合わせ調味料の使い方を工夫する
「なんとかの素」という名前の合わせ調味料がある。
便利な半面、「それを使うとどれも同じ味になる」、「手持ちの調味料で作れるから買う意味を見いだせない」と避ける人もいるが、キャンプでは調味料や道具が増えるほど管理が大変になる。合わせ調味料は1つで味が決まるので、キャンプ料理で積極的に使っても罰は当たらない。
むしろベアーズ島田キャンプさんの場合は、合わせ調味料の固定概念を利用して、キャンプ仲間に驚きを与えるそう。
<すき焼きそば>
①よく熱したフライパンにごま油をひき、おろしニンニク、食べやすい大きさに切った牛バラ薄切りと長ネギ、ニラを炒める。
②焼きそば太麺を加え、すき焼きのタレをかけてほぐしながら炒める。
③全体に火が通ったらフライパンを火からおろし、卵を割り入れてからめながら食べる。
調味料はすき焼きのタレ、写真には入っていないが、ニンニクはチューブ入り。
玉ねぎは皮をむくのが面倒なので、甘く香り高いニラで代用する。
焼きそばでは目玉焼きを添えることがあるけれど、これはあえて生卵のまま。
すき焼きのタレと生卵がからんだ焼きそばは、見た目は焼きそばなのにすき焼きを食べているかのよう。脳に驚きを与える一皿だ。