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受験生が親に言われたら嫌な言葉TOP3、3位「いい結果期待してるよ」、2位「もっと頑張らないと」、1位は?

2020.03.02

2月~3月は受験シーズン。受験生はもちろんのこと、受験生の子を持つ親御さんも神経質になる時期だ。

そこで今回、ODKソリューションズ2020年による、4月入学者対象(2020年度)入試を控える大学受験生100名(短大・専門学校含む)と、大学入試を控える子どもをもつ親100名の計200名を対象にした「受験期における親子の実態調査2020」が行われたので、その結果を紹介していきたい。

受験生と親の意識にギャップがあったのは、「出願方法など受験の仕組みについて」「大学卒業後の進路について」

2020年度に大学入試を控える受験生とその親を対象に、「受験期に親に知っていてほしいこと」「子どもの受験について知りたいこと」を尋ねる調査が行われた。

その結果、受験生が知ってほしいことランキング1位は「志望校選びについて(54.0%)」、2位「出願方法など受験の仕組みについて(49.0%)」、3位「受験のスケジュール(46.0%)」という回答になった。

一方で親側が知りたいことランキングは、1位「志望校や学部について(52.0%)」、2位「志望校選びについて(51.0%)」、同率2位「受験のスケジュール(51.0%)」となった。

ランキング上位3位を見比べると、多少の誤差はあれど「志望校選びについて」や「受験のスケジュール」は親子ともに共通して知りたい・知ってほしい情報であることが分かる。

他方、受験生のアンケートで2人に1人が「知ってほしい」と答えた2位の項目「出願方法など受験の仕組みについて(49.0%)」知りたいと思っている親は約3割強と5位に留まり、受験生と親の間にギャップがあることがうかがえる。

さらに、親側の回答で4位の「大学卒業後の進路について(40.0%)」は受験生側では2割強という結果となり、親と受験生との回答を比べた際、最も乖離がある結果になった。

この結果から、親は入学後や卒業後も見据えた長期的な情報を知りたい一方で、子どもは年々複雑化する受験の仕組みや手続きに対する不安からか、直面する大学入試に関する情報を親に知ってもらいたいと思っていることが推察される。

また、実際に受験期に親子でよく話すことについて質問が投げかけられたところ、1位は「志望校選びについて(54.5%)」、2位「志望校や学部について(45.0%)」、3位「受験のスケジュール(38.5%)」という結果となり、親に知ってほしいこと・親が知りたいことと大きな差はない結果となった。

逆に「親の受験期の経験談(7.0%)」や「親の大学生活(3.5%)」については1割未満しか話していないという事実も分かった。

受験生の約9割が親に「入試制度や受験のスケジュールを知っていてほしい(92.0%)」と回答!

受験生に入試制度や受験のスケジュールについて、親にどの程度知っておいてほしいかを尋ねる調査が行われたところ、半数が「自分と同じくらいもしくはそれ以上に知っていてほしい(50.0%)」(「自分よりも知ってほしい(16.0%)」「自分と同じくらい知っていてほしい(34.0%)」の合算)と考えていることが分かった。

さらに、「ある程度知っていてほしい」と答えた人まで合算すると、92.0%と約9割にものぼる受験生が親に「入試制度や受験のスケジュールについて」の知識を求めているということが明らかになった。

また「入試制度や受験のスケジュールについて親が知らないことがストレスに感じますか」という質問に対しても、受験生の半数以上が「とても思う(18.0%)」または「どちらかというと思う(34.0%)」と回答。受験生の子どもと会話する際や受験に向けたサポートをする上で、親は入試制度や受験スケジュールの把握が重要であると考えられる。

一方で、入試制度や志望校について「よく知っている(19.0%)」親はたったの2割弱!

受験生が親に「入試制度や受験のスケジュールについて」の知識を求めている反面、親に入試制度や志望校についてどれくらい理解しているかを問う質問に、「よく知っている」と答えた親はたったの2割弱(19.0%)に留まり、また「どちらかというと知らない(10.0%)」「全く知らない(1.0%)」と回答する親も約1割存在することが明らかとなった。

さらに、子どもの受験に対する心境については、約6割の親が「入試制度や学部について、複雑で分かりにくいと感じる(57.0%)」「入試制度や学部が自分の時代と全く異なり戸惑いを感じる(56.0%)」と回答。

次いで、「入試制度や学部など子どもの受験に対しての知識不足に不安を感じる(53.0%)」と知識不足に対して不安を感じる親が半数以上という結果となった。これらの結果から、変化する入試制度や増え続ける学部の情報に対し、親は理解が追いつかず、不安視していることが推察できる。

受験生が思う親から受験期にかけてほしい言葉1位は「お疲れ様(27.0%)」!

受験生に、受験期に親からかけてほしい言葉・かけてほしくない言葉を尋ねる調査が行われたところ、具体的な言葉としては1位が「お疲れ様(27.0%)」 、2位「頑張って(21.0%)」、 3位「◯◯なら大丈夫、◯◯なら出来る(12.0%)」という結果となった。

かけてほしくない言葉は1位「もし落ちたら、もしダメだったら…(43.0%)」 、2位「もっと頑張らないと(39.0%)」、 3位「良い結果期待しているよ(35.0%)」と、プレッシャーを感じさせる言葉が並ぶ結果となった。

「良い結果期待しているよ(35.0%)」「あなたなら絶対できるよ(32.0%)」の一見プラスに捉えられる言葉も3位、4位という結果から、プラスの言葉でも期待をほのめかすような内容は捉え方次第で、子どもはプレッシャーに感じることがあると推察できる。

さらに、かけてほしい言葉ランキング2位と3位にランクインした「頑張って」「◯◯なら大丈夫、◯◯なら出来る」は、かけてほしくない言葉としても上位に挙がっており、人によって受け取り方に差がある注意ワードであることが分かった。

また、約3割の受験生は「親にかけてほしい言葉や内容は特にない(31.0%)」と回答していることから、受験期の親子のコミュニケーションにおいて親は直接的な激励の言葉よりも、静観もしくは労いの言葉に留めることがよいと考えられる。

“阿吽の呼吸”の親子多数?!されて嬉しい行動を実際に出来ている親が多いことが判明!

受験生を対象に、受験期の親の接し方や行動で嬉しいこと、また受験期の子どもをもつ親にその行動の中で実際によく行っていることについて尋ねる調査が行われた。

その結果、受験生がされて嬉しいと思う親の接し方と実際に親が行っている行動の1~3位は同じ項目で、「受験生の意見を尊重する」「普段と変わらず接する」「食事など体調面をサポートする」であり、子どもが嬉しく思う行動を親も意識的に行っているということがうかがえる。

反面、4位以下の項目については受験生と親の意識のギャップが判明し、「出願手続や受験周りの事務的な作業を行ってくれる」は受験生の約7割(68.0%)が嬉しいと感じている一方で、実際によく行っている親はわずか2割弱(17.0%)に留まっている。また「あまり行っていない(16.0%)」、「行っていない(10.0%)」と回答した親も約3割にのぼり、他の項目と比較しても大きなギャップが見られた。

さらに、7割近くの受験生が「自分の志望校や志望校の入試制度について調べて理解してくれる(67.0%)」を嬉しいと回答しており、「受験に関する悩みを聞いてくれる(53.0%)」、「勉強に対して積極的にアドバイスしてくれる(40.0%)」などの項目から差をつける結果となった。

これらの結果から、受験勉強の方法や悩み相談など受験に直接的に介入するような接し方よりは、普段と変わらない態度で勉強に集中できるようバックアップする“縁の下の力持ち”のような姿勢が、受験生にとっては嬉しい接し方だと推察できる。

また出願手続などの事務作業のサポートや志望校の入試制度への理解は多くの受験生が親に求めている項目であることが分かった

受験期に求める親の存在は「何でも気軽に話し合える(67.0%)」

受験生を対象に、受験期に親にどのような存在であってほしいと思うか尋ねる調査が行われたところ、1位「何でも気軽に話し合える存在(67.0%)」、2位「いつも味方になり、支援をしてくれる存在(66.0%)」、3位「いつも頼りになる存在(65.0%)」(いずれも「とても当てはまる」「どちらかというと当てはまる」の合算)との結果になった。

また、「とても当てはまる」の回答に限ってみると、1位「いつも味方になり、支援をしてくれる存在(35.0%)」、2位「なんでも相談でき、楽しみや喜びを共有出来る存在(29.0%)」、3位「いつも頼りになる存在(27.0%)」となり、受験生は、いつも自分の味方でいながら支援をしてくれる、頼りになる存在であることを親に期待している姿がうかがえる。

受験期の親子間コミュニケーションは「コミュニケーションアプリ」が定番に!?

受験生とその親に、最も本心で話しやすいコミュニケーション方法を尋ねる調査が行われたところ、受験生の67.0%、受験生の親の85.0%が「対面での会話」を最も本心で話しやすい方法として回答した。その他、「コミュニケーションアプリ」と回答した受験生の割合も13.0%と一定数の票が集まる結果となった。

受験生&親の半数以上がコミュニケーションの取り方で“ギクシャク”した経験あり!

受験生と受験生の子どもをもつ親を対象に、受験期の親子関係について質問が投げかけられたところ、受験生・親ともに半数以上が「受験期に親子間の適切なコミュニケーションのとり方に対する戸惑いや不安から、ギクシャクしたと感じることがある」と回答した。

さらに「受験期を通して親子の絆は深まると思うか」という質問に対して、受験生・親ともに半数近く(44.0%)が同意した一方で、受験生の約3割にあたる26.0%が「どちらかというと思わない(16.0%)」「全く思わない(10.0%)」と回答しており、受験期のコミュニケーション不和による親子の絆に懸念を感じている受験生が一定数存在することがうかがえる。

一方で、「受験期に親子間の関係を良好に維持したいと思うか」という質問については、受験生は約7割(74.0%)、親は約9割(88.0%)が維持したいと回答し、お互いに良好な関係性を築きたいと考えていることが明らかとなった。

また、「受験期にもっと親子間でコミュニケーションを取りたい・相談にのりたいと思う」については親が約7割(71.0%)、受験生も約半数以上(54.0%)が同意する結果となった。受験という人生において重要なイベントだからこそ、しっかりと親子で向き合い、受験を乗り越えていきたいと考えていることがうかがえる。

※ODKソリューションズ調べ

出典元:株式会社ODKソリューションズ
http://www.odk.co.jp/

構成/こじへい

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