多くの人がいちどは憧れる楽器、ギター・ベース・ドラムetc……弾いてみたいなぁと思っても「難しそう」とか「値段がネック」、「置く場所がない」など様々な理由があって始められない人、結構いると思います。
しかし、すこしだけ視野を広げてみると、ギターやベース、ドラムとは違った魅力を持つ個性的で面白い楽器があるのです。
中には、ポピュラーな楽器に比べると「なんか物足りないかも?」と思うものもあるかもしれません。ですが、「実際に生の楽器に触れて演奏を究めていく」過程は非常に楽しいもので、日々の緊張を解き放つのにもうってつけです。
特に今回は、「自宅に置いても邪魔にならず、リーズナブルで手軽に始められる」ということにフォーカスした、個性的で面白くリーズナブルな価格の小型楽器を6選紹介します。
ヤミツキになる浮遊感と共鳴的サウンドを感じて欲しい
ZHRUNS スティールタングドラム
ドラム・マレット、もしくは手を使って簡単に演奏できる鉄製の打楽器「スティールタングドラム」は、エーテル的で共鳴的な深く澄み切ったサウンドが魅力です。内部は空洞になっており、上部に設けられた複数のスリットを適当な順番で叩くことで全体が共鳴し、メロディーを奏でることができます。さらにリズムをつけて叩けば、浮遊感溢れるサウンドにヤミツキになること間違いなしです。
【参考】ZHRUNS 金属ドラム スティール タング ドラム 10インチ 8 スケール音楽啓発楽器 ヨガの瞑想 (ブラウン) ZHRUNS
あのミュージシャンも愛したオールジャンルでこなせる頼もしい楽器
WEEGU カリンバ
アフリカの楽器「カリンバ」は、アース・ウィンド&ファイアのモーリス・ホワイトが愛用していたことでも知られ、心地良い低音と柔らかな高音でバランスの良いオルゴールのような繊細な音色を楽しむことができます。老若男女問わずフィーリングで音を鳴らすだけでも十分楽しめますが、ビブラートテクニックや音階を覚えることでどんなジャンルの演奏もこなせる頼もしい楽器です。
【参考】WEEGU カリンバ 楽器 kalimba 日本語説明書&専用ショルダーバッグ付属 WEEGU
日々、緊張している人にオススメする極上のヒーリングミュージック
AKLOT 竪琴 ライアー
古代ギリシャ以来の弦鳴楽器の一種である「ライアー」は、ギリシャ神話の竪琴に原型があるといわれ、美しい見た目と神秘的なルーツ、そして深く透明な音を併せ持った素敵な楽器です。
また、教育楽器として音楽や詩を学ぶ際に使用されるという側面もあり、子供の情操教育としても役立ちます。グリッサンドで「ポロロン」と心地良い音を鳴らして、日々の緊張もほぐれるような癒しの音を奏でてみましょう。
【参考】AKLOT ライアー ハープ マホガニー製ボディ 骨ナット チューニングレンチ・ケース付属 初心者向け 心癒され音色 (7弦) AKLOT
子供でも扱える手軽さで、愉快なリズムと不思議な音がクセになる
NINO ウッドギロ
ラテン音楽でおなじみの摩擦楽器の一種「ギロ」は、リズム楽器の中でも重要なパートを担い、演奏のアクセントとして活躍してくれます。その演奏方法はいたってシンプルで、利き手に持ったスティックでもう片方の手に持った「ギロ」を擦って強弱やスピードを変化させながら「ギーギー♩チャチャッ♩」と音を鳴らすというものです。少しクセのある不思議な音を、リズムにノって鳴らしているうちにとても愉快な気持ちになります。
【参考】NINO ニノ ウッドギロ NINO555 【国内正規品】 スズキ(Suzuki)
弾いて歌うもよし、踊るもよし、楽しめる要素がたくさん
ELVIS ウクレレ
みなさんご存知の「ウクレレ」は、フレットと4本の弦があるギターによく似た撥弦楽器です。ポルトガルの移民が持ち込んだ楽器を起源とし、ハワイ独自に発展しました。主にハワイアン音楽で知られ、夏の太陽を思い出させる素朴で豊かな響きは人々の心を自然とハッピーにさせます。ギターよりも小ぶりなボディで扱いやすく、一本指で弦を押さえるだけの簡単なコードもあるため、ビギナーの方や隙間時間にサクッと弾いて楽しみたい方にもオススメの楽器です。
【参考】Amazon詳細
エキゾチックなサウンドを楽しめる奥深い楽器
Feadog製 ティンホイッスル
アイルランド生まれの「ティンホイッスル」は、映画「タイタニック」のサウンドトラックにも使用されたアイリッシュ音楽に欠かせない円筒管の縦笛です。
リコーダーのように息を吹き込み、前面にある6つの指孔の開閉によって音を変化させます。比較的安価な楽器であることに加え、形も音の出し方もシンプルですが、極めていくほど音に表情があるように表現の幅が広がっていく奥深い楽器です。
【参考】Amazon詳細
【参考】一般財団法人民主音楽協会
ポピュラーでは無いがそれぞれ異なる個性を持っている小型楽器には人々を惹きつける魅力があります。小ぶりで場所を問わず練習しやすいのも、初めて楽器に触れる人にとってありがたいポイントです。
楽器を始めたいけど躊躇していた方々、まずは小型楽器を使って演奏する楽しさ、究める楽しさを知っていくことで、いずれは「一芸は百芸に通ず」ということわざのように、様々な楽器の演奏も感覚的に掴める日が来るのではないでしょうか。
興味を持った方は、ぜひ、日々の憩いの時間に取り入れてみてくださいね。
文/サヨサモコ