日産「リーフ」に「NISMO」が加わったのは、2018年7月31日の発売から。NISMOブランドにふさわしいピュアスポーツのスタイリッシュさとパフォーマンスが注ぎ込まれた日産「リーフ NISMO(ニスモ)」の魅力を探っていこう
日産「リーフ ニスモ」のエクステリア
NISMOロードカーシリーズの特徴といえる、「レイヤードダブルウイング」を採用し、空気抵抗値を悪化させずにダウンフォースを向上。
低重心と走りのパフォーマンスを予感させる、精悍でスタイリッシュなエクステリアデザインを実現している。
日産「リーフ ニスモ」 のホイールは空気抵抗も軽減
ホイール表面を流れる空気の抵抗を低減し、大径化と軽量化を実現したNISMO専用18インチアルミホイールを採用。
タイヤサイズは225/45R18となる。ちなみに、「リーフ G」は215/50R17となっている。
日産「リーフ ニスモ」の内装はスポーティ
NISMO専用の3本スポークステアリングにあしらわれたレッドセンターマークなど、NISMO のアイコニックカラーのレッドを随所にちりばめ、走りへの期待感を高めるスポーティな演出がうれしい。
また、インストルメントパネルには、これまたスポーティな専用カーボン調フィニッシャーを採用。
専用電制シフトにはガンメタクローム加飾を施す。
意のままの走りを可能にするシャシー性能
乗り心地と操縦安定性能を両立した専用サスペンションや、専用の18インチハイグリップタイヤを採用し、ドライバーの意のままとなる走りを可能にした。
さらに、専用にチューニングされた電動パワーステアリングや、コーナリングの安定性を向上する「インテリジェント トレースコントロール」を採用し、レーンチェンジやS字コーナーなど、ステアリングの切り返しが発生するシーンでも高い安定性とライントレース性を発揮する。
日産「リーフ ニスモ」のスペックは?
それでは、日産「リーフ ニスモ」の主要諸元をチェックしてみよう。
全長:4510mm
全幅:1790mm
全高:1550mm
室内寸法:2030mm×1455mm×1185mm×2700mm
車両重量:1520kg
乗車定員:5名
駆動用バッテリー形式:EM57
定格出力:85kW
最高出力:110kW(150PS)/3283-9795rpm
最大トルク:320N・m(32.6kgf・m)/0-3283rpm
上記のスペックは、全長以外、スタンダードモデルの「リーフ」と比べて(e+は除く)大差はない。特に駆動用バッテリーのスペックはまったく同じだ。
しかし、日産「リーフ ニスモ」の加速フィールはスタンダードモデルと大きく違う。その理由は何だろうか?
日産「リーフ ニスモ」の加速
心地よい加速を生むワケは、日産「リーフ ニスモ」専用にチューニングされたコンピューター、VCMを搭載しているから。
これにより、NISMOブランドの名を冠するにふさわしい、力強く俊敏なアクセルレスポンスを実現しているのだ。
日産「リーフ ニスモ」の航続距離
鋭い加速や心地よいハンドリング性能を得ても、電気自動車のキモである航続距離を失っては意味が無い。
以下が日産「リーフ ニスモ」の性能だ。
交流電力量消費率:137wh/km(JC08モード)
一充電走行距離 :350km(JC08モード)
参考までに、スタンダードタイプの上位モデル「リーフ G」の性能は以下となる。
交流電力量消費率:155Wh/km(WLTCモード)
120Wh/km(JC08モード)
一充電走行距離 :322km(WLTCモード)
400km(JC08モード)
一充電走行距離をJC08モードで比較すると、日産「リーフ ニスモ」が350kmに対して「リーフ G」は400km。
あくまでカタログ上の参考値ではあるが、その差は12.5%に過ぎず、走りを考えれば十分納得できる性能といえそうだ。