今、クロスオーバーSUVブームの真っ盛りだが、アウトドア派でも、本格的なSUVまではいらないけれど、自然の中に映えるデザインで、キャンプ用品などの大きな荷物を余裕で積み込め、ペットを連れたお出かけもできるクルマが欲しい・・・そんなユーザーにぴったりなのが、ホンダ・フリード、フリード+のマイナーチェンジのタイミングで追加された、クロスオーバースタイルのクロスターである。
ホンダ・フリードと言えば、5ナンバーサイズのコンパクトな3列シートミニバンのフリードと、2列シートの大容量ワゴンと言えるフリード+が揃う人気モデルだが、より今っぽいクロスターにも、3列シート、2列シート、そして2WD、4WD、1.5Lガソリン、1.5Lエンジン+モーターのHVがラインアップされている。
マイナーチェンジでは、より洗練されたデザインをまとっただけでなく、先進の安全運転支援システムのHONDA SENSINGを全タイプに標準装備するとともに、新たに後方誤発進抑制装置を追加するなど、安全性能、商品力を一層高めているのが特徴だ。
今回は、その中から、フリード+HYBRID G Honda SENSING/4WDの試乗レポートをお届けしたい。
わが家にやってきたフリード+クロスターは、美しいシーグラスブルー・パールに塗られ、目的地である冬の軽井沢に向かうのにぴったりのボディーカラー、仕様だった。
マイナーチェンジでは、老若男女問わず生活にフィットする「いい顔」をよりシンプルで親しみやすい表情へと進化させ、内外装をリフレッシュ。さらにロングドライブをより快適で楽しいものにしてくれる直進性や燃費性能の向上にもぬかりはない。さらにブレーキ操作だけでエンジンブレーキを併用した、同乗の愛犬にもやさしいスムーズな減速が行えるステップダウンシフト制御や、軽快な走りと安定性をハイレベルで両立させる新パワーステアリング制御、より人の感性に合った制御を盛り込んだ、高速走行、ロングドライブでのドライバーの運転によるストレスを大きく低減してくれる新制御ACC(アダプティブクルーズコントロール)などを新採用。商品力は一段と高まったと断言できる。
クロスターに関しては、遊び心と力強さを表現したクロスオーバースタイルのエクステリアに、クロスター専用のフロントグリル、前後バンパー、LEDフォグライト、ルーフレール、アルミホイール、専用色のドアアウターハンドルやドアミラーを採用。