷剤やクーラーボックスが必須です。100円ショップなどでも購入可能なので、保冷剤を事前に冷凍しておきましょう。
保冷剤がない場合は、ペットボトルに9割ほど水を入れ、凍らせておくのも一案です。あるいは、氷を詰めたビニール袋を保冷剤代わりにすることもできます。
肉などは冷凍しておき、クーラーボックスで運ぶとより安全です。キッチンペーパーなどで肉の水分をふき取り、ラップで空気が入らないように包みます。
小分けにしておくと調理もしやすく、食べきれなかった分の持ち帰りにも便利です。
そろえておきたい定番具材
バーベキューはみんなで楽しむものだからこそ、定番の食材をそろえ、誰にとっても食べやすいようにすることが大切です。肉・野菜・海鮮とそれぞれの分野で定番のものについて見てみましょう。
牛肉、豚肉、鶏肉、ウィンナーなど
肉はバーベキューの主役ともいえる、不可欠な存在でしょう。
牛ならカルビ・ヒレ・ロースなど種類豊富に揃えておくと、さまざまな味わいを楽しめます。塩・コショウであっさりと食べるもよし、タレで味わうもよしと、味付けのバリエーションも豊富です。
豚なら、厚切り・薄切り・バラなどがおすすめです。厚切りはポークステーキ風に焼いたり、薄切りやバラ肉は野菜と一緒にサッと炒めたりします。
鶏ならモモやセセリがジューシーな味わいで人気です。ムネ肉は脂身が少なく、ダイエット中の人に向いています。鉄串で焼き鳥風にして味わうのもよいでしょう。
ウィンナーやベーコンなどの加工肉は保存しやすいため、余っても持ち帰りやすい点も魅力です。
タマネギやピーマンなどの野菜類
野菜は肉や海鮮など他の食材と一緒に炒めたり、そのまま焼いたり、主役・脇役の両方を兼ねることができる、バーベキューに欠かせない存在です。
特に、タマネギやピーマンは火が通りやすく調理が簡単なので、バーベキューに大活躍します。ジャガイモはホイル焼きにしてホクホクした食感を楽しむのもよいでしょう。キャベツは焼きそばなどの麺類に入れるにも適しています。
シイタケ・エリンギ・エノキなどのキノコ類は、そのまま焼いてジューシーな味わいを楽しみましょう。トマトを輪切りにして火を通した焼きトマトなども、ちょっと変わったメニューとして喜ばれます。
エビやホタテなど海鮮食材
肉のイメージが強いバーベキューですが、海鮮も忘れてはなりません。低カロリーでヘルシーな海鮮を好む人は多いものです。
エビやカニなどの甲殻類は、塩焼きなどシンプルに調理するだけで、格別な味わいに仕上がります。ホタテやアサリなどの貝類は、殻のまま網にのせて焼いたり、スキレットなどでワイン蒸しにしたりしてもよいでしょう。
鮭は、串焼きにしたり、ホイルで包んでバター焼きにしたりと料理のバリエーションが広く便利です。鮎などの川魚は、串で丸焼きにすると見た目よく仕上がり、パーティー感を演出できます。
場が盛り上がる変わり種
肉・野菜・海鮮とみんなが大好きな食材と併せて用意したい、場が盛り上がる変わり種食材についても紹介しましょう。
チーズフォンデュ
トロトロのチーズに具材を浸すチーズフォンデュは、見栄えがよくバーベキューなど大勢の人が集まるシーンにぴったりの料理です。
調理が手軽な点も嬉しいポイントで、アルミ皿などにカマンベールチーズを入れて熱を加え、溶けたチーズに好みの具材を付けて食べるだけで完成します。
肉・野菜・海鮮・パンなど、さまざまな具材で楽しみましょう。近年では、バーベキュー用のフォンデュセットも販売されています。
ガーリックトースト
フランスパンを使って、ガーリックトーストを作ってみましょう。用意するものはフランスパンの他に、にんにく・オリーブオイル・バターです。
バターとオリーブオイルを、同量の割合で耐熱皿で溶かします。そこにすり下ろしたニンニクを混ぜ、パンに塗り焼き上げましょう。
にんにくの香ばしさが食欲をそそる一品です。パセリも用意できれば、オシャレ感もアップします。
餃子の皮のピザ
子どもにも大人気のメニューであるピザを、餃子の皮で作ってみましょう。
まずピーマンの種を取り、輪切りにします。ハムは、1cm大に切っておきましょう。餃子の皮の上にピザソースかトマトケチャップをのばし、そこにハム・チーズ・ピーマンの順に乗せます。
準備が整ったら火にかけ、餃子の皮がパリパリになり、チーズが溶けたら出来上がりです。ツナやコーンをトッピングするのもおすすめです。
構成/編集部