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社内でのお中元・お歳暮や年賀状などは減少しているものの、「職場でのバレンタイン文化はまだ残っている」ということも少なくないでしょう。本記事では、そもそも職場でチョコをあげるべきか、あげる際にはどのような点に気をつけるべきかを紹介します。
職場の人にバレンタインのチョコはあげるべき?渡さないのもあり?
まずは、周囲の女性に相談し”職場のルール”を確認しましょう。「毎年あげている」「社内では義理チョコは禁止」など、会社独自のルールが存在するかもしれません。それらのルールに従うのが大前提です。
ただし、女性の中には「職場ではチョコをあげない」と決めている方もいます。バレンタインのチョコは、”必ずあげなくてはいけないもの”ではないため、周囲の雰囲気に考慮しながらも自分で判断しても問題ないでしょう。
コミュニケーションツールとして活用するのはあり
年に1度のバレンタインデーを、職場での人間関係を良好にするための”コミュニケーション”として楽しむのもいいでしょう。上司や職場の人には、面と向かって感謝を伝えられる機会はあまりありません。バレンタインに「義理チョコ」を渡すことで、「日頃の感謝を示す」と考えてみてはいかがでしょうか。
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職場でチョコやプレゼントをあげるのは男性にとって迷惑?
男性からすれば、バレンタインにチョコやプレゼントをもらうことは嬉しいこと。しかし、それと同時に「お返ししなくては」「少しいいものを返さないと」と、プレッシャーを感じてしまう方もいるはずです。あまり高価なものは避け、相手が気負わないものを贈りましょう。また、中には「チョコレートが苦手」という方もいるため、渡す相手に合ったものを選ぶのもポイントです。
バレンタインは職場の女性みんなから贈るのがおすすめ
おすすめは「女性社員でまとまってあげる方法」です。「男性社員の数が多くて経済的に厳しい」「チョコを選ぶのが面倒」といったモヤモヤを解消できます。
男性社員に同じものが配られるため、不公平感を与えない点もメリットの一つです。また、個々にチョコを用意すると、チョコの相場にも気を使います。時には「周囲より高いものをあげてしまった」という起こり得るでしょう。そのような場合に他の女性社員から「ぬけがけ」と思われないためにも「みんなで配る方法」がおすすめです。
職場でのバレンタイン 注意点は?
では、チョコレートを職場で渡す場合には、どのような点に注意すべきなのでしょうか。ここまでに紹介した「高価すぎるものは避ける」「チョコが苦手な人にも配慮」に加え、ここで紹介するポイントもチェックしておきましょう。
既婚者にも渡すべき?
不公平感が出ないよう、職場の既婚者・恋人がいる方にも同じようにチョコを配るようにします。ただし、「派手すぎるもの」「意味深なメッセージ付きのもの」は、自宅に持ち帰った際に面倒が起こる可能性があります。できるだけシンプルなものをあげるようにしましょう。
社内に本命の人がいる時は?
社内に思いを寄せる人がいる場合には、周囲に人がいない場所・タイミングで特別なプレゼントを渡してみてはいかがでしょうか。メッセージを添えると、さらに思いが伝わるはずです。
職場は”公の場”であるため、すでにお付き合いをしている男性が社内にいる場合には、職場以外でプレゼントを渡すのがいいでしょう。
職場のバレンタインにまつわる疑問 あげるならどんなものがいい?
最後に、職場で渡すバレンタインのチョコ選びに関する疑問とその対処法を紹介します。もらう人の立場になって考えるのがポイントです。
手作りはあり?
「気持ちを伝えるなら手作りで!」と考える方も少なくありませんが、職場で配るものは手作りは避けたほうが無難。というのも、中には「何が入っているのだろう」「衛生管理は?」など、と考える方もいるからです。また、「自分のことが好きなのかな?」と勘違いしてしまう人もいるかもしれません。
ばらまき用がおすすめ
特別な事情がない限りは手作りは避け、ばらまき用のお菓子・チョコを用意するのがおすすめです。特にラッピングをし直す必要もありません。渡す時には「よければどうぞ」と声をかければ、相手に負担をかけず、かつ誤解を与えずにすみます。
職場のバレンタインの相場は?
個別でチョコをあげる場合には、1人あたり500円以内を目安にしましょう。特にお世話になっている上司、先輩がいる場合には、1,000円前後のものをあげるのもいいかもしれません。自分が管理職で、社長など経営層の方に贈る場合には、安すぎるものは避け、2000円前後を目安にします。
サイズは?
職場でチョコをあげる場合には、「食べきりやすいサイズ」を意識しましょう。もらう側からすると、大きすぎるものは持って帰りにくく、デスクに置いておくのもかさばってしまいます。「お金をかけられないから大きいものを」と考えがちですが、小さめのサイズの方が喜ばれるはずです。
渡すタイミングは?
チョコやプレゼントを渡すタイミングは、始業前かお昼の時間が望ましいでしょう。仕事中、特に忙しい時間帯に渡すのはマナー違反です。不在の人には、帰ってきたタイミングで、話しかけても問題のなさそうな時に渡すようにします。
また、もしバレンタインデーが休日の場合には、休み明けよりも前もって渡しておく方がいいでしょう。
文/oki