「iPhoneを探す」機能はオフラインでも使える？

　持ち運びしやすいiPhoneを出先で紛失したり、ご家庭で置き場所がわからなくなることが、よくあります。そんな時に便利な機能が「iPhoneを探す」ですが、この機能はオフラインでは使えないのでしょうか？

「iPhoneを探す」を設定する方法

　行方がわからなくなったiPhoneを探す方法があります。アプリを使った機能です。

　iOS13以降のiPhoneに用意されている、「探す」アプリの使い方はとても簡単。「探す」アプリを起動して、「人を探す」、「デバイスを探す」「自分」それぞれを選択して、あらかじめ紐付けされている、人やiPhone(iPad,Apple watch)を複数タッチで、お手軽簡単に探せます。

　しかし、行方がわからなくなったiPhoneは、いわゆる「オフライン」の状態では簡単に探し出せないのです！

iPhoneを「探す」でオフラインになる原因とは？

　iPhoneを「探す」機能を利用しても、オフラインと表示された場合、探そうとしているiPhoneが……

・携帯電話ネットワークや、Wi-Fiで接続されていない
・そもそも電源がオフになっている
・位置情報サービスがオフになっている
・実は、入力したApple IDが間違っている

上記のような状態になっていることが考えられます。

　iPhoneが、ネットに接続されていない場合、最新の居場所を探し出す事ができません。そのような場合、まずは以下の手順を試してください。

iPhoneを「探す」でオフラインになった際の対策とは？

【参考】Apple/「iPhone を探す」がオフラインの場合や機能しない場合

　ポイントは、探したいiPhoneがすでに、iCloud へサインインしていたかどうかです。

　iOS 13 を利用するiPhoneの場合、すでに「設定」→ユーザー名]→「探す」→「iPhone を探す」の順にタップしてして、確認があらかじめできているのであれば、そのiPhoneがサインインに使っている Apple ID がポイントとなります。

　iCloud.com または「探す」にサインインしている Apple ID と、Apple ID が、うっかり違っていた……そんな場合があります。違うIDとパスワードがわかるのであれば、一度その内容で入力してみるのも手です。

　それでもダメな場合、そのiPhoneが現在、携帯電話のモバイルデータ通信、もしくはWi-Fi ネットワークに接続されているかが鍵になります。探す側のiPhoneにできる事は限られますが、機内モードをオンにしてからオフにしてみたり、電源をオン／オフしてみたら、何か変化があるかもしれません。

　本来は探される側でやってみるのが効果的なのですが、見つからないからそれができないのですよね……。

　どうしても見つからない場合、他人にPhoneに入力されている情報の保護が一番大切です。

　「探す」アプリ、もしくはiCloud.com にアクセスして、「iPhone を探す」をクリックしたあと、失くしたiPhoneを「紛失」に設定します。

　この状態では、紛失したiPhoneに電源を誰かがオンにして、再びモバイル通信回線、もしくはWi-Fiネットワークにつなげた時点で、iPhoneをパスコードロックしたり、ロック画面に自分の電話番号を記したカスタムメッセージが表示できます。

　さらに、デバイスの位置を追跡できるようになります。このモードの状態では、Apple Pay に登録されていたクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードの情報は使えなくなりますので、少し安心です。

　あとは、警察にiPhoneを紛失したか盗難にあった旨を届け出ます。シリアル番号を聞かれる場合があるので、あらかじめ記録を取ってきましょう。

　いよいよiPhoneが見つからないようならば、先ほどの画面から操作して、iPhoneのデータを消去します。貴方の個人情報は守れますが、見つからないiPhoneは諦める事となります。

　携帯電話事業者によっては、独自のiPhoneお探しサービスや、紛失時の対応を別途指示している場合がありますので、Webや販売店で一度確認してみるのが良いでしょう。

　こんな時に備えて、キャリアのサービスの加入内容を見直したり、iCloudやitunesでこまめに中のデータをバックアップしておいて、iPhoneの紛失、盗難に備えましょう！

※データは2020年1月下旬時点での編集部調べ。
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文／FURU