スマホとノートパソコンの中間的立ち位置で、いまいち使い道のないように思われがちなタブレット。しかし、実際に1台所持してみればその考えも改められるのではないだろうか。今回はそんなタブレットの実用的な使い道と、おすすめのAndroidタブレットを紹介していく。
タブレットはこうして使え! おすすめの使用法を解説
それでは、タブレットのおすすめの使用方法を解説していこう。
電子書籍を読むのに最適
小説や漫画、雑誌に新聞など様々な媒体が電子化され、オンラインで閲覧できるようになった昨今。スマホでは画面が小さく見づらさを感じる場合もあるかもしれないが、タブレットで閲覧すれば問題ないだろう。「本を読むなら紙で」という人も一定数いるが、電子書籍なら保管する場所を取らない上に半永久的に劣化しない。また、画面の明るさを調節できるので暗いところでも読めるのだ。電子書籍の利便性は間違いないだろう。
動画視聴は大画面で大迫力!
日頃、スマホの画面でYouTubeなどの動画を見ている人は、タブレットでの視聴を試していただきたい。大画面によりスマホより迫力ある映像が楽しめるのはもちろん、再生箇所を調節する「シークバー」も、画面がでかいために細かい調節が可能だ。
また、タブレットに映画などをあらかじめダウンロードしておき、外出先で迫力ある映像を楽しむのもありだろう。前もってダウンロードしておけば、通信環境に左右されずに映画を見られるので、長時間暇を持て余す電車移動や、外出先での待ち時間などに利用するのがおすすめ。
快適なゲームライフを
端末によって差はあるものの、タブレットは基本的にスマホよりも高処理性能を備えている場合が多い。ソーシャルゲームなどのオンラインゲームは高い処理能力が求められ、スマホだとスムーズに動かない場合もあるが、タブレットならその心配も少ない。また、小さい画面で目を凝らしてゲームをする必要がない快適さもあるだろう。
WordやExcelをその場で編集
よりパソコンに近い使い方として、WordやExcelなどの資料をその場で簡単に編集できる。パソコンをいちいち立ち上げる必要はなく、ちょっとした書き換えなら即座にできてしまうので、ビジネス面でも使い勝手はいいだろう。
また、会議にタブレットを持ち込み、資料に専用のタッチペンでそのままメモを取れる。紙もペンも必要とせず、データは簡単にパソコンと同期できるのでおすすめだ。タブレットに録音アプリを入れておけば、会議の音も退屈な会議の途中にはタブレットにお絵かきもできてしまうだろう。
Androidタブレットってなに?
ここまでタブレットの紹介をしてきたが、タブレットにも種類があり、搭載されている「OS」によって分けられている。では、Androidタブレットとはどういった特徴があるのだろうか。
タブレットのOSは3種類!
タブレットの動作の肝となるOSは、代表的なものが3種類存在する。Appleが提供する「iPad」専用の「iPad OS」、Microsoftが開発した、パソコンとの同期がスムーズな「Windows OS」、そしてGoogleが提供する「Android OS」だ。
Android OSの強みは?
Android OSは、Android端末と呼ばれる多くのスマホにも搭載されている。近年は同じくGoogleが開発した「Chrome OS」が搭載された「Chromebook」というパソコンも発売され、互換性は抜群だ。スマホで利用できる「GooglePlay」からダウンロードできるアプリは、そのほとんどがAndroidタブレットで利用可能なのもありがたい点。
Android OS搭載タブレットは種類が豊富
Android OSは、Googleが無償で提供している。そのため各メーカーがAndroid OSを搭載したタブレットを開発しており、様々な価格帯やスペックの端末が存在する。自身の用途に合わせたものが選べるのも、Androidタブレットの特徴だ。
おすすめのAndroidタブレットを紹介
ここからはコスパや機能を考慮しておすすめのタブレットを紹介していく。
大手スマホメーカーはタブレットでも存在感を示す【Huawei MediaPad M5 lite】
コスパの高いスマホを多く開発し、世界的にシェアを伸ばし続けている「Huawei」が発売しているタブレット「MediaPad M5 lite」は、スマホ同様に高いコスパを実現したタブレットだ。
オーディオメーカー「Harman Kardon」が手掛けたサウンドは低音表現の幅が広く、歪みが少ない。さらにデュアルスピーカーとデュアルパワーアンプを搭載し、音質にこだわった。
ディスプレイは、明るく鮮やかな解像度1920 x 1200、283ppiの高精細IPSを採用。狭額縁デザインにより画面いっぱいの映像が楽しめる。さらにAndroid9とEMUI9.0を搭載している、処理性能も高いタブレットだ。
使いやすさにこだわった台湾メーカーのタブレット【ASUS ZenPad10】
台湾の有名メーカー「ASUS」が手掛けた「ZenPad10」は、とにかく使いやすさにこだわった初心者におすすめのタブレットだ。
重量約470g、薄さ約8.9mmと持ち運びやすいデザイン。ダークブルー、クラシックホワイト、アッシュグレーの3色を展開しているのもありがたい。
ブルーライト軽減フィルター、4680mAhのバッテリー、誰にでも使いやすいように1000以上の機能を備えたインターフェースに、子供でも安全に利用できる「キッズモード」も搭載。
老若男女問わず使いやすいタブレットだろう。
コスパに定評のあるPCメーカーのタブレット【Lenovo Yoga Tablet 3 Pro】
様々な価格帯のPCを開発し、コスパに優れた性能で人気のPCメーカー「Lenovo」もタブレットを多数販売している。中でもおすすめなのが「Yoga Tablet 3 Pro」だ。
利用シーンに応じて使い分けられる「ホールド」「チルト」「スタンド」「ハング」の4つの画面の向きに対応。プロジェクターとJBL製のスピーカーを搭載した。約18時間利用できる大容量バッテリーも備えている。
防滴にも対応しており、水回りの作業も問題ない。キッチンでサイトを見ながら料理したりとその使いどころは無数にあるだろう。さらに、一般的な鉛筆や金属製のボールペンをそのままタッチペンとして利用できるAnyPenテクノロジーを採用している。
【参照】Lenovo公式HP Yoga Tablet 3 Pro
※データは2020年2月下旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤 文彦