【参照】SONY公式HP WF-100
イヤホンを買う時によく耳にする「ノイズキャンセリング」。名前に聞き覚えがあっても、実際にどういった性能なのか理解していないという人もいるのではないだろうか。今回はそんなノイズキャンセリング性能とは何かを解説しながら、おすすめのノイズキャンセリング性能付きイヤホンを紹介していこう。
イヤホンのノイズキャンセリグとは
「ノイズキャンセリング」」という単語は知っていても、詳しくその説明をできる人は少ないように思う。ノイズキャンセリグとはどういった性能で、どのような効果があるのかを解説していく。
ノイズキャンセリングってどういう機能?
ノイズキャンセリグとは、周囲の騒音を消し、音楽だけが聞こえるようにしてくれる性能をいう。これにより、飛行機や電車の騒音から、周りの人たちの声まで消し、より音楽の世界に没入できるだろう。
イヤホンにノイズが入る原因は?
イヤホンにノイズが入る原因は様々だ。有線イヤホンの場合は洋服との摩擦音が原因でも起き、ワイヤレスイヤホンの場合は通信状況が不安定だとノイズが混ざる場合がある。これらの要因で発生するノイズは、ノイズキャンセリング機能搭載のイヤホンでも消せない場合もあるので注意が必要だ。
ノイズキャンセリング性能はどうやってノイズを消すの?
ノイズキャンセリング性能を理解するためには、音の性質を理解しなければならない。音とは空気を振動する見えない波のようなもので、これが鼓膜を震わせて音が聞こえる。ノイズキャンセリングとは、この波の形と真逆の波をぶつけ相殺しているのだ。プラス1にマイナス1を足すと0になると思えばわかりやすいだろう。ノイズキャンセリングイヤホンにはマイクが搭載されており、周囲の音をこのマイクで拾って、真逆の形の波を作る。
詳しいノイズキャンセリングの説明は、SONYの公式HPにあるので、下記URLからそちらも確認するとより理解が深まるだろう。
ノイズキャンセリング性能付きおすすめ有線イヤホン
ここからは実際にノイズキャンセリング性能が搭載されたおすすめのイヤホンを紹介していく。まずは有線イヤホンだ。
ノイズキャンセリング性能だけじゃない!? 多機能が売りの有線イヤホン【Pioneer RAYZ Plus SE-LTC5R】
最初に紹介するのは、大手音響機器メーカーの「Pioneer」から発売されている「RAYZ Plus SE-LTC5R」だ。このイヤホンは、周囲の状況を検知し、ノイズキャンセリングのレベルを自動で調節する機能を搭載。イヤホンを外さずに周りの音を拾えるモードもあり、多くのシチュエーションでの利用が想定できる。
耳から外すと自動で音楽が止まり、再びつけると音楽が流れだす「オートポーズ機能」、通話のミュートやアプリの起動がワンタッチで可能なスマートボタンを搭載している、多機能イヤホンだ。
【参照】Pioneer公式HP RAYZ Plus SE-LTC5R
軽量で頑丈! おすすめのノイズキャンセリング性能付き有線イヤホン【BANG & OLUFSEN Beoplay E4】
1925年にデンマークで創業した老舗オーディオブランド「BANG & OLUFSEN」。次世代的な独創的デザインと人間工学に基づいた快適な操作性が売りのメーカーだ。
そんなBANG & OLUFSENの「Beoplay E4」は、最新のアクティブノイズキャンセリングを搭載。音楽を正確に伝えられる。加えて、ステンレス加工の外装は軽量で頑丈。快適な装着感と簡単な操作性、高音質の三拍子が揃ったイヤホンに仕上がっている。
【参照】BANG & OLUFSEN公式HP Beoplay E4
優れたサウンドがノイズキャンセリングでさらに美しい音楽に【BOSE QuietComfort® 20 Acoustic Noise Cancelling® headphones】
高い技術に裏付けられた高音質で人気のオーディオメーカー「BOSE」の「BOSE QuietComfort® 20 Acoustic Noise Cancelling® headphones」も、おすすめの有線イヤホン。実はノイズキャンセリング機能付きヘッドホンはBOSEが世界で初めて開発したものだ。
高音質機能に定評のあるBOSEがノイズキャンセリングを搭載し、さらにクリアな音を表現している。ボタン1つでモードを切り替え、周囲の音を拾えるような設定も可能。さらにBOSE独自のイヤーチップは柔らかく耳にフィットするため、着け心地も抜群で周囲の音をほぼ完全に遮断する。
【参照】BOSE公式HP QuietComfort® 20 Acoustic Noise Cancelling® headphones
ノイズキャンセリング性能付きおすすめのワイヤレスイヤホン
では、ノイズキャンセリング性能付きのワイヤレスイヤホンを紹介していこう。ワイヤレスイヤホンには、完全ワイヤレスタイプと、ネックバンド式のものがあるが、今回はどちらもワイヤレスイヤホンで統一させていただく。
国産メーカーの雄が出すワイヤレスイヤホンは圧巻の音質【SONY WF-1000XM3】
まずは、優れた音質で世界的に認知度の高い国産メーカー「SONY」の完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM3」。原曲を忠実に再現する優れた解像度と、繊細な高音域、響きすぎず心地よい低音。すべてのバランスが計算され尽くした完成度の高いイヤホンだ。
肝心のノイズは、デジタルノイズキャンセリング機能に物理的なノイズ遮断を掛け合わせており、装着した途端に自分だけの世界が広がるような没入感を得られる。
細かい配慮がうれしいネックバンド式ワイヤレスイヤホン【JVC HA-FX87BN-B】
ビデオカメラやオーディオなど、幅広い製品を取り扱っている「JVC」のネックバンド式ワイヤレスイヤホン「HA-FX87BN-B」。ノイズキャンセリング性能も素晴らしいが、細部にユーザーへの配慮がちりばめられている製品だ。
外観にはクールな印象を受けるメタリックボディを採用。イヤホンにマグネットが内蔵されていて、使わない時はつなげておけばコードが絡まりづらい。ネック部分は柔らかい素材で長時間の利用でも負荷が少なく、防水機能も搭載されているので突然の雨でも故障の心配も少ない。
ワイヤレスと有線の両用でいつでも快適な音楽ライフを【audio-technica ATH-BT08NC】
ワイヤレスイヤホンの問題は充電しなければいけないという点。「audio-technica」の「ATH-BT08NC」はバッテリー切れ時に線をつないで有線イヤホンとしての利用が可能だ。当然、有線時もノイズキャンセリング機能は使える。
ネックバンドの左側に電源ボタンや音量ボタンが設置されているため、首にかけたまま簡単に操作が可能。2台のBluetooth機器を同時に接続できるマルチポイントにも対応している。
【参照】audio-technica公式HP ATH-BT08NC
※データは2020年2月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/佐藤 文彦