2013年9月20日にソフトバンク、KDDI(au)、ドコモからキャリアモデルが、Apple StoreからSIMロックフリー版が発売された「iPhone 5c」を覚えているだろうか?
同時に発表された「iPhone 5s」に比べて性能はやや劣るが、カラフルなボディを持ち、キャリアモデルなら端末の割引きが適用されて実質負担金が0円となり、「手に入れやすいiPhone」とされた同機を振り返ってみよう。
「iPhone 5c」ってどんなスマホ?
ブルー、グリーン、ピンク、イエロー、ホワイトのカラーバリエーションをもち、ポリカーボネート製ボディを採用したのが、第1の特徴だろう。
残念ながら「Touch ID」機能は非対応で、同世代の「iPhone 5s」がA7チップを搭載するのに対し、「iPhone 5c」はA6チップとスペックでは「iPhone 5s」より劣る。
しかし、「iPhone 5c」は「iPhone 5s」同様、iOS 7を採用。この世代のiOSからアイコンのデザインが変更されており、従来の立体的なデザインから、平面的なものへ変更されている。
液晶画面はRetina4インチで、ストレージ容量は16GBと32GBから選べた。
「iPhone 5c」の仕様
サイズ:高さ124.4mm×幅59.2mm×厚さ8.97mm
画面サイズ:Retina4インチ
重さ:132g
カメラ:8M
ストレージ容量:16GB、32GB
チップ:A6チップ
SIM:nano-SIM
OS:iOS 7(出荷時)
カラー:ホワイト、ブルー、ピンク、グリーン、イエロー
Lightningコネクタ
3.5mmヘッドフォンジャック
ホームボタン
Siri対応
【参考】iPhone 5c-技術仕様
「iPhone 5c」にSIMロック解除されたSIMフリー版ってあるの?
2013年11月22日より、国内では取り扱っていなかったSIMロックフリー版のiPhoneとして、「iPhone 5s/5c」がオンラインのApple Storeで発売された。
さらに2014年1月28日からは、全国のApple Store店頭で、SIMフリー版の「iPhone 5s/5c」が発売された。
「iPhone 5c」iOSはどのバージョンまでアップデートできた?
「iPhone 5c」のiOSはどのバージョンが対応したのだろうか? 確認したい。
iOS 7を標準装備
発売時にデフォルトで装備したのは、iOS 7だった。
「iPhone 5c」はiOS 11に対応したの?
iOS 11は「iPhone 5s」に対応したが、「iPhone 5c」には対応しなかった。対応OSは「iOS 10」までだった。
「iPhone 5c」はiOS 12に対応したの?
iOS 12は「iPhone 5s」に対応したが、「iPhone 5c」には対応しなかった。対応OSは「iOS 10」までだった。
「iPhone 5c」は最新のiOS 13に対応するの?
iOS 13からは、「iPhone 5s/5c」ともに対応機種ではない。
【参考】iOS 13
「iPhone 5c」のバッテリー交換はできるの?
2020年1月末現在、「iPhone 5c」はAppleサポートの修理対象モデルになっている。
【参考】iPhone修理
ただし、バッテリー交換については2020年1月末現在、交換対象モデルとは明示していない。一般的な修理についても言えるのだが、修理用のパーツがなくなった場合、流動的に修理や交換対象から外れることがあるようなので、「iPhone 5c」などの古いiPhoneは、注意が必要だ。
ビックカメラで「iPhone 5c」のバッテリー交換はできる?
ビックカメラではApple製品修理サービスを行っている。
【参考】ビックカメラ
Apple正規サービスプロバイダとして、Appleの純正部品を使いApple認定の修理を実施するもので、こちらでは「iPhone 5c」は、2019年10月1日現在、サービス対象のiPhoneとなっている。
AppleCare+加入者のバッテリー交換費用は0円。未加入者は5940円(税込)となる(2019年10月1日現在)。
また、自己責任になりおすすめとは言いがたいが、市中の修理専門店でバッテリー交換を行う方法もある。さらに、修理パーツを購入して自分でバッテリー交換する猛者もいる。