闇雲にうますぎる肉繊維の海!
この店、色々噂には聞いていたんだけど『牛スジトマト煮』というメニューが……いや〜商品名聞いただけで間違いなくうまそうなんだけど、実際にとにかくウマイらしい!!
メニューを見れば、大と小があって大が480円、小が250円。小があるってのが一人呑みにもありがたい心遣い! でも、この小。一人呑み用だけじゃない気もするんだよね。大をすでに完食したけど、あんまり旨かったんで、あとちょっとまたまた喰いたい! なんて人も頼んだりするようなことすら想像できるんだよね。そのくらい、まだ喰ってもないのに旨そうでたまらない!
もう96%くらい、その“小”を頼む気持ちになってたんだけど、一応念の為、他のメニューもチェックしてみる。いや〜なにからなにまで旨そうですよ!
各種焼きとんが一本100円。小袋刺にガツ刺が330円。刺身は魚系もあって、マグロブツ420円に真ダコ刺380円ね。でさ、このタコの刺身なんだけど、店内のホワイトボード見たら“水ダコ刺”なんてのもあるワケ! これも水ダコってのもグラッとくるよ。
それに渋いところではメカブ納豆380円とか、オオ〜ッ、いなご330円ってのもある!! ハムカツ(1枚)120円ってのも泣けるじゃない、その“1枚”ってのが!!
でもまぁ、牛スジトマト煮の小かな……と思いつつ、またまたこの店の噂を一つ思い出した。豚スジ煮っていう330円の料理がありまして、まぁこれも名前聞いただけでうまそうなんだけど、これがフィリピン料理のアドボ風味だっつうんですよね。
アドボって大量の酢とニンニクで煮込んだ料理なんだけど、オレ、大好きなんですよ。それ思い出しちゃったら、牛スジトマトの方はウマイのわかってるから、豚スジにチャレンジしたクナッテチャッテ、そっちを頼みました。
そしたら頼んで正解! もう皿の中はホロホロに煮込まれた、その肉繊維までが見てとれるような茶色い豚肉の海!! そのハジに塊のニンニクがゴロッってあって、上に貝割れ大根がトッピングしてある。
食べると舌の上で肉繊維がホロホロと崩れつつ、酢の酸味がフワンと効いきて、いやいや、これが本当に容量で豆腐一丁分くらい優にある。これが330円かと思うと、もう涙出てきたよ!
出てきた涙をオシボリで拭きながら、焼酎のナカをお代わりすると、ビックリするくらいアッと言う間にコップに入った焼酎が届いた。
一体なんなんだ、このウルトラスピードを実現させている秘密は!?