メルカリとメルペイ、ドコモは、3社のユーザーの更なる利便性とサービス向上、キャッシュレス推進、新規事業の検討などを目的とした業務提携について、合意した。
メルカリは、「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」をミッションに、個人が簡単かつ安心・安全にモノの売買が可能なマーケットプレイスをめざし、2013年7月からフリマアプリ「メルカリ」の提供を開始した。
アプリ内の機能改善やオフラインでの顧客体験向上を追求し、サービス開始から約6年で、月間利用者数は約1,450万人、年間流通総額5,000億円を超えるサービスへと成長。
メルペイは、「メルカリ」アプリで利用できるスマホ決済サービス「メルペイ」を2019年2月から展開。
非接触決済サービス「iD」、コード決済の両方に対応しており、全国170万か所のさまざまな店舗およびECサイトで利用することが可能だ。
また、「メルペイスマート払い」を利用することで、事前の銀行チャージ無し(チャージレス)で、商品購入代金を翌月にまとめて支払うことができるなど、独自のサービスも展開しており、利用者数は、2020年1月に600万人を突破している。
ドコモは、7,345万を超える会員基盤を持ち、d払い、dポイント加盟店は136万か所まで拡大。
また、2018年4月から「d払い」アプリの提供を開始し、ウォレット機能やミニアプリ、コードを「読み取る」・「見せる」に加え「iD」をかざす決済手段を追加するなど、便利でお得な機能の拡充を行なっている。
メルカリとドコモは、2015年4月のキャリア決済のパートナーシップに始まり、2019年4月には「メルカリ」で売れたモノが梱包・発送できる「つつメルすぽっと」のドコモショップ内への設置や、同年10月には「メルカリ教室」を共同開催するなど、これまでも多くの取り組みを重ねてきた。
今回の業務提携により、これらの取り組みを拡大するとともに、両社IDの連携によりメルカリ、メルペイ、ドコモの3社で国内最大規模の顧客基盤を保有するアライアンスを構築し、さまざまなサービスを提供することが可能となる。
さらにスマホ決済領域での加盟店共通化など、3社が持つアセットを相互に活用し、ポイントをシームレスに利用できる決済サービスを実現することにより両グループのユーザーの利便性向上、また、日本におけるキャッシュレス推進をめざし、さまざまな事業を展開するという。
業務提携概要
「メルカリID」と「dアカウント」連携による顧客基盤の拡大
・両社のIDを連携させることにより国内最大級の顧客基盤を実現(2020年5月開始予定)
「メルカリ」の利用でdポイントが貯まる、使える
・「dアカウント」と「メルカリID」が連携することで、「メルカリ」での取引1回につき、取引額100円(税込)ごとに1ポイントのdポイントを還元(2020年5月開始予定)
・貯まったdポイントを、1ポイントあたり1円(税込)として、「メルカリ」での取引に利用可能(2020年5月開始予定)
スマホ決済事業の連携
・「メルペイ」ウォレットと「d払い」のウォレットの電子マネー残高およびポイント残高の連携、各社のサービスにおけるポイントのシームレスな利用の実現
・両社の決済サービス加盟店の共通化および、共同での営業推進(2020年初夏開始予定)
ドコモショップと「メルカリ」の更なる連携強化の検討
・現在一部のドコモショップで実施している「メルカリ教室」や「メルカリ」の梱包・配送サポートの全国展開の推進の検討
その他、各社のアセットを活用した新規事業創出の検討
・各社が保有する各種データを連携させたfintechサービスの開発を検討
・新たなマーケティングや販促ソリューションの開発を検討
また、今回の提携を記念して、2020年2月4日(火曜)から2020年2月24日(月曜・祝日)まで、「メルカリでd払いを使うと+10%還元キャンペーン」を実施。
2月の「毎週おトクなd曜日」と組み合わせることにより、「メルカリ」での買い物で「d払い」を利用すると、通常のポイントに加えて、購入金額の最大20%分のdポイントが還元される。
さらにキャンペーン期間中は、「メルカリ」での「d払い」決済1回につき、決済手数料(1回100円)分のdポイント(期間・用途限定)を進呈。
キャンペーン詳細URL:https://service.smt.docomo.ne.jp/keitai_payment/campaign/mercari_dp/index.html
構成/DIME編集部