近年、よく耳にするグランピングは、新しいタイプのキャンプスタイルです。自然を目いっぱい満喫したいけれど、テントなどを揃えて準備するのは大変と感じる人にも適しています。ゴールデンウィークにおすすめの6施設を厳選して紹介しましょう。
ゴールデンウィークはグランピングへ
ゴールデンウィークは家族やお友だちなどと一緒にレジャーを楽しむにはうってつけの時期です。気候もよい春は、アウトドアレジャーにも最適です。
グランピングは、各メディアの注目を集め、一気に知名度を上げました。それとともに関心を寄せる人たちも増えています。
名称は広がりを見せるものの、日本における理解はまだ深いとはいえません。そこで、グランピングの定義や歴史についてひも解いていきましょう。
そもそもグランピングってなに?
『グランピング』は、グラマラス(Glamorous)とキャンピング(Camping)という二つの言葉を掛け合わせた造語です。
グラマラスは『魅力的な』という意味を持つため、直訳をすれば『魅力的なキャンプ』となります。とはいえ、この説明だけだとどこか抽象的です。
なにに魅力を感じるかは、人それぞれです。海外では、その他の表現も見受けられ、それらを知るとよりイメージしやすくなるでしょう。
高級店・専門店を意味するブティックキャンピングと呼ぶこともあります。豪華さを示すラグジュアリーキャンピングという表現も見られます。快適さを指す場合は、コンフォータブルキャンピングです。
これらに共通する考え方をまとめると、『高級な道具』を使い、『豪華な雰囲気』で、『快適』に過ごせる『魅力的』なキャンプとすることができます。
グランピングの歴史を知ろう
グランピングという言葉が生まれたのは、2005年だとされています。インターネット上において、イギリスでのグランピングについて初めての検索が確認された年です。
以来、グランピングはヨーロッパ各国やアメリカにおいて広がりを見せました。その後、日本でも急速に普及することとなります。
ところで、グランピングという言葉が誕生する前から、カナダやアフリカにおいて、高所得者層をターゲットにした高級なアウトドアリゾートは存在していました。
これらは、都会から遠く離れた大自然の中で行うものであり、現在のグランピングの考え方とは若干異なります。
一般的には、一定の水準を超えて便利で快適な環境が整った場所で行うものを、グランピングと呼んでいます。
関東のグランピング施設
人気のグランピングを関東で楽しめる施設について紹介しましょう。よりすぐりの3施設について解説します。
千葉 4万平米の広大な敷地 BUB RESORT Chosei Village
『BUB RESORT Chosei Village』は、2019年7月に、千葉県にオープンしたグランピング場です。4万坪という広大な敷地を有し、都心に近い場所で大自然を満喫できます。
特徴は、そば打ち体験・いちご狩り・カニ漁・餅つきなど、季節感あふれるアクティビティを伝統や自然に触れながら体験できることです。各メニューにそれぞれ専属のスタッフのサポートがあるので、小さなお子さんも安心して楽しめます。
- 店舗名:BUB RESORT Chosei Village
- 住所:千葉県長生郡長生村金田2811
- 電話番号:0475-36-3219
- 公式HP
埼玉 都心からのアクセス良好 ときたまひみつきち COMORIVER
『ときたまひみつきちCOMORIVER』は、大自然と美しい川に囲まれた埼玉県比企郡ときがわ町にあるグランピング場です。穏やかな空間は、巣ごもりしたくなるほどの心地よさです。
都幾川沿いに整備された複合レジャー施設は、大人も心躍る秘密基地です。2組限定のグランピングサイトではプライベートバーベキューを楽しめて、宿泊キャンプでも手ぶらで贅沢な時間を満喫できます。
- 店舗名:ときたまひみつきちCOMORIVER
- 住所:埼玉県比企郡ときがわ町大字本郷930-1
- 電話番号:0493-81-5477
- 公式HP
東京 ラグジュアリーな空間 Circus Outdoor TOKYO
『Circus Outdoor TOKYO』は、2018年3月に雄大な奥多摩湖のほど近くに誕生した優雅なグランピング施設です。現代の都会では難しくなった『なにもしない事をする』をテーマに掲げています。
ラグジュアリーなテイストのテントは心躍る調度品で飾られ、幻想的かつフォトジェニックなたたずまいです。快適な空間でシェフが腕を振るう料理を味わえる一方、贅沢なバーベキューも楽しめます。
- 店舗名:Circus Outdoor TOKYO
- 住所:東京都西多摩郡奥多摩町川野290-1
- 電話番号:非公開(問い合わせは公式HPからメールにて受付)
- 公式HP
関西のグランピング施設
関西にも話題のグランピング場が見つかります。厳選した3施設について紹介しましょう。
和歌山 絶景露天風呂も利用可能 南紀串本リゾート大島
『南紀串本リゾート大島』では、定員4~12人の6タイプのコテージやキャビンが揃い、快適なキャンプを楽しめます。ペットの入室OKという部屋もあり、家族みんなで楽しめる施設です。
同施設の特徴は広大な敷地と絶景を望める露天風呂で、太平洋を見下ろしながら疲れた体を癒せます。夜になれば無数の星が夜空を埋め尽くし、幻想的な雰囲気が味わえるでしょう。
- 店舗名:南紀串本リゾート大島
- 住所:和歌山県東牟婁郡串本町樫野1035‐6
- 電話番号:0735-65-0840
- 公式HP
滋賀 ペット同伴OKのテントあり STAGEX高島
『STAGEX高島』は、およそ7万平米の敷地を有し、琵琶湖をはじめ豊かな自然に囲まれた環境の中でグランピングが楽しめます。6張用意されたウッドデッキ付きのテントでは宿泊もでき、日帰り利用も可能です。
400席が備えられたバーベキューサイトにはペットの同伴も許され、ドッグランスペースも併設しています。宿泊エリアでは、アスプルンドやディデューの家具を採用し、ラグジュアリーな設えです。
- 店舗名: STAGEX高島
- 住所:滋賀県高島市新旭町藁園336
- 電話番号:0740-25-8212
- 公式HP
兵庫 デッキテラスで贅沢な時間を NESTA RESORT KOBE
総面積は実に230万平米にも及ぶ広大な敷地を有する『NESTA RESORT KOBE』では、グランピングはもちろん、60ものアクティビティで思いっきりアウトドアレジャーを満喫できます。
壮大な自然に囲まれたデッキテラスは、最高のロケーションです。丘の斜面へとせり出したウッドデッキ上での、絶景を望みながら味わう贅沢なバーベキューは、グランピングの醍醐味を味わえるでしょう。
- 店舗名:NESTA RESORT KOBE
- 住所:兵庫県三木市細川町垂穂894-60
- 電話番号:0794-83-5000
- 公式HP
構成/編集部