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お稲荷さんと関係の深い2月の「初午」って何をする日?

2020.02.05

毎年2月にやってくる、初午(はつうま)の日。「聞いたことはあるけど何をするのか、どのような意味があるのかは知らない」「あまり馴染みがない」という方も多いだろう。

そこで本記事では、初午とはどのようなものなのかを解説した上で、初午の日に日本各地で開催される行事を紹介する。これからは初午の日も年中行事に加えてみよう。

初午とは

年ごとに干支は変わるが、それと同じように一日単位でも干支が存在するのをご存知だろうか。「子、丑、寅......」と繰り返され、その日ごとの十二支が割り振られている。

初午とは、2月に最初に訪れる「午の日」のこと。全国の稲荷社では豊作祈願・家内安全・商売繁盛・厄払いなどの祭礼が行われる。

初午の起源

稲荷社の総本宮として知られる伏見稲荷神社のご祭神「宇迦御霊神(うかのみたまのおおかみ)」が、伊奈利山(いなりやま)に降りた日が和銅4年2月11日(午の日)であったことから、2月最初の午の日に祭礼が行われるようになった。

2月の2回目の午の日は「二の午(にのうま)」、3回目は「三の午(さんのうま)」とも呼ばれ、これらの日にも祭礼を行う地方もあるようだ。なお旧暦を基にしている場合には、3月最初の午の日に行事を行うこともあるようだ。

初午には何をするの?

午の日には全国の稲荷社では盛大な祭礼が行われるが、より身近なところではその日に「火の用心」のお札を貼る習慣がある地域もある。当日に消防団員が各家庭をまわり、火の用心を呼びかけるようだ。

また、「初午の日から習い事を始める」という風習もあったようで、江戸時代にはこの日に寺子屋へ入門したといわれる。「今年こそは何か習い事を始めたい」という方は、初午の日から始めてみるのもいいだろう。

2020年の初午はいつ?

日ごとに割り当てられている十二支は異なるため、初午の日は毎年同じ日にはならない。2020年は、2月9日(日)が初午の日になっている。

初午に食べるものは?

初午の日にはいくつかの"行事食"が存在する。家内安全・商売繁盛を願う方は、ここで紹介する食べ物を用意してみてはどうだろうか。

油揚げ、いなり寿司

稲荷神の使いとされる狐は、油揚げが好物であるため、初午の日には「いなり寿司」を供える風習がある。また、そのまま油揚げだけで供えられることもあるようだ。

初午の日は毎年異なるが、日本記念日協会認定が定める「初午いなりの日」は2月11日に設定されており、大手コンビニチェーンのセブンイレブンでは、「初午いなり」が販売される。

しもつかれ

「しもつかれ」は、栃木県を中心とした北関東で古くから伝わる郷土料理。鮭の頭・"鬼おろし"ですった大根・にんじん・油揚げ・大豆・酒粕を煮てつくる料理で、おせち料理や節分で余った豆を活用できるレシピとしても知られている。

初午団子

午の日には"蚕(かいこ)の神様"を祀る行事が行われることも多い。特に養蚕の盛んな地域では、繭の形に見立てた「初午団子」を作りお供えする風習が残っている。初午団子をたくさん作り、近所の家に配ることで「たくさん繭ができる」と信じられているようだ。

旗飴

旗飴(はたあめ)とは、旗を巻いた棒の先に"飴"をつけたもの。商いを行っている家では、商売繁盛のご利益があるとされることから、稲荷信仰が一般的だった。その家に子供が訪れ、飴をもらうことで「ご利益を分けてもらえる」と考えられており、子供たちが「旗飴ちょうだい」と言いながら練り歩く風習もある。

初午の日に行われる全国の行事

最後に、初午の日に全国で開催される行事やイベントを紹介する。それぞれに行事を行う"意味・目的"や雰囲気が大きく異なるため、毎年違うところを訪れてみるのも面白いはずだ。

伏見稲荷大社初午大祭(京都府京都市伏見区)

全国におよそ4万社あると言われる稲荷社の総本宮、伏見稲荷神社では初午の日に「初午大祭」が行われる。2日前の「辰の日」には稲荷山の杉・椎の枝で作った“青山飾り”がご本殿などに飾られ、当日には、参拝者に御符(しるし)として「商売繁昌」「家内安全」の"しるしの杉"が授与される。多くの人で賑わいを見せる一大イベントだ。

伏見稲荷大社公式サイト

鹿児島神宮 初午祭(鹿児島県霧島市)

鹿児島神宮では、鹿児島県の三大行事の一つに数えられる「初午祭」が開催される。毎年20万人以上の人が集まる初午祭では、日本各地の稲荷社とは異なる風習がある。それが「鈴かけ馬踊り」。花や錦などで飾った鞍・たくさんの鈴が連なった胸飾りを付けた馬を、三味線や鐘、太鼓などの音楽に合わせて"足踏み"させ、馬が踊っているように見せる行事だ。馬の後ろに数十名の踊り連が参道を練り歩き、「商売繁盛」に加え「厄払い」「歳祝い」も祈念される。

霧島市公式サイト

岡寺山継松寺(三重県松阪市)

三重県松阪市にある岡寺山継松寺では、毎年3月はじめの土日に「初午大祭」が開催される。2月ではなく3月に行われるのは、旧暦を基にしているからのようだ。岡寺山継松寺の初午は、「厄落とし」として行われる。厄年の女性たちが着物を着て行事に参加し、"袖を降る"ことで「厄を払い幸せを招き入れる」という意味があるそうだ。

岡寺山継松寺公式サイト

初午祭(長崎県対馬市)

長崎県対馬市では、寺社ではなく「目保呂ダム公園内」で独自の初午祭「馬とばせ」が行われる。2月、3月ではなく10月に行われるのが特徴だ。公園内にある特設馬上で、対州馬による草競馬を実施。乗馬体験ができるなど、他のお祭りに比べると家族全員で楽しめる"イベント要素"が大きいのが特徴だ。

日本観光振興協会公式サイト(長崎)

文/oki

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